【塩ビ管の接続方法】のり付け用の継手を使った配管手順を完全解説!

「塩ビ管」と言えば、大小規模を問わずどんな建物にも使用されている管です。

そんな塩ビ管の代表的な接続方法と言えば、のり付け用の継手を使ったもの

 

専用の接着剤を使用して、継手と管を接続していく手法です。

今回はこの接続方法について、必要な道具・接続手順・ポイントを完全解説します。

 

※非常にボリュームがありますので、目次から必要な箇所だけ見ていただいても良いかと思います。

塩ビ管の概要

 

塩ビ管はビニル管などとも呼ばれ、正式には「硬質ポリ塩化ビニル管」と言います。

色はグレーがほとんどですが、藍色やワインレッドの特殊なものもあります(後述)。

 

材質がビニールなので、ノコギリなどで簡単に切断することができ、価格も他の管種に比べると安いです。

また、塗装されている場合はパッと見で塩ビ管に見えないこともありますが、軽く叩くと「コンコン」と軽い音がするのですぐに分かりますよ。

排水用の塩ビ管の接続方法

住戸内の排水管は、古い建物なら鋼管(団地やマンション)ということもありますが、新たに配管する場合は、ほぼ塩ビ管と思っていただいて問題ありません。

ということで、種類~手順まで詳しく説明していきますね。

 

排水に使用される塩ビ管の種類

排水用として使用される塩ビ管には、「VPとVU」の2種類あります。

VP

肉厚でしっかりとしています。軽いですが、結構硬いです。私たち配管工の間では、通常「塩ビ管」と言えばこちらのVP管のことを指します。

 

VU

VPに比べると肉薄で軽量、価格も安いですが、強度は劣ります。我々が工事でこのVU管を使うのは外構工事か200㎜以上の太さの配管です。

ただ、戸建ての場合は大手のハウスメーカーでもこのVU管をメインで使うことが多いようです。何しろコストが違いますからね。

 

選択すべき管の太さ

排水管は流れるであろうものによって選択すべき管の太さ(管径)が決まっています。

なぜなら、適切な管径を選択しないと、すぐに配管がつまってしまったり、溢れたりしてしまうことがあるから。

 

大きな異物が流れる可能性があり、流す水量も多いのに管径が細ければ、そうなってしまうのは簡単に想像できますよね。

例えば、住戸の代表的な排水管の太さをあげておきます。

 

  • トイレ:75㎜
  • 洗濯:50㎜
  • 風呂:50㎜
  • 流し:50㎜
  • 洗面台:40㎜

 

これらの管径を確保するようにしてください。

ちなみに、各器具の排水(枝管と呼ぶ)は1本に合流して流れるようになるのですが、それを「メイン管」と呼び、太さは100㎜以上でなければなりません。

 

トイレが無ければ75㎜や65㎜のメイン管でも構いませんが、合流する各配管の1~2サイズは太くするようにしてください。

 

この写真は、とあるワンルームマンションの排水配管です。

各枝管が、①洗濯、②流し、③洗面、④ユニットバスであり、それが75㎜のメイン管に合流している形です。

 

ちなみに、このケースではトイレだけは別の系統になっていて、これは「汚水」と洗濯などの「雑排水」を明確に分けている設計だからです。

 

継手の種類

管同士の接続に使うのが「継手」です。

塩ビ管で排水用ですと、「DV継手」と「VU継手」の2種類あり、「排水に使用される塩ビ管の種類」でご紹介したVPに対応するのがDV継手、VUに対応するのがVU継手となります。

 

どちらの継手でも接続自体はできるのですが、厚みが違うため管内に凹凸ができてしまうので注意が必要です。

 

この管内の凹凸が、管のつまりや流れの悪さの原因になりますから、できるだけ揃えてくださいね。

では具体的な継手をご紹介していきます。

継手は種類がすごく多いのですが、まず最初に必ず抑えておきたいのが以下の3つ。

 

  • エルボ(L)
  • チーズ(T)
  • ソケット(S)

 

最初なので、それぞれ少し詳しくお伝えしていきますね。

 

エルボ

流れの方向を変えるための継手で、真っ直ぐな配管を左右上下方向に曲げることができる最も多く使う継手です。

 

通常はエルボといえば、90°方向に曲がるものを指しますが、もう一つよく使う継手として、45°方向に曲がる45°エルボもあります。

 

