寸法取りの工夫 その2

寸法取りをもっと早く正確に!という事で第一弾(寸法取りの工夫)に続き、その2をご紹介します。今回はスケールの基本的な使い方として2点、メモの仕方として2点ご紹介します。

基本的な使い方

基本的といっても、ツメを角に引っかけてとかそういった話ではなく、ちょっとした工夫です。

☑距離が長ければ分割して取る

一人で寸法取りをしている時に、天井配管で長さが2m以上あるような箇所の寸法を取ることは結構あります。スケールのラベル部分は、幅や強度にもよりますが、ある程度伸ばすと重さに耐えきれなくなってパキンと折れます。

2mくらいまでなら普通に伸ばして寸法取り出来ても、それより長くなるとラベルもしなってきてしまい限界があります。(余談ですが、スケールで「TAJIMAの剛厚」と呼ばれるシリーズは、ラベルが厚くなっており一般的なものより折れずに長く伸ばす事が可能です)

そこで、何回かに分けて寸法が取れないかを検討してみて下さい。例えば、2m測ってそこに墨を出しておき、そこから更に寸法を測ると言った形です。もっと距離が長ければ、複数回に分ける事もあり得ます。この時注意しなければならないのは、2mなどの墨出しはシビアに行う事です。これがシビアでなければ、全体の寸法が平気で5㎜~10㎜くるってきてしまいます。

実はこの方法は寸法が長い時だけではなく、床や壁が段になっているようなケースでも、一旦その段の高さ(幅)を測り、そこからの寸法を加えるといった事と同じです。寸法が取りづらい箇所でも、分割することで簡単に取れる事がありますから、現場で応用してみてください。

☑シビアに測る時は100㎜切る

スラブ面に出ている墨や腰墨から寸法を測ったりする場合には、その墨を基準にする事が多いです。シビアに測りたい時にラベルのツメを合わせようとすると、ツメは少し動きますしツメ自体の厚みもあり更には墨に密着させられませんから、なかなか合わせにくいです。

そこでよくやるのが、100㎜の位置を合わせる事です。この方法は結構頻繁に使われるのですが、100㎜切っているという事をしっかりと意識しておかないと、寸法が100㎜長くなる間違いを犯してしまいます。配管工をやっていると、寸法が100㎜ずれているという場面に一度は出くわすのは、こういった理由があったからなのです。

メモの仕方

寸法をメモする際に特に決まったルールはないものの、工夫すべき点はあります。

☑段ボールにマジック

自分だけが分かるように小さなメモ帳にボールペンでメモするのも良いですが、他人に加工を任せたり加工までに時間が空くようなケースでは、ある程度の大きさの段ボールを使用した方が良いです。

段ボールは濡れるとアウトという欠点はあっても、どこの現場にも必ずあるものですし厚みもあり丈夫ですから、ちょっと踏んづけたくらいでは破れたりしません。何よりもマジックで大きく書いておけば、見やすいです。使用する段ボールは、フタとなる部分をカッターで切って使用すると使いやすい大きさかと思います。

☑リスト or アイソメ?

簡単な配管ルートならリストの形式で寸法を羅列すればよいと思いますが、複雑な配管ルートとなるとアイソメを描いた方が断然分かり易いです。メモを見ながら加工する際には、ただ単に管を切るだけではなく芯引きをしたり継手を付けたりしなければなりませんから、アイソメがあれば一目瞭然です。

ただ、分かり易いアイソメをささっと描くにはある程度センスが必要ですから、あまりに凝ったアイソメを描こうとして逆に時間がかかってしまったり、せっかくの段ボールに情報を詰め過ぎて時が小さくなって見にくいなんて事にならないよう気を付けましょう。

以上4点になります。寸法取りは基本中の基本でも奥が深いですから、常に工夫を考えていればより速く正確に測れるようになっていきます。意識付けして作業に取り組みましょう!
寸法取りの工夫
寸法取りの基本

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