理想の「配管工像」とは?
このブログで目指す理想の配管工とは、配管に関する知識が豊富とか、施工が誰よりも速いような人を指すのではありません。
毎日配管(仕事)を楽しんでいて
余計なストレスを溜めず
充実した人生を送っている人
のこと。
「好きこそ物の上手なれ」という言葉がありますが、本当にその通りで、嫌々やっている人はそれを好きな人には絶対に勝てません。
絶対にです。
だから嫌々配管をしていたり、他のことばかり考えながら作業をするようでは、まず成長なんてできるわけありません。怪我のリスクだって高まります。
ホント、やりたくないことに毎日ほとんどの時間を費やすほど、無意味でバカげていることはありませんし、人生はそんなに長くはないです。
もちろん、施主の要望を満たし求められる機能をより速く確実に施工するのは、職人として大前提ですよ。それで飯を食ってるわけですから。
ただ断言しますが、いくら技術だけを磨いても、休みを極力少なくして現場に出ても、それだけで人生を豊かにすることはできません。
なぜなら、いくら腕が良くたって現場の環境や人間関係が微妙なら、気持ちよく楽しく配管ができるとは限らないから。
それに職人の性質上、現場に出た分だけが稼ぎになるため、稼ごうとするほど「時間貧乏」になってしまうのです。
本ブログでは、これら充実した人生の弊害となりそうなことや、配管工のデメリットとも言える“痛い”部分にも触れ、払拭し解決する方法についてもお伝えしていきます。
配管工として人生を充実させたい人は、ぜひ最後まで読んでください。
配管に関連する道具・材料を覚える
配管工になってまずやるべきことは、使う道具や材料を覚えること。
これをやらなければ配管はおろか、手許として先輩の手伝いをすることすらできません。
ただ、道具や材料はとんでもない種類があり、新たな製品も出てきますから、単純に暗記というのでは頭が追いつきません。
以下の記事を読んで、道具・材料を覚えるためのポイントを確実に押さえてください。
管工事に関連する資格を取る
資格に関しては、必要か否かというのは人それぞれです。
いずれにしても、取得の目的を明確にしておかないと、勉強や試験に費やした時間、受験料やテキスト代などのお金をドブに捨てることになりかねません。
目的とは、例えば以下のようなこと。
- その資格を持っていると資格手当として月々の給料が増える
- 保有資格のレベルによって単価(日当)がランク付けされている
- とにかく関係する知識を身につけたい
- 施工に必要な資格である
- 業務(会社の登録関係)に必要である
- その資格が無いと作業に従事できない(技能系)
- 達成感・満足感・優越感が欲しい
私もプロフィールに書いた通りいくつかの資格を有していますが、正直なところ日々の作業に役立つ資格というのは限られてきます。
これは資格を取ろうと思った時に、「周りの職人仲間が受験しているから」とか「なんか持っていたらスゴそうだから」みたいな理由しかなかったからです。
なので、もしあなたが周囲の人や体裁を気にして資格を取ろうかと考えているのなら、一旦立ち止まって本当に必要かを考えてみてください。
その一方で、無ければ作業にならない資格や自分で事業をやるのに必要な資格などは、趣味や娯楽を一時的に全てやめてでも最優先で取得するべきでしょう。
具体的にどのような資格を取得すべきかは以下の記事でまとめています。
職人なら道具にこだわる
道具の使い方や材料を覚えるということについて前述しましたが、道具は何を選ぶかという点について好みが分かれるところです。
多少腰道具が重くなったとしてもより多くの手工具を持っておきたい人もいれば、とにかく軽さを重視する人もいますよね。
手工具にしても電動工具にしてもただ1つ確実なのは、職人なら道具にこだわるべきだということ。
なぜなら、選ぶ道具によって作業スピードや壊れて買換えたりメンテナンスしたりする煩わしさが全然変わってくるからです。
だって考えてもみてください。
なんか気に入らないんだよなぁ・・・と思いながらもせっかく買ったのだからと悶々とした気持ちで使い続けている工具。
逆にやっぱこれ以外に考えられないわ!と思いながら使っている工具のどちらの方が作業効率が高いでしょうか。
または、頻繁に行う作業(アンカー打ちなど)に使う電動工具に関して、単に安いからという理由で選んだ結果、高性能な製品と比較して倍の作業時間を要してしまったら・・・。
どちらの選ぶべきかは明白ですよね。
そこまで極端な例ではなかったとしても、道具は職人にとっては手足のようなものですから、できる限りこだわってみてください。
ただ、こればっかりは実際に使ってみないと使い心地が分からないため、そこそこの出費はあると覚悟しておきましょう。つまり自己投資ということです。
もし少しでも出費を抑えたいなら、既に持っている人から借りてみたり、会社に頼んで買ってもらったりしてみてください。
参考までに、私がこれまでにたくさんの道具を使い倒した中から厳選した10の工具を、以下の記事で紹介しています。
配管工として常に成長するマインドを持つ
配管工としての成長を最も妨げるもの、逆に最も成長させるものって何でしょうか?
