私も配管工として水に関わる仕事をして長いですが、日々生活する中で「これはマジで便利!買って良かった〜」と感じているモノがいくつかあります。
そんな中でも水道に関連する仕事をしている身として、「水」にまつわるモノを10個ご紹介します。
どれも生活を豊かに快適にできるモノですから、気になる製品があったらそれだけでも確認してみてください。
加えて、「これはちょっと微妙だった」というモノも番外編として書きましたので、検討している方はどうぞ。
ブリタBritaポット型浄水器【アルーナ】
最初にご紹介するのはポット型の浄水器です。
浄水器と言えば、普通は蛇口の先端に取り付けたり水栓に内蔵されていたりしますよね。
この製品はポットがカートリッジを内蔵した2層構造になっており、上層部に水を注ぐことでカートリッジを通過した水が下層部に溜まる仕組みになっています。
我が家では子供も含めてペットボトルの水(2ℓ)をめちゃくちゃ飲んでいましたので、それをもっとecoで安価にできないかと考えた結果、本製品に行きつきました。
ブリタBritaポット型浄水器【アルーナ】のメリット
- ペットボトルと比較するとゴミが出なくてecoだし捨てる手間もない
- ペットボトルの水を買う(買いに行く)必要がない
- 1つのカートリッジで約1ヶ月使えるので経済的
- 簡単な構造で全てのパーツを丸ごと洗えて衛生的
ブリタBritaポット型浄水器【アルーナ】のデメリット
- 天然水に比べるとミネラル分は少ないと思われる
- 少し大きめなので冷蔵庫のスペースを取る
- カートリッジは定期的に購入の必要あり(まとめ買いがお得)
こんな人にオススメ!
- 水をたくさん飲む(使う)けど、ペットボトルを買ったり捨てたりするのがめんどくさい
- 綺麗な水を低コストで手軽に飲みたい
シャープ除湿機プラズマクラスター【CV-J180W】
湿度が高い梅雨時期〜残暑で蒸す9月頃までの時期で欠かせないのが「除湿機」。
我が家では元々シャープ製の空気清浄機を使っていたこともありまして、除湿機もプラズマクラスター機能があるシャープ製で統一しました。
ちょうど購入前に子供が産まれたことや妻がホコリアレルギーなので、空間のホコリや花粉などに作用してくれる機能は非常にありがたいなと思ったわけです。
水が溜まる(捨てる)機能もシンプルで、湿度がデジタル表示される点が便利です。
シャープ除湿機プラズマクラスター【CV-J180W】のメリット
- ジメジメした湿度を下げられる
- 洗濯物の生乾き臭を防げる(夏時期)
- 結露やカビなどを抑制できる
- 置いて運転するだけの簡単設置
- 溜まった水は植木にあげたり緊急時の水として取っておいたりもできる(飲むのはNG)
- ホース(別売り)をつなげば直接風呂場などに水を流せる
シャープ除湿機プラズマクラスター【CV-J180W】のデメリット
- 本体が重たいので持ち運びは大変
- 稼働中は結構な音がする
- 使わない時期は邪魔になる(しまっておく必要がある)
- 暖かい風とある程度の音が出るので、すぐ隣に長時間いるのは厳しい
こんな人にオススメ!
- 洗濯物の量が多く、じめっとした夏でも洗濯物をしっかりと乾かして生乾きを防止したい
- とにかく湿度を下げて快適に過ごしたい
象印スチーム式加湿器【EE-RQ50-WA】
冬場の乾燥する時期に「加湿器」は必須です。
なぜなら、ウイルスの浮遊率を下げることができますし、肌や喉を乾燥から守ことができるから。
ただ、見た目がおしゃれで機能が充実している製品でも、肝心の加湿能力は微妙で「インテリアとして置いている」みたいな人も多いのではないでしょうか。
このスチーム式加湿器は見た目は完全に湯沸かしポットですが、加湿能力が半端じゃないので、とにかくしっかりと部屋を加湿したい人はこれ一択です。
使用時にはサーキュレーターなどを使って上記を満遍なく行き渡らせるのがポイントです。
象印スチーム式加湿器【EE-RQ50-WA】のメリット
- とにかく加湿能力が高い
- ポットのような簡単な作りなので手入れが簡単
- お湯を沸かした蒸気を解放しているので、菌を撒き散らす心配がない
- サイズも重さも湯沸かしポットと同じくらいで取手もあるので持ち運びしやすい
象印スチーム式加湿器【EE-RQ50-WA】のデメリット
- 電気代が高い
- スチームが高温になるので注意が必要
- 部屋の広さや作りによっては結露することがある
- 定期的なクエン酸による掃除が必要
こんな人にオススメ!
