量産型配管

この方法を使えば、配管にかかる時間を半分以下にする事が可能です!

新築・改修に関わらず、団地やマンションなどの衛生配管は、部屋のタイプによってルートが決まっているのが普通です。

部屋の間取りが同じなのですから、配管も同じなのは当然ですね。

時間を大幅に短縮する方法

結論から言うと、以下の手順です。

1件の配管を注意深く正確に行い、寸法を控えておき、それ以降は複数件まとめて加工・間配りし、そのパイプを“組み立てていく”のです。
寸法を控える際はアイソメがあると更に分かりやすいです。

この方法が早いのには根拠があります

数件分を一気に加工する事で、加工場に道具やパイプを段取る時間を短縮出来ますし、材料を配管場所に持って行く時間も短縮出来ます。

そしてパイプを無駄なく使えますし、同じ作業を続けてやれば普通は徐々に速くなっていくはずです。

施工の例

12件同じタイプの部屋があり、3人で配管作業を行う場合、1人4件ずつやるのはNGです。

この場合、①加工担当・②配管担当・③間配りその他雑工担当などに分けた方が断然作業が早いです。

実際の現場では、経験年数や知識の差もあるかと思いますが、配管以外の加工や間配りはポイントさえ押さえていれば、ある程度経験年数が浅くても出来ます。

また、例え1人で作業するとしても、
「一部屋配管 ⇒ 数部屋まとめて加工 ⇒ 間配り ⇒ 配管」
とした方が良いですね。

適用できないケース

ただ、この方法も万能ではありません

この方法は、複数件一気に加工しますから、それなりに材料と置いとかなければならないですし、必ず各部屋に間配り出来るとは限りません。

中には加工場も狭く、材料も満足に置けないため、搬入してすぐに加工し配管しなければならないケースもあります。

そのような現場では一気に加工する方法が採れませんが、寸法の控えだけは必ずやっておきましょう

繰り返しになりますが、この方法で配管すれば大幅に配管時間を短縮出来ます。

ぜひ作業時の参考にして頂ければありがたいです。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

 

現場での寸法取りにはこのアイテム!

Twitterでもコアな情報発信しています。フォローしてもらえると泣いて喜びます!

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です