ポリ管継手のコアが別の場合

最近は新築でも改修でも、給水・給湯配管にはポリ管を使用することが多くなりましたね。ポリ管は保温不要のものがあったり、ちょっとの寸法違いならしなりで何とかなったりと、施工が比較的簡単です。特にワンタッチ継手と呼ばれるものは、各メーカーが出しており、色々と種類がありますが、そのほとんどが「挿し込むだけ」なのでとても便利です。ただ、中にはコアとと呼ばれるものが別になっている継手があります。

例えば架橋ポリの継手
onda ポリ管継ぎ手出典:ONDA

※最初にコアをポリ管側に入れてから、継手側に挿し込みます。
※コアは口の数なので、基本的に余ることはありません。
※一度挿し込んだら抜けません。

この施工に関しては、特に注意が必要なことがあります!それは、「コアを入れること」です。

はっ?

と思われるでしょうが、この当たり前すぎることが、焦りなどで忘れる時があります。というのも、この継手、コアを入れなくても挿し込みできてしまうからです。※コアが入っていないと漏れるかどうかは確認できていませんが、もし漏れても確実にメーカーのせいにはできないでしょう。

もし挿し込んだ後にコアの有無を確認するとなると、逆側が100㎜程度で切れていて、何も付いていない状態なら可能かもしれません。距離が長い場合は、逆側から覗いてもまず分かりません・・・

ちなみに、継手を分解するという最終手段はありますが、かなり危険なのでやめた方が良いです。私も実際に焦って作業して、たくさん継手を挿し込んだ後に、コアが一つコロッと転がっているのを見て青ざめた経験があります。継手が限られている時にこれをやってしまうと、相当なショックを受けます。ですので、当然のことですが確認を怠らず、出来るだけ一つずつ継手を挿し込んで決めていったほうが良いでしょう。もし今後、コアが別の継手に遭遇したら、ちょっと思い返してみてください。
最後まで読んで頂きありがとうございました。

確認あるのみ

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