【洗濯機防水パンの取り付け方】道具〜洗濯トラップ接続まで網羅!

この記事では?
洗濯機防水パン(洗濯パンとも)の取り付け方が分かります。

 

住戸では、洗濯機を防水パンの上に設置するのが一般的です。

床のトラップに直接排水する場合もありますが、万が一洗濯機からの漏水があった際に、防水パンがあった方が被害を最小限にできます。

 

今回はそんな洗濯機の防水パンを取り付ける際に必要な道具〜トラップとの接続を含めた手順を解説します。

分かってしまえばとても簡単なので、ぜひ参考にしてみてください。

 

洗濯機防水パンの種類

まずは洗濯機防水パン(以降、「洗濯パン」と表現します)の種類を押さえておきましょう。

なぜなら、この種類を理解しておくことによって、取り付け位置の寸法・排水の位置・洗濯機のタイプなどに合ったものを選択することができるから。

 

種類によって異なってくるのは以下のような項目です。

  • 本体の大きさ(縦×横)
  • 本体の高さ
  • 洗濯トラップ取り付け箇所の有無
  • 床上転がし配管用
  • その他キャスター付きなど

 

ではそれぞれ例をあげて説明していきますね。

 

本体の大きさ

洗濯機に様々なサイズがあるように、洗濯パンにもサイズの違いがあります。

例えば、600角・640角・600×800・740角(全て㎜表記)など。

 

洗濯パンを設置する箇所の寸法や、置きたい洗濯機の大きさなどを考慮してサイズを決める必要があります。

 

本体の高さ

底面が完全にフラットになっているタイプから、少し上げ底になっているタイプ・100㎜程度上げ底になっているタイプなどの違いです。

洗濯機をどれだけ持ち上げて設置したいかにより決定します。

 

排水ホースを下に通して省スペース化や、勾配を確保して流れを良くすることができます。

その一方で、高さが出ることにより、本体やフタが洗濯水栓にぶつかることもあるので注意してください。

 

洗濯トラップ取り付け箇所の有無

新築工事では洗濯トラップを取り付ける穴が開いているタイプが主流ですが、改修工事では単純にトレーのようなタイプもあり得るでしょう。

その場合、洗濯機はパンの上に乗っていますが、排水はパンの外にあるトラップに接続したり、風呂場に直接流したりすることになります。

 

万が一洗濯機廻り(本体や排水接続口)からの漏水があった場合、パンの許容量以上の水は溢れてしまいます。

ですから、よほど特別な理由でもなければ、洗濯トラップを取り付けるタイプを選びましょう。

 

床上転がし配管用

改修工事やリフォームなどでは、間取りが変わることで床上に配管を転がす(もしくは床上レベルで壁から出てくる)こともあり得ます。

その場合には、転がし配管分が上げ底になっていて洗濯トラップが隠れるタイプが最適です。

 

もし床転がし用を使わない、または高さが合わないなどならば、自前で作成した化粧箱の上に通常の洗濯パンを取り付けるという選択肢もあります。

 

その他キャスター付きなど

こちらは洗濯パンとはちょっと違いますが、洗濯機を乗せるという点では同じ類です。

写真の左側はキャスターになっており、しっかりと固定もできつつ必要に応じて簡単に移動できる仕組みになっています。

 

写真の右側は上底用の台で、本体の下に排水ホースを通したり、排水ホースの勾配を確保したりできます。

 

このページでは、洗濯トラップを直接取り付けるタイプで、洗濯トラップは横向き排水のタイプについて解説します。住戸の代表的なパターンです。

洗濯機防水パンを取り付けるための道具

洗濯パンの取り付けに必要な道具はそんなに多くありませんが、少し特殊なものもあります。

ざっと挙げると以下。

  • インパクトドライバー(ドリルドライバーでも可)
  • 洗濯トラップ回し(パン回し)
  • スケール

 

