どの現場でも台車を使う機会は多いと思います。台車にも大きいものから小さいもの、カゴ型のものなど様々な種類があるので、それぞれ用途に合った使い方をし、ひと工夫することで使いやすくなったりします。今回はその台車の種類と工夫の仕方についてまとめたいと思います。
台車の種類による違い
☑オーソドックスな手押し台車
いわゆる普通の台車で、サイズが色々とありますが、大体が480×740(小)か600×900(大)
です。
大きいサイズは、積載量も多くなりますので、割と物がたくさんある時には良いかもしれません。ただし、その分幅も大きくなりますので、通るためのスペースを確保しなければなりません。個人的にはスチール素材よりも樹脂素材の台車が、ガタつきがなく気に入っています。
☑かご台車
カゴの形になっているため、道具や材料が横倒れする心配なく、かなりの容量を積載することが出来ます。
私達の現場では、撤去材を積むのによく使用しています。カゴ台車も大きさが色々あるものの、個人で扱うのはオーソドックスな台車(大)と同じくらいのサイズのものでしょう。
☑平床台車
平な台車の四隅に足場パイプを立てて使用します。
基本的には配管を搬入したり、置いておくのに使用します。(足場パイプが丁度配管止めになるため)重量のある配管を乗せすぎると、車輪の部分が歪んでしまうことがありますので、鉄管や耐火二層管など重量のある配管を乗せる場合は注意しましょう。
☑カーゴテーナ(カゴテーナ)
カゴ台車よりも強度はありませんが、縦長がでコンパクトなものが多く、軽い養生材やある程度長さのあるものの運搬に適しています。
台車を使いやすくするための一工夫
☑ピラマットを敷く
多くの材料や、汚れたものを運ぶ場合には、床部分と同じ大きさのピラマットを敷き、テープで貼り付けておくと、台車自体の養生にもなりますし、材料も傷付きにくいです。
☑全ねじ+ナットやパイプで補強
配管作業においては、当然、配管を運ぶ機械が多いですが、配管は丸いですから、押さえないと左右に転がってしまいます。そこで、角に全ネジや20Aの塩ビパイプなどを固定し配管の押さえとすることで、転がりを無くしより多くの配管を乗せることが出来ます。
☑フックを引っかける
取っ手の部分に吊りバンドを取り付け、吊りタンから曲げた全ネジを下げることで、フックのように使うことが出来ます。丁度ショッピングカートの手前にあるフックの様な感覚です。
以上が台車に関するまとめになります。現場では使用用途に合わせて台車の種類を選択するのが理想です。現場によっては毎日使うものですから、ケチらずにしっかりとしたものを選びたいですね。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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