それから、90°のカーブが大きくなっている、「大曲がりエルボ(ロングエルボ)」もあります。

距離が確保できるなら、流れがスムーズなのでこちらのエルボを選択した方がベターです。

 

また、排水用の継手は完全に直角ではなく、ほんの少しだけ角度がついています。

これは排水配管に水が流れるための勾配をつける必要があるからですね。

 

チーズ

経路を分岐(合流)させるための継手です。

 

住戸内では、洗面台や流しなど複数の排水が最終的に1本に合流して外部に流れていきます。

そのため、チーズを使って各器具からの排水を合流させる配管ルートにするわけです。

 

エルボと同じく、大きく曲がっている種類もありますから、やはり可能ならこちらを使いましょう。

 

ソケット

管同士を単純につなぎ合わせて延長する継手です。

 

長い距離を真っ直ぐ配管する場合、管が1本(最長でも1本4m)では足りませんから、ソケットを使って延長してあげます。

また、既存の管を一部撤去してそこから配管するような場合にも使えますね。

 

接続に使う道具

接続方法を説明する前に、用意したい道具をご紹介していきます。

どれもホームセンターやネットで簡単に手に入るものですよ。

 

スケール(コンベックス)

寸法(長さ)を測るのに使います。

現場でハードに使うのであれば、しっかりとした2,000円~3,000円くらいのものを選ぶべきですが、DIYで使うだけなら500円のワゴンセール品でも構いません。

ただ、テープの目盛りは表裏両面に書いてあるタイプをおすすめします。

 

ちなみにですが、私が断然おすすめするのはタジマ製のスケールです

その理由やラインナップを以下の記事で紹介していますので、興味のある方は読んでみてください。

参考:タジマのスケール(コンベックス)完全攻略!おすすめ機種の特徴を比較

 

シャーパー(塩ビのこ)

管を切断するのに使います。使い勝手は普通のノコギリと変わりません。

刃を簡単に「取付け⇄取外し」できるので、鈍ってしまってもすぐに交換できますし、安価なので手に入れやすいですよ。

 

塩ビのり(接着剤)

継手と管の接続に使う接着剤です。フタにハケがついていて、継手や管に塗れるようになっています。

 

色んな種類がありますが、大きく分けて「青か透明」に分かれますので、露出箇所や綺麗に仕上げたいなら透明、それ以外は青と覚えておきましょう

1kg缶(写真の大きい方)はハケが大きいので75㎜以上の太さに適しています。

 

一方500㎖缶(写真の小さい方でそれより小さいサイズを含む)は、65㎜以下に適しています。

どちらがダメとかではなく、サイズが合っていないと単純にすごく塗りにくいということです。

 

以下の製品は透明の500㎖缶です。

 

ウエス(ボロきれ)

接着面のホコリや、はみ出た接着剤を拭き取ります。

雑巾や不要な衣類などがあれば特に買う必要はありませんが、タオル地でないと拭き取りにくいので注意してください。

 

カッター

管を切断した後に面を取るのに使います。

特に種類は問いませんが、工作で使うような刃が細いタイプはおすすめしません

 

また、もしまとまった量の配管をするならば、一気に内面と外面の面が取れる「メントリー」と呼ばれる工具がおすすめです。

 

マジック

管の切断箇所や継手の飲み込みをマーキングします。

目立たない色(パイプと同色のグレーなど)は単純に見にくいので、選ばないでくださいね。

 

水平器

配管の水平や勾配を見るのに使います。

安ければ精度が悪いということはありませんが、45°を見ることができて磁石がついているタイプがおすすめです。

 

接続の手順

ここから肝心の接続手順を説明していきますね。

ここはとても重要なので、何度も見返していただきたい部分です。では見ていきましょう。

 

①寸法(長さ)を測る

最初に必要な管の長さを測ります。

測り方は、例えば配管ルートのエルボ~エルボまでを測る場合、以下の図のようになります。(芯芯の部分)

 

この図で言う「芯」は継手の中心であり、「先」は管の先のこと。

つまり、方向を変えたり分岐したりソケットで延長したりする箇所の、「継手と継手の間を測る」のが基本となります。

 

現場での配管ルートは、図面で決まっている場合や、図面が無くても最初にほとんど決めてしまう場合が多いです。

なので、DIYでやる場合でも、ある程度最初に障害物や他の配管などを避けたルートを決めておいた方が良いでしょう。

 

