これを最初に見た時は「こんな便利なものがあるのか!」と衝撃を受けました。これを考えた人は天才だ、これで腰道具の省スペース化が出来る、と思い即購入しました。
それが「4サイズラッチェットレンチ(10X13X14X17)」です。
実際に使ってみると、中の小さい方のサイズを使う際に少しコツがいるものの、慣れれば普通のラチェットと同じような使用感で、何ら問題はありません。ただ、ちょっと大きくて重いと感じていました。そして何よりもその時に吊バンドレンチも腰道具として持っていたため、10㎜と13㎜がかぶっている点が引っかかっていました。
たどり着いた5サイズギアレンチ
4サイズラチェットを使いながらも、もっと自分に合うものがないか探していたところ、たどり着いたのが『5サイズギアレンチ(10X13X14X17+12)』です。
この製品は簡単に言えば、吊りバンドレンチの頭が4サイズに対応しているのです。
この製品の良い点・悪い(と思っている)点を挙げてみます。
〇良い点
軽い
何とこのレンチ、4サイズラチェットが290gなのに対し、230gと、吊りバンドレンチの210gとほぼ同じです。先端の12㎜部分が少し大きいですが、長さも吊りバンドレンチとほぼ同じなので、三丁差しや二丁差しにも問題なく差せます。
ギア数が多い
吊りバンドレンチのギア数が24山(TOP製)に対し5サイズギアレンチは72山と3倍です。これはたった5°回せば締め付けられる事を意味し、かなりの狭小箇所でも使用できるという事です。
充実の5サイズ対応
太物の配管でなければ、ほとんどの作業を網羅できます。バンドのナット・MDフランジのナット・3分のナット・オールアンカー(10㎜)のナットなど、使えるシチュエーションはたくさんあります。更に、先端の12㎜は吊りタンの調整にも最適です。
×悪い(と思っている)点
頭が大きい
ナットにハマる頭の部分は二重構造になっているため、どうしても太さが出てしまいます。また、外側(14㎜ or 17㎜)を使う時は中がスライドして逆側に出っ張ります。これらはつまり、狭小箇所での締め付けに制約が出る可能性があるという事です。
力が入りにくい
柄が吊りバンドレンチとほぼ同じでコンパクトなのは良いのですが、それは逆に力が入りにくいという事です(柄が長ければそれだけ力が入ります)。ただ、そこまで思いっきり力を入れなければ本締め(緩め)できないという事はほとんどありませんから、作業に支障が出るレベルではないでしょう。
まとめ
本来、ラチェットというのは、作業に合わせて腰道具から入れ替えるものかもしれませんが、私なんかは面倒くさがりなので、この5サイズギアレンチは大変重宝しています。個人的には唯一吊バンドレンチの代わりになるものだと思っています。
⇒吊バンドレンチ
そして繰り返しになりますが、よほどの太物でなければ大体の作業には対応出来ますから、1つは持っておいて損はないと思います。
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