施工管理の仕事って本当にきついですよね。
現場が繁忙期になれば、休日出勤や深夜までの残業なんて当たり前で、事務所に泊まることもしばしば。
しかも上司や職人から文句ばかり言われて、もうウンザリしちゃいますね。
もちろん、大規模な建築に携われたり多くの職人を動かしたり、達成感も大きいですしやりがいのある立派な仕事だと思います。
でもそのキツさからか離職率は高いですし、心底辞めたいと思っている人も多いのではないでしょうか。
今回はそんな時、どのような選択肢があるのか、私の転職経験も含め現実的な選択肢3つをご紹介します。
他の会社に転職する
サラリーマンとして会社に属しているなら、転職という選択肢は最初に考えるでしょう。
この場合、同じような業種の会社なのか、全く別の業種なのかで違いが出てきます。
同じ業種の会社に転職する
同じ業種なら転職はしやすいです。
その最大の理由は、経験を活かせること。
採用する方だって経験がある方が即戦力になりますからね。
エントリーシートを書いたり面接での対応もしやすいはずです。
ただし、気をつけなければならないのは、「また同じような状況になる可能性が高い」ということ。
どこに行っても人と関わる限りは人間関係の問題が出てきますし、入ってみたら前の会社とほとんど待遇が変わらなかったなんてのはよくあることです。
なので、心から施工管理が好きだ!という人以外にはあまりおすすめできません。
そういう人はそもそも辞めたいなんて思わないでしょうが。汗
別の業種の会社に転職する
同じ転職でも、全く別の業種となると少し勝手が違ってきます。
なぜなら、未経験者なのでゼロからのスタートになるから。
もちろん、ビジネスマナーや社会人としての経験はあるわけですが、特有のスキルやよほど強い憧れでもなければ難しいところです。
私の場合、IT企業のSEから税理士事務所に転職できたのですが、その時は税理士試験の勉強をしていましたし、元々簿記の資格も持っていたことも大きかったと思います。
後は20代後半くらいまでなら、「ヤル気採用」みたいなこともあり得ます。
若くてヤル気があれば、それだけ伸び代があるということですから。
私も面接の時はヤル気に満ち溢れていましたから、猛烈にアピールすることができました。
いずれにしても、どんな業界や会社に入ろうと、必ず何かしらの不満や人間関係の問題などは出てきます。
これは絶対です。
なので、それを補って余りあるくらいの業界に対する熱意がある!、という人にはおすすめと言った感じです。
施工管理を辞めて職人になる
施工管理をやってるわけですから、施工に関する知識はありますよね。
例えば衛生設備だったら配管の接続・支持・器具付け・それに付随する道具などについては分かっているはず。
これは何も知らない状態から職人になるのと比較して、非常に大きなアドバンテージとなります。
私は税理士事務所に勤めた後に配管工になりましたが、全てが初めてで何も分からなかったので、そりゃもう最初は大変でした。
それでも配管することが楽しかったので、1年もすると現場を任せてもらえるようになりました。
仕事内容的には施工管理よりも力仕事が増えるのは当たり前ですが、拘束時間は施工管理よりだいぶ短くなるはずです。
なので、よほどブラックなところにでも入らない限りは、自分や家族の時間も持てるようになるでしょう。
ただし、稼ぎ方としては“出た分だけ”となる可能性が高いのでその点は非効率と言わざるを得ません。
だって考えてみてください。
例えば風邪で3日現場に出なかったら、当然その分の給料は出ません。ボーナス、退職金、ありません。
残業代、出ると限りません。怪我や病気で体を壊したら現場に出れなくなる可能性だってあります。
もちろんすごく良い境遇もあるのかもしれませんが、職人の大半はそんな感じです。
じゃあお前はなんで配管工やってんの?
と言われてしまいそうですが、それには以下のような理由があります。
- 配管することは好きである
- 1日の作業時間がキッチリしている
- 体を動かしたい
- サラリーマンと比べて身なりとか気楽
- このブログのネタになる
- 次のステップへの足がかりにしている
私の場合は、職人をやりながらもこの「配管工のお役立ちノート」というメディアを運営し、副収入を得ながらもっと成長させたいのです。
そして5年以内には時間に縛られない生活をすると決めているので、今はその基盤づくりをしているわけです。
この辺りの話は次の章で詳しくお伝えしますね。
まとめると、職人になるという選択肢は、施工管理の知識を活かせますし、稼ぎ方という点を考えなければ大いにアリ、という感じです。
自分で稼ぐ力を身につける
誰でも名前を知っているような大企業が平気で潰れる今の時代。
さらに今年(2020年)はコロナ禍の影響もあり、今後世界はどうなってしまうのか、不安に感じる人も多いかと思います。
そんなに時だからこそ、「個人で稼ぐ力」は非常に重要になってくるということ。
個人で稼ぐ力があれば、会社がどうこうとか世の中の景気がどうのとか、一切関係ありません。
これは会社を起こして社長になるというよりは、フリーランスのようなイメージに近いかもしれないです。
フリーランスとは会社に属さず個人のスキルやメディアなどを活かして仕事をするスタイル。
例えば、エンジニア・ライター・パーソナルトレーナー・デザイナー・コンサルタントなどになります。
フリーランスというのは稼げる稼げないが全て自己責任というのはありますが、大きな利点もあります。それが次の2つ。
- 自分で時間をコントロールできる
- 大きく稼げる可能性がある
この点については以下の記事に詳しくまとめていますので、ぜひ読んでみてください。
率直に言って、今回お伝えした3つの選択肢の中では最もおすすめです。
→配管工だけに依存せず経済的に独立して自由に生きる方法を考えてみた
今回のまとめノート
我々配管工は現場で毎日監督と会いますから、施工管理の大変さはよく分かります。
私も月の残業時間が100時間を超える会社でサラリーマンをしていましたから、辞める時には色んな選択肢を考え、大いに悩みました。
今回はそれらの経験を踏まえた上での3つの選択肢をご紹介しました。
最終的にどんな道を行くのかはあなた次第ですが、少しでも良くなるための参考になればありがたいです。
では、良い施工管理ライフを!笑
コメントを残す