②管を切断する

寸法を測ったら、それに従って管を切断します。その際に必要になってくるのが「芯引き」という考え方。

芯引きとは、芯芯寸法または芯先寸法から、継手の中心~管の端までの長さを引いて、管の切断寸法を出すことです。

 

これは先ほど「①寸法を測る」の部分でイラストで紹介した「切寸」を算出しているわけですね。

例えばエルボに関する芯引きは以下のようになっています。

 

これは「芯引き表」と呼ばれるもので、継手の種類ごとにありますから、その時に使う継手の数字を参照することになります。

芯引き表はネットで簡単に検索することができまして、「DV継手 芯引き」などで検索すれば、メーカーの資料を見つけることができます

 

芯引きの数値の測り方

もし資料がない(見つけられない)なら、その場で芯引きを測ってしまうことも可能です。やり方としては以下の手順になります。

 

  1. 壁や床など平らな面に継手をドンと押し当てる
  2. その面から芯までの長さを測る(目見当でOK)
  3. 測った長さから飲み込みの長さ(上の表でL−Z)を引く

 

これは結局のところ、上の表で目で見て測ったLの長さから飲み込みの長さを引いて、芯引きであるZの値を出しただけなんですけどね。

でもこの方法を使えば、ほとんどの継手の芯引きを表無しに知ることができます。もちろん完全に正確な数値は出ませんが、配管には支障のないレベルです。

 

それからもう一つ管を切断する際に大事なのが「真っ直ぐ切る」こと。

真っ直ぐ切れていないと、のり付けした際に完全に飲み込んでいる部分と、飲み込みが甘い部分ができてしまうからです。

 

ただ、パッと見ですごい斜めに切れてるなぁと分かるレベルでなければ、そこまで神経質になることはありませんよ。

 

③面を取る

管を切断したら、管が継手に入りやすくなるよう、カッターで面を取りましょう。

 

外面はのり付けに関係しますが、内面もバリが残っているとそこに排水の異物が引っかかって蓄積し、流れを悪くしたりつまりの原因となったりします。

 

④飲み込みのマーキングをする

継手の飲み込み分の長さを、管側にマーキングします。これによって管がしっかりと継手の奥まで入ったかを確認するわけです。

現場ではよく線に丸を描いたりしますが、この辺りは線だけでも構いませんし、目立たせたくなければエンピツでも構いせん。要はしっかりと入ったことを確認できれば良いですから。

 

もし、しっかりと入らなければ、その先の寸法が狂ったり漏れたりする原因になりますので注意してください。

 

⑤管と継手に接着剤を塗る

管と継手の両方に接着剤を塗ります。ポイントは以下。

  • 塗る面の水気や汚れを拭き取る
  • 継手から薄く均一に全体的に塗る(管から塗ると置いておくのに困るため)
  • 管の飲み込む部分のみに均一に塗る
  • できるだけ時間をかけずにサッと塗る
  • 接着剤が垂れるので、ウエスなどで養生しておく

 

⑥継手に管を挿入

管を継手の口に合わせ、一気に力を入れて挿し込みます。

マーキングまで入ったら、接着剤が乾くまで10 秒くらいは力を抜かずに押さえておきましょう

 

数秒のうちに乾いてしまいますから、角度を調整する場合はこの間に行ってください。(排水勾配については後述)

もし力いっぱい挿入してもマーキングまでうまく入らない場合は、すぐに抜いて接着剤をできるだけ拭き取り、一旦仕切り直すべき。

 

その際、原因として以下の点を確認し、もう1度チャレンジしてみてみてください。

  • マーキングの長さは合っているか
  • 接着剤はムラなく塗れているか
  • ゴミが付着していないか
  • 継手と管の角度は平行か
特に継手と管の角度が合っていないと、どれだけ力を入れても入りません

ちなみに、2回目以降は抜けやすくなるので押さえておく時間を少し長めにするのと、やり直しは多くても3回までにした方が良いです。管も継手も接着剤によって溶けて擦り減ってしまいますから。

 

⑦はみ出した接着剤を拭き取る

挿入後にはみ出した接着剤は綺麗に拭き取りましょう。

見栄えも悪いですし、垂れると後から取れなくなりますので。

 

排水配管の勾配について

排水配管は自然に流れるようにするために勾配をつけなければなりません。これは絶対です。

もし勾配が確保されていなければ、流れが悪かったり量を流すと溢れてしまったりするのは確実。

 

理想的な数値としては、管の太さが65~100㎜は1mで1㎝(1/100「ひゃくいち」という)、50㎜以下は0.5mで1㎝(1/50「ごじゅういち」という)ですが、そんなにシビアに考えなくても大丈夫。

目安としては1/100で統一しておき、所々緩くなってしまったとしても問題ありません。

 

ただし、絶対にNGなのは「逆勾配」と言って流れと逆方向の勾配になってしまうこと

当たり前ですが流れません。この点だけはくれぐれも肝に銘じてくださいね。

 

排水配管の末端はどんな状態になる?

