給水・給湯・排水の位置決めに必要な図面

衛生配管は、トイレや流しなどのための配管ですから、末端には必ず何かしらの器具が付きます。器具付け自体は配管作業全体で見ると最後の内容ですが、配管は器具が付けられる状態で待っている必要があります。

改修工事で既存の器具を使う場合には、配管の末端は既存配管と同じ位置にすればよいのですが、器具交換の場合や新築工事では新たに設置する器具に合わせる必要があります。末端までの配管をするに当たっては、当然のことながら図面を参考にします(特に新築工事)。

必要な図面としては、平面図や立面図、それからもう1つ必ずいる図面があるのですが、一体どんな図面でしょうか?

最終的な給水・給湯・排水位置を確認するための「承認図」

給水などの位置の確認に必要な図面、それが『承認図』です。

承認図というのは、文字通り承認された図面ですから、この図面を基に配管をしておけば問題ないわけです。何も衛生器具に限ったものではなく、建築の全ての施工に関わる図面です。
衛生器具の場合には、配管時に監督に「承認図くれ!」と言うと、例えば以下のような図面がもらえます。
承認図 便器 ※TOTO

この図面を見て給水や排水の正確な位置を確認し、配管することになるわけです。
配管においては、この承認図がないとらちが明きませんので、取付する器具全てについて、なるべく早くもらうように心がけましょう

ちなみに、配管を特定の位置(例えば床上100㎜など)で止めておけばそこから先は別業者が配管ということもありますので、その様なケースでは承認図は必要ありません。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

図面を見るのに便利な道具

☑三角スケール
これがなければ図面は見れません!

☑図面ホルダー
現場でハードに使うには、破れないし水気も防げるので便利です。

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