実際のところ、インパクトドライバーを使わずに手動でビスを締めたり、パン回しの代わりにウォーターポンププライヤー(カラス)を使ったりもできます。

ですが、メチャクチャ手間がかかりますし、かなりの熟練度を必要としますので、極力揃えてください。

 

今回の手順はこれらの道具があるものとして解説していきます。

ちなみに、洗濯トラップ回しはこちらです。

洗濯機防水パンの取り付け方

ではここから、洗濯パンの取り付け方を解説していきます。

まずは前段取りとして、以下の点は確認しておいてください。

 

  • 取り付け箇所に洗濯パンが収まるスペースが確保できている
  • 床が適切に開口されている
  • 洗濯トラップの待ち(配管)まで終わっている

 

つまり、こういう状態になっているということ。

 

この開口位置や大きさは、取り付ける洗濯パンや洗濯トラップの取説に書いてありますので、それに従って下さい。

例えば以下のような感じです。

 

既存のものを交換し、同じ位置に同じサイズのものを取り付けるなら既に開口されているでしょうし、洗濯トラップを再利用することもできます。

新たな箇所に取り付ける場合や新築工事なら、上記の配管や開口までやっておいてください。

 

なお、配管と洗濯トラップの接続には、「アキレスジョイント」を接続した方が良いです。

なぜなら、ちょっとした位置のズレや高さ合わせに柔軟に対応できるから。

バンドを締め付けることで接続しますから、後々洗濯トラップだけを交換することもできます。

 

長さは200〜300㎜を使用し、洗濯排水用のアキレスジョイントには2種類あります。

1つは内面にも凹凸があるけれど柔軟性が高いタイプ。

 

そしてもう1つは、柔軟性は低いけれど内面がフラットになっているタイプです。

 

ではここからが手順です。

 

洗濯パンとトラップの接続

まずは洗濯トラップの中身を取り出し、洗濯パンの開口部にUパッキンを取り付けます。

Uパッキンは洗濯パンを挟み込むような形になります。

 

洗濯パンを床に置き、開口部から洗濯トラップを持ち上げて、芯が合っていることを確認します。

ここで芯が大きくズレていると取り付けることができません。(少しのズレならアキレスジョイントで吸収できます)

 

開口部に締め付け部を挿入します。

シートパッキンを入れ忘れるとうまく締め付けられないので、必ず入れるようにしてください。

 

開口部から片方の指でトラップを持ち上げながら密着させ、もう片方の手で締め付け部を回します。

写真では片手ずつになっていますが、一気に両手を使って行います。

 

締め付け部を手で回せるだけ回して、ひとまずは仮締め終わりです。

 

位置を決めて固定する

続いて位置決めです。開口がしっかりとされており、アキレスジョイントを使っていれば、20〜30㎜程度なら動かすことができます。

コーナーにピッタリくっつける、一辺だけ壁つくっつける、どの壁にも密着させないなど、取り付け位置を確定しビスで固定します。

 

ビスは長いものが多くビス穴も細いので、この作業はインパクトドライバーを使いましょう。

 

4点ビスを打ったらビスキャップをすれば、ひとまず固定は完了です。

 

洗濯トラップの増し締め

最後に洗濯トラップの締め付け部を、パン回しを使って増し締めします。

この手順を最後に行うのは、単純に洗濯パンが固定されていてやりやすいからです。

 

締め付け部に溝がありますから、そこにパン回しを引っ掛けて回します。

手で力一杯締め付ければ、まず漏れることはないでしょう。

 

洗濯トラップの中身やフタなどを取り付けて完了となります。

 

今回のまとめノート

洗濯機の防水パン(洗濯パン)は、他の衛生器具に比べれば簡単に取り付けできます。

取り付け箇所に合ったものを選び、適切な洗濯トラップの配管と開口がされていれば、まず手こずることはないでしょう。

 

ただし、ご紹介した道具だけは有ると無いでは大違いなので、ぜひ用意してくださいね。

では、良い配管工ライフを!

 

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