- これまでいくつか加湿器(超音波式・ハイブリット式)を使ってきたが加湿能力に不満があった
- 噴霧される霧の臭いや衛生面を気にせず使いたい
森田アルミ工業 物干しワイヤー【pid 4m】
室内で使用する「物干しワイヤー」です。
以前にレビュー記事を書きましたので、詳細はこちらからどうぞ。
参考:部屋干しに超便利な物干しワイヤー「pid 4M」を徹底レビュー
スペースがあればかなりの量を干せるので、我が家では吹き抜け部に2つ取り付けて使っています。
毛布やシーツなどもマルッと干せるので重宝していますよ。
森田アルミ工業 物干しワイヤー【pid 4m】のメリット
- ワイヤーが結構長い(4m)ので、スペースがあればかなりの量を干せる
- 使わない時にスッキリ収納できて目立たない
- 吹き抜けのようなスペースを有効利用できる
- デザインに生活感がなくシンプルなので、どんな部屋にも違和感なく溶け込む
- 真っ直ぐではなくて少しなら左右の位置をズラして取り付けられる
森田アルミ工業 物干しワイヤー【pid 4m】のデメリット
- ワイヤーなので少したわむ(ハンガーが滑ることがある)
- 強度が確保できる壁がないと設置できない
※石膏ボードや薄いベニアだと落下の可能性あり
こんな人にオススメ!
- 洗濯物の量が多く干す場所に困っている
- 突っ張り棒や置き型の物干しは生活感があるし出し入れも面倒
パイロット【スイスイおえかき】
子供が遊べる、「水でおえかきができる玩具」です。
うちの子供たちは今がお絵描きしたい盛りなのですが、お絵描きの時にとにかく気になってしまうのが汚れ。
子供は夢中になりますから、自分の服だけでなく机・壁・床などまでキャンバスにしてしまうことも・・・
その点、このスイスイおえかきなら水を使うだけですから、そのような汚れとは無縁です。
パイロット【スイスイおえかき】のメリット
- クレヨンや色鉛筆などのように服を汚してしまったり壁に落書きしてしまったりがない
- 水と少しのスペースさえあればどこでもできる
- 乾くと自然に消えるので何度でも繰り返し使える
- ペン以外にスタンプやローラーが付属しているので子供が喜ぶ
- シートが大きいので複数人で遊べる
パイロット【スイスイおえかき】のデメリット
- 乾くと消えるので“作品”としては残せない
- よく乾かしてから収納しないと臭いやカビの原因となる
こんな人にオススメ!
- 洋服や床を汚したくないが大胆なお絵かきを子供にさせてあげたい
- 何人かで同時にお絵かきをやりたい
トイレのつまり解消「スッポン」
トイレのつまりは誰しも人生で1度は経験があるのではないでしょうか。
私も現在は2世帯7人で暮らしていますしトイレを覚えたての子供もいますから、年に何回かはトイレがつまります。
ほとんどの原因はトイレットペーパーやおしり拭きなどを大量に流してしまうことで、これまでに全てのケースでこのスッポンを利用して解決してきました。
もちろん最初は針金で突っついたりレバーの押し引きでバキュームできるような高額な製品まで使いましたが、ハッキリ言ってスッポンが最強でした。
トイレのつまり解消「スッポン」のメリット
- トイレのつまりはほとんどこのスッポンで解決する
- 細長いので省スペースに置いておける
- 適当に突っ込んでグイグイやれば誰でも使える
トイレのつまり解消「スッポン」のデメリット
- 1度使ったらまたしまっておくのを躊躇する
- 長年使わずに置いておくとゴムがヘタったり色素(黒)が浮いてきて使い物にならないことも
こんな人にオススメ!
