【トイレ排水の2タイプ】壁排水・床排水の違いや仕組みを徹底解説!

トイレの排水方式には2パターンあるのはご存知でしょうか?

そうです、実はたった2パターンだけ。それが壁排水(Pタイプ)と床排水(Sタイプ)です。

 

そしてこの2パターンは、自宅のトイレを見れば簡単に確認することができます。

今回はこの2パターンについて、その見分け方からそれぞれの特徴といざという時のための対処についてまとめます。

 

この記事を読んでいただくことで、自宅のトイレのタイプを判別することはもちろん、排水の水漏れがあった時に的確な対応ができるようになりますよ

 

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トイレ排水の見分け方

トイレ排水のタイプは、考え方は洗面台のトラップと同じです。以下にリンクする記事中にある「1.洗面台の排水口に必ずあるトラップという仕組み」に書いてありますので、確認してみてください。

参考:洗面台の排水口の臭い・つまりを完全除去するたった1つの方法とは?

 

では、自宅の便器の後ろ側を確認してみましょう。次の写真を見てください。

排水管が壁の中に向かっている、またはトイレ内の竪管に接続されているなら、壁排水(Pタイプ)です。
※便器が壁に掛かっているケースもあります。

※工事中なので壁がブルーシートで養生されている状態です

 

それ以外は、以下のイラストのような床排水(Sタイプ)となります。

 

タイプによって流れやすい・にくいはないですが、壁排水は接続部が見える(壁掛けタイプは見えない)ので、万が一水漏れした場合に原因を究明しやすいという点があります。

では、具体的にそれぞれのタイプについて説明していきます。

トイレが壁排水(Pタイプ)のケース

壁から出ている配管に便器が接続されているのが壁排水のPタイプです。

壁掛け型(一般的な住宅にはあまり採用されない)を除けば、配管との接続方法は次の2つ。

 

  1. 配管に直接接続されている
  2. 蛇腹ホースなどで接続されている

 

それぞれ説明していきます。

 

配管に直接接続されている

壁に隠蔽されているパイプシャフトには竪管という、その名の通り縦に伸びる配管があります(平屋建ては除く)。

その竪管から分岐している配管に直接便器が接続されているのがこのケース。

 

接続部には専用のパッキンが使用されていて、水漏れの大部分はこのパッキンの劣化が原因です。

パッキンの交換には便器を外す必要があるのですが、便器の外し方は他の記事でまとめますので、ここでは「パッキンの劣化により接続部から漏れる可能性がある」ことを押さえておきましょう

参考:便器の本体を外す7ステップ

 

蛇腹ホースなどのジョイントを使用して接続されている

接続に使用される蛇腹の多くは、アキレスジョイントと呼ばれる製品で、素材はラバーかステンレスです。

ステンレスの方が稀で、私自身、都営住宅でしか見たことがありません。接続には配管に直接接続されているケースと同じパッキンが使用されます。

 

ラバー素材の方は広く採用されており、接続にパッキンは必要なく、バンドを締め付けるだけです
※章で説明したPタイプの写真にある銀色のバンド。

ただ、ラバー素材は長い年月が経つと硬化してくることが多く、そうなるとちょっとしたズレや飲み込み不足などで、ジワリと漏れてくることがありるのです。

 

こうなると、いくらバンドを締め付け直しても、漏れは止まらない可能性大。

ですから、漏れを発見した時に蛇腹がプラスチックのような感触なら、いっそのこと蛇腹本体を交換しましょう。以下に簡単ですが、手順を書いておきます。

 

  1. 便器側・配管側のバンドを緩める
  2. 蛇腹を縮めるようにして外す
  3. 新しい蛇腹を便器側・配管側に挿し込む(内側を少し濡らすと楽)
  4. 両方のバンドをキツく締め付ける

※バンドは8㎜の六角形になっていますから、8㎜のソケットビットマイナスドライバーで回すことができます。

 

壁掛け型について

一般家庭で壁掛け型の便器を採用している方は、そうはいないと思います。

このタイプは壁の中に便器を固定するための土台が取付けられており、配管との接続部分にはガスケット(3章で詳しく説明)が使われています。

 

住戸用としては、壁の中ではなく背中側に棚を設け、その中に土台を隠蔽する商品が多いようです。

何れにしても取付け方もかなり特殊なので、自分でどうにかするのかなり面倒ですから、ここでは詳細は割愛しますね。



トイレが床排水(Sタイプ)のケース

便器の真下に排水が流れていくのがSタイプ。配管との接続部分は便器で隠れています。

以下の写真は便器を設置する前の、接続部分があらわになっているものです。

 

便器と排水管の接続部分には、ガスケットというゴム製のパッキンとは異なるものが使われています。

このガスケット、とても特殊な素材で非常に粘着性が高いです。例えるなら「超固いモチ」または「固まりかけたセメダイン」と言ったところでしょうか。

配管工としては、便器を外した時にこのガスケットをきれいに取り除くのにひと苦労。ガスケットは再利用禁止ですから、取らないわけにはいかないのです。

 

粘着性と密着性の高さから、位置さえ合っていれば接続部の水漏れはほぼ無いと思っていただいて大丈夫です。

Sタイプも便器の外し方には触れませんが、ガスケットに関してポイントを1つ。

 

それは「粘着力は水気で無くなる」ということ。つまり、濡れている面には貼り付きませんし、剥がす時にはマイナスドライバーなどを水に濡らしながらやると、いくらかスムーズですよ。



補足:「リモデル」という形式

便器を交換する時に、前後の位置を変えたり、今付いているものより大きな(小さな)便器にする可能性もありますよね。

便器が壁排水の場合は、2章で説明したアキレスジョイントの長さを変えることでそれが可能です。

 

一方、床排水は「リモデル」という形式により前後の位置を変えられます

写真の矢印部分の配管の長さを変えることによって前後の位置を変えられるわけです。

 

最近の床排水の便器は、ほとんどがリモデルタイプ。

なので、便器を目一杯奥の壁に近づけて設置することで、トイレの面積を最大限に活かせるわけですね。

今回のまとめノート

トイレは毎日使うものでも、排水のタイプを気にすることはないかと思います。

今回はそんなトイレ排水のタイプを2つご紹介しました。

 

ご自宅のトイレを確認して見る気になったでしょうか?

もしトイレの排水から水漏れがあったり、自分で便器を交換しようかなと思ったりした場合には、少しでも今回の記事が参考になればありがたいです。

 

 

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