鋳鉄管の撤去

古いマンションの排水竪管や横主管には、鋳鉄管が使用されている事があります。そのマンションの改修工事を行うに当たっては、まずはその鋳鉄管を撤去する作業が必ず発生するわけなのですが、この鋳鉄管の撤去は結構曲者です。それは鋳鉄管の「重さ」と「硬さ(脆さ)」に原因があります。今回はそんな鋳鉄管撤去のポイントをまとめます。

サンダーを使う

切断にはレシプロソーを使っても良いのですが、刃がすぐにダメになってしまいますから、基本的にはサンダーに専用刃を付けて使用します。切断時の注意点は以下となります。

☑必ず保護具を着用する

鋳鉄管をサンダーで切ると、猛烈な勢いで切粉が飛びます。レシプロソーでの切断以上に眼や手などを保護具で守る事が重要です。また、飛んできた切粉は作業着や皮膚にも付着し、なかなか落とせませんので、ヤッケ(写真)などを着て武装した方がよいかと思います。

☑養生は万全に

体以外に切粉から守らなければならないもう1つのものとして、汚してはならない壁・床・天井などがあります。いつも以上に汚れると思って、マスカーやプラベ二などで確実に養生しましょう。
よく使う養生材「敷く」編
よく使う養生材「敷く以外」編

☑レシプロソーを使う場合

サンダーを入れるスペースがなかったり、どうしても火花が出せないような時にはレシプロソーを使用します。その際、刃の縦方向の動き(オービタル機能がある場合)を最小にし、出来る限りゆっくりと刃を動かすようにします。普通に刃を動かしてしまうと、すぐに刃が焼けますから注意しましょう。また、火花は出なくても当然切粉は出ますから、保護具の着用と養生は徹底です。

最後は割った方が良い

鋳鉄管は硬いですが、硬いがゆえに脆くもあります。この性質を利用する事で、撤去をより簡単にする事が出来ます。それは、管の半分程度(なるべく上半分)切れ目を入れたところで、平ノミとハンマーを使用して切れ目に打ち込む事で管を割るのです。

鋳鉄管撤去

吊りしろが短くて上部を切れない、または上から平ノミを叩けないなどの場合は、横部に切れ目をずらすなどの対応が必要です。

出来るだけ2人で行う

鋳鉄管はかなり重たいですから、撤去時はなるべく2人以上で行った方が良いでしょう。特に上記の平ノミとハンマーで割る場合には、割れた瞬間に管が落ちますから息を合わせると共にしっかりと支えておく必要があります。もちろん2人で行う場合でも、支える側のポジションの人も必ず保護具を着用しましょう。

以上が鋳鉄管撤去時のポイントになります。手際よくやる事ももちろん大事ですが、怪我をしない事が最も重要です。1人でムリをせず安全第一の作業を心掛けましょう!
鉄管を撤去撤去する時の補助

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