- いざという時に備えたい
- とにかく簡単につまりを解消したい
レック激落ちくん(メラミンスポンジ)
「激落ちくん」といえば、もはや見たことがない(使ったことがない)という人はいないのでは?
と思うくらい、世間に浸透している掃除グッズですよね。
水だけで使えて安価な上に汚れもしっかり落とせますから、洗面所やキッチン周りの掃除には重宝します。
ここ最近はシリーズもので液体のスプレーや違う素材のスポンジなんかも出ていますが、元祖のメラミンスポンジが最強でしょう。
レック激落ちくんのメリット
- 水だけで使えるので楽チン
- 大体の汚れは落とせる
- 安価なので躊躇なく汚してヘタったら捨てられる
- カットされてないタイプなら好きなサイズにサクッと切って使える
レック激落ちくんのデメリット
- 研磨作用があるため塗装やコーティングが落ちる可能性がある
- 頑固な汚れやガチガチな油汚れなどには対応できない
こんな人にオススメ!
- 特にキッチンや洗面所まわりのちょっとした汚れを手軽に綺麗にしたい
- 衛生面から1度使ったスポンジは処分したい
HiKOKI 高圧洗浄機【FAW80SA】
「高圧洗浄機」といえば一昔前までは業者しか使わないようなイメージがありました。
しかしここ最近では扱いやすい機種も増えてきて、ホームセンターで試したりもできることから、持っている人も増えてきたように感じます。
ただ、意気揚々と高額で多機能な製品を買っても使いこなせず(さほど使わず)宝の持ち腐れという声も聞きます。
なのでまずはここでご紹介するような、コンパクトな機種を使ってみることをおすすめします。
HiKOKI 高圧洗浄機【FAW80SA】のメリット
- 外部の頑固な汚れを落とせる
- 洗車にも使える
- 水圧を利用するのでブラシで擦ったり洗浄剤を使ったりしなくて良い
- 水と電源さえ確保できればどこでも使える
- コンパクトなので持ち運びや収納がしやすい
HiKOKI 高圧洗浄機【FAW80SA】のデメリット
- ホースを接続するためのアダプターは確認が必要(別途購入の必要があるかも)
- 割と大きな音がする
- 慣れないと水浸しになる可能性がある
こんな人にオススメ!
- 戸建に住んでいて床や壁の汚れを落としたい
- ブラシやタワシで擦るのが億劫
タカギ(takagi) 伸縮型パチットデッキブラシ【G270】
バルコニーやポーチなどを「デッキブラシ」を使って掃除する人は多いかと思います。
昔ながらの木の柄と緑のブラシでできたやつを使って良いのですが、水で流して擦ってを繰り返すのが結構面倒なんですよね。
なので割と定期的に掃除しているという人は、この水が出るデッキブラシを持っておいて損はないと思います。
タカギ(takagi) 伸縮型パチットデッキブラシ【G270】のメリット
- 自動的に水が出てくるので「擦って流して」が一緒にできる
- 先端から水が出るので床面だけでなく壁面でも使える
- ホースを繋がなくても普通の伸縮デッキブラシとして使える
タカギ(takagi) 伸縮型パチットデッキブラシ【G270】のデメリット
- 水量が手元ではなく蛇口でしか調整できない
- ブラシ本体だけでなくホースとアダプタの用意が必要
こんな人にオススメ!