それはズバリ「マインド」です。
単純に訳すと心とか精神という意味ですが、要するに仕事や人間関係に対する「考え方」や「気の持ち方」のこと。
本当にこのマインド次第で成長の速さも変わりますし、最終的には人生が変わります。
では配管工に関してどんなマインドが必要かといえば以下の3つ。
- 未経験のことに積極的になる
- 作業の効率化を考える
- 素直でいる
この3つのマインドについて詳しく書きましたので、読んで自分自身を見つめ直してみてください。
トラブルへの対応力を磨く
どんな現場でも、何のトラブルも無く万事スムーズに終わるというのは本当に稀です。
むしろ、道具や材料の不足・漏水事故・お客さんからのクレームなど、様々なトラブルが起こるもの。
それが職人としての血肉になり成長するのは事実ですが、同じ失敗を繰り返すのは嫌ですし、未然に防げるものは潰し込んでおきたいですよね。
なので、水圧テストや満水テストを行う前の確認事項をリスト化したり、現場調査の時に予想されるであろうトラブルを洗い出し監督と入念な打ち合わせをしたりするわけです。
ただ、1人で経験できる現場数というのはどうしても限られますから、自分が経験“できる”トラブルというのはたかが知れています。何しろ体は1つしかありませんので。
つまり、生き物のように毎日姿を変える現場で起こる全てのトラブルを予想し潰し込むのは、ほぼ不可能と言って良いでしょう。
それでも、できるだけ多くの事例を知り、いざという時により速くトラブルを解決する方法はあります。
それは「トラブル解決の事例集」を利用すること。
事例集とは、100人を超す職人や監督が経験し解決したトラブルを、レポートとしてまとめた資料です。
「そんなものがどこにあるんだよ!?」
と言われてしまいそうですが、確かにどこを探しても無かったので、私がメッチャ時間をかけて作りました。
興味の湧いた方は以下から確認してみてください。
→【現場で使える】配管でのトラブルを解決・防止「厳選事例100」
※既に100人以上にダウンロードいただいてます!
現場でトラブル対応している時間というのは、正直なところ生産性の無いムダな時間です。
トラブルをいかにして防ぎ、起こってしまてもどれだけ迅速に対処できるかが職人の腕の見せ所になります。
起こりうるトラブルをこのレポートで“予習”することで、いざという時の対応力を磨いてください。
※レポートは宣伝ですが、他人のトラブル事例を学ぶことは本当に大切です。なので、日頃から親方や経験豊富な先輩職人に聞いてみてくださいね。
肉体労働に負けない「最強の体」づくり
配管工(職人)が体資本であるのは言うまでも無いことですから、作業でベストなパフォーマンスを発揮するために、日頃から体をケアするべきです。
ハードな現場での肉体労働に対して、よりパワフルにより柔軟に対応するのに「最強の体」をつくりましょう。
とは言っても、必要になってくるのは、基本的な以下の3つ。
- 歯をケアする
- 太らないこと(適度な筋トレと食事の管理)
- 質の良い眠りをとる
この3つがしっかりとケアできている人は、毎日ハツラツとしてやる気に満ち、気持ちよく作業ができるはず。
それぞれに関して以下の記事で詳しく説明していますので、1つでも自信のない人は必ず確認してください。
配管工(職人)という仕事だけに依存しない
配管工という仕事は、職人としての技術を身につけることができたり、大規模な建物の建築に携われたりと、めちゃめちゃやりがいがあるのは間違いありません。
私も配管することが楽しいですし、ハードな現場を終えた後の達成感はなんとも言えません。
ただ唯一問題なのは、“お金を稼ぐ”方法としては非効率だということ。
なぜなら、怪我や病気をして現場に出られなければ1円にもなりませんし、時間を切り売りする形だからです。
そうなるとやはり、将来的な不安が出てきたり、とにかく現場に出ようとして時間貧乏になったりしてしまいがち。
それでは人生を楽しむのとは程遠くなってしまいますから、この点は決して目を背けず、視野を広げてみてください。
配管工ライフをより快適にする
現場がある日の1日を考えた時、普通に朝礼から定時まで配管をしたとして、実質施工している時間は多くても5時間程度。
それ以外の時間は通勤時間だったり休憩時間だったり、その他多くの時間を締めるプライベートな時間になります。
つまり、それらの時間が充実していなければ、人生の充実感は低いわけですね。
じゃあどのようにそれらをより良くしていくか、という点について、おすすめできるアイテムやサービスを一挙にご紹介します。
毎朝スッキリ目覚める
朝がすこぶる早い配管工にとっては、スッキリとした目覚めはとても大切ですよね。
1日の始まりが快調だと、その後の通勤や日中の作業も捗ります。
資本である体のためにも良質な睡眠を確保し、スッキリと目覚めるためのヒントをまとめました。
車通勤を快適にする
職人は車通勤が多いです。
私も郊外から都心に通うことが多いので、通勤時間だけでもまとまった時間になります。
だからその時間はできるだけ快適に過ごせるようにしています。
それと車通勤で面倒なのが駐車場の確保。
これらを解決する方法をまとめました。
酷暑を乗り切る
毎年のように厳しくなる夏場の酷暑。
これをどれだけ快適に過ごせるかは、職人人生の中でも大きなウエイトを占めるでしょう。
万全に対策をして今年も無事に酷暑を乗り切りましょう。
お小遣いを稼いで道具を買う足しにする
今の時代インターネットを使えば、元手をかけることなく誰でもまとまった金額(10万円〜20万円くらい)を稼ぐことができます。
それを毎月継続となると厳しいですが、さほど手間をかけることなくそれだけの副収入があればありがたくないですか?
パソコンかスマホがあればできるので、ぜひやってみてください。