排水管の各末端(上流側)がどうなるかといいますと、便器や洗面台など器具の排水が接続されます。

配管は床下や壁内に隠蔽されることがほとんどですから、大まかな流れとしては「配管→壁や床の仕上げ→器具との接続」となるわけです。

 

つまり、床や壁で塞がれても良い状態で一旦配管を止めておいて(この状態を「待ち」と呼びます)、仕上がった後に器具を収めて配管と器具を接続することになります。

この「待ち」は取付ける器具によって様々ですが、「どの位置で待つか」が最初から決まっています。

 

これは各器具に対して「承認図」というものが存在し、どのように配管しておけば良いかが載っているから。例えば洗面台だと以下のような感じです。

 

正面や横から見てどの位置に排水(給水)があれば良いかが分かりますよね。

器具にもよりますが、ほとんどの場合仕上がり面にとパイプ面が一致するようにしておきます。

 

管を最初に接着しておくのは熟練の職人でも厳しいので、仕上げまで仮のパイプを挿しておき(ヤトイと呼ばれます)、仕上げ後に寸法を測って接着することが多いです。

給水用の塩ビ管の接続方法

給水配管を塩ビ管で行うこともできます。

材質的には排水用と変わりませんが、専用の塩ビ管(後述)を採用することが多いです。

※排水と同じ内容は割愛しています。

 

給水用塩ビ管の種類

まずはよく使われる3種類を解説していきますね。

 

通常のVP

排水用のVPとほぼ変わらない(印字が給水用になっている)塩ビ管です。

 

安価ですが強度に不安があるため、通常は給水用と言えば次にご紹介するHIVPが使用されます。

出番があるのは主に仮設用や仮繋ぎなどの給水ですかね。

 

もちろん、屋内でちょっと配管したり配管家具を作ったりするのには全く問題ありませんよ。

ちなみに給水管は水圧がかかるため、排水管のVUのような薄肉はありません。

 

耐衝撃性のあるHIVP

衝撃に強く給水の塩ビ管といえば、私の業界ではこのHIVPです。

 

普通のVPとは異なる藍色で、価格も少し高め。

本格的にリフォームする場合や、モルタル内に配管が埋まる場合には、こちらのHIVPの使用をおすすめします。

 

耐熱性のあるHTVP

耐熱性があるため、給湯配管に使用されるのがHTVPになります。

 

給湯器から各器具までの配管に使用することが多いです。

価格の方はやはり少し高めですが、熱による配管の劣化は大きいので、給湯には使用することをおすすめします。

 

継手の種類

使用する継手は、管の種類ごとに異なります。

  • 給水用VP → TS継手
  • HIVP → HI継手
  • HTVP → HT継手

※排水用のDV継手やVU継手は使えません。

 

それぞれ管と同じ色をしているため、すぐに見分けはつくと思います。

給水配管は水圧がかかるため、排水用の継手よりも飲み込みが長くなっているのが分かりますね。

 

また、給水用VPとHI継手、HIVPとTS継手の組み合わせは可能ではありますが、できるだけ種類は揃えてください。

見た目的にもおかしいですしね。

 

接続に使う道具

給水用塩ビ管の接続に必要な道具を説明していきます。ほぼ排水用の塩ビ管と同じですので、異なる部分だけ書きますね。

給水用VPの接続には透明タイプの接着剤を使用しますが、HIVPとHTVPにはそれぞれ専用の接着剤があります。

 

専用の接着剤を使わなければ必ず漏れるというわけではありませんが、施工性も違ってきますからここは守るようにしてください。

それから、もしまとまった量の配管になりそうな場合は、塩ビカッターがあると便利です

 

塩ビカッターはハサミのような要領で管を切断できる工具。住戸内の給水配管は20㎜や25㎜ですから、もし買うなら小さいタイプで構いませんよ。

 

接続手順

給水用塩ビ管の接続手順は、基本的には排水用塩ビ管と変わりません。

ですので、特有の部分だけ詳しく説明しますね。

 