- ポーチやバルコニーを水を流しながらブラシで掃除したい
洗顔泡立て器 富士【awahour】
ここ最近お風呂で意識的に洗顔をするようになったのですが、いつも「泡立てるの超めんどくせー!」と思っていました。
そんな時、妻が使っていたこの「洗顔泡立て器」を使わせてもらったところ、あまりの泡立ちの良さに衝撃を受けました。
「洗顔は泡で洗う」のは常識ですが、これを使って初めてその意味が分かった気がします。
安価なものなので、使ったことがない方は確実に試してみてください。
洗顔泡立て器 富士【awahour】のメリット
- 手軽に濃密泡(マイクロバブル)が作れる
- 洗顔フォームと水を入れて取っ手を上下させるだけで簡単
- 簡単な作りなのでサッときれいに洗えて衛生的
- 安価なので万が一壊れてしまってもダメージが少ない
洗顔泡立て器 富士【awahour】のデメリット
- コツをつかむまでに少し慣れが必要
- 取っ手と上下する板の部分が外れてしまうことがある
こんな人にオススメ!
- 濃密泡でしっかり洗顔したい
- より手軽に濃密泡を作りたい
節水シャワーヘッド(番外編①)
ちょっと微妙だったものの1つ目としてお伝えしたいのは「節水シャワーヘッド」です。
我が家では2ヶ月ごとに水道代の請求がくるのですが、その額が上下水道合わせて24,000円前後と高額。
もちろん、手洗いや食器洗いの時は水を都度止めたり、お風呂の湯量も少し少なくしたり、出来ることはやっています。
それでも年間で約144,000円!!
とにかくこれを少しでも減らしたいと思いまして、行き着いたのがこの節水シャワーヘッドでした。
で、7,000円くらいのやつを買ってみたところ、確かにかなり節水になっていて(蛇口前回で10秒間タライに水を溜めて比較)、それでいて水圧も悪くなかったのでこれはいいと思ったわけです。
しかしながら、何ヶ月使っても肝心の水道代が一向に減る様子がなく・・・
半年以上使い続けていますが未だに購入金額をペイできていない状況です。汗
それで自分なりに考えてみたのですが、これはおそらく以下のような原因かと思われます。
- 以前と同等の水圧を得るために実は蛇口を開く量が増えたのではないか(未確認)
- 「節水」という文字が頭にあるから、無意識のうちに豪快に使っている
- 長女が1人で体を洗えるようになったのだが、水浴びをするが如く流し続けていることがある
- 洗濯や風呂のお湯張りに比べると入浴中のシャワーの水量は微々たるものだった
こう考えると、節水シャワーヘッドで水道代を安く出来るかどうかは、ライフスタイルに左右されるのではないかということ。
例えば「家での洗濯は3日に1回下着類のみで風呂にお湯張りはせずにシャワーだけ」みたいな人にとっては効果が期待できるのかもしれませんね。
ワンホール水栓の根元につける吸水スポンジ(番外編②)
番外編2つ目はキッチン周りのもので、「ワンホール水栓の根元につけて水を吸収するスポンジ」です。
ワンホール水栓のキッチンで洗い物をしていると、蛇口を水が伝ったり操作時に手から水が落ちたりして、水栓の根元が水浸しになるものです。
これが不衛生ですしカビの原因にもなるので、毎回拭いたりキッチンペーパーを置いておいたりするわけですが、とにかく煩わしい・・・
そこで色々探したところ、水栓の根元にピタッとはまるような形状(ドーナツ型)の吸水スポンジを見つけたのです。
安価だったので早速購入して取り付けてみると、最初こそ「これはいい〜」と感じたものの、すぐに幾つかの問題点に気づいてしまったのです。
- 使い続けていると汚れや洗剤などによる変質(?)で吸水力が極端に弱くなる
- 数日おきに洗わないと汚いし変形してピタッとはまらなくなる
- スポンジを取った部分を結局キッチンペーパーで拭いている
以上のようなことから、我が家ではほぼ使い物にならないと判断しました。
安価なので試してみてもさほどダメージはありませんが、過度な期待はしないほうが良いと思います。
今回のまとめノート
今回は水にまつわる商品で「これは買ってよかった!」と感じているもの10個+番外編2つ(あまりオススメできないもの)をご紹介しました。
水に携わる仕事をしていると、どうしても水に関連する商品は気になってこだわってしまうんですよね。
戸建に引っ越したり子供が生まれたりとライフスタイルが変化していく中で、実際に使い倒して確実にお勧めできる製品を選りすぐりました。
あなたの生活をより快適にするための参考になれば嬉しいです。
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