①寸法を測る

寸法の測り方は排水用と同じですが、「芯引き」の値は異なりますので、それぞれの継手の値を参照してください。

例えば、HI継手のエルボは以下のようになっています。

 

また、HI継手とTS継手は同じ値で、HT継手は独自の値となっています。

この数値は規格品ですから、ネットで「HT継手 寸法」などと検索すれば、資料がすぐに見つかりますよ。

 

②管を切断する

切断要領は排水と同じです。塩ビカッターだと切粉が出ないので掃除が楽ですよ。

 

★切断のポイント

給水用の塩ビ管は飲み込みが長く入りにくいため、算出した切断長さより3㎜くらい短めに切ると、接着した時に丁度良い寸法になります。

決して短くしすぎてはダメですが、我々プロが使う小技です。

 

③面を取る

面取りは同じですが、給水・給湯用は入りにくいので、特に外面をよりしっかりと取るよう意識してください。

特にHTはプロでもしくじることがあるくらいなので、気をつけましょう。

 

④飲み込みのマーキングをする

排水用とは数値が異なってくるので、先ほどのような寸法表を参考にマーキングしてください。

 

⑤管と継手に接着剤を塗る

排水に比べて細い管が多いので、接着剤が大きいと非常に塗りづらいです。

なので、500㎜以下のものを選ぶのが理想です。

 

⑥継手に管を挿入する

ここは気合を入れて、できるだけ迅速に一気に挿入しましょう。

もし、マーキングまで全然入らないと感じたらすぐに抜き、付着した接着剤を拭き取って再チャレンジです。

 

その際は排水用の項であげた点をよく確認してください。

特に継手と管の角度を一致させることは重要ですよ。

 

⑦はみ出た接着剤を拭き取る

床や壁に付いてしまわぬように拭き取りましょう。

 

給水配管の末端はどんな状態になる?

給水管の末端も排水管と同様に、洗面台や便器など何らかの器具が接続されることになります。

給水の場合、13㎜のメッキ管と止水栓をねじ込む場合がほとんどです。

 

こういった止水栓をねじ込んで、そこからフレキと呼ばれる自由に曲げられる配管を使って蛇口と接続します。

もしくは、蛇口から出ているホースを止水栓に接続するという方式です。

※写真の「ワン座」は給水管との接続部を隠して綺麗に見せるためのもの

 

つまり配管をする際は、止水栓をねじ込める継手である「水栓エルボ・水栓ソケット」を、床や壁の仕上げ面に合わせて固定しておくのがセオリーになります。

 

このような継手のねじ込み面を、壁や床の仕上げ面と合わせておくわけですね。

塩ビ管の塗装について

配管は本来、床下・壁内・天井内に隠蔽されていますから、塗装はしません。ですが、露出となる箇所や配管家具ならば塗装したくなるかと思います

配管に関するマニュアルなので塗装の詳細については触れませんが、2点だけポイントというかアイデアを書いておきますね。

 

①接着剤は綺麗に拭き取っておいた方が良い

接続手順にも書きましたが、のり付け時にはみ出した接着剤をしっかりと拭き取っておいた方が、塗装の仕上がりも綺麗になります

塗料によっては接着剤が付着している部分は、塗装の乗りも変わってくるかもしれません。

 

②鋼管のような質感も出せる

よくディズニーランドの内外装が、アトラクションに合わせて絶妙な質感で塗装されているのを見かけませんか?

普通ではあり得ないくらい派手な配色だったり、あえて錆びているような質感を出していたり。それに合わせて配管もうまく塗装されていて、本来の材質が何かパッと見では分からないくらいです。

 

それを踏まえてお伝えしたいのは、「塩ビ管でも鋼管(鉄管)のような質感に塗装できる」ということ。

もちろん手間はかかりますが、本物の鋼管では材料費も高くなるし接続手順も難しくなりますから、やる価値は十分にありますよ。

 

強度の面では負けますが、軽量で扱いやすいですしね。こんな感じです。

今回のまとめノート

塩ビ管は配管の中でも代表的な管種であり、私のような配管工も施工する機会は非常に多いです。

今後もすぐに無くなることはないでしょう。

 

今回はそんな塩ビ管の接続方法として「のり付け用の継手を使った接着」についてまとめました。

マニュアルとしても使用できますから、ぜひ活用してくださいね。

では、良い配管工ライフを!

 

Twitterでもコアな情報発信しています。フォローしてもらえると泣いて喜びます!

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です