住戸で使う給水管・給湯管の種類〜知っておきたい4種類の配管とは?

ご自身の住んでいる家に使われている給水管が、どのようなものか知っていますか?

一般の方が自分で配管をいじることはまずないとは思いますが、「給水管・給湯管てこんな感じなんだ」と知っておくだけで、万一のトラブル対応やDIYの際に役立つはず

 

そこで今回は、一般的な住戸に使用される給水管・給湯管の種類についてご紹介します。

使われている管の種類が、生活に関係してきそうな内容についつも触れますので、ぜひ確認してみてくださいね。

 

意外と多い?住戸で使う給水管・給湯管の種類

住戸で使用される給水管・給湯管は、時代とともに変わってきました。一昔前までは鉄管(材質は炭素鋼)と呼ばれる、文字通り鉄製の管が主流でしたが、ここ最近はポリエチレン管や塩化ビニル管が多いです。

また、時代による変化以外にも、建築時(改修時)のコスト面や施工性、施主や設計事務所の意向などによっても管種が変わってきます。

 

では代表的なものを順に説明していきますね。

 

塩化ビニルライニング炭素鋼鋼管(VB)

よく「鉄管」と呼ばれている管で、ねじ込み継手(端がねじになっている管をねじ込める継手)を使って配管しています。

素材の性質上、どうしても錆による劣化がありますが、内面は塩化ビニルでコーティングされているため、水が直接鉄の部分に触れない構造になっています

配管を継手にねじ込むこと自体は道具と材料さえ揃っていれば一般の方にも可能ですが、管に旋盤という機械を使ってネジを切らなければならないため、一般の方が配管するのは現実的ではないでしょう。

 

鉄ですので衝撃は強いのですが、ネジ部分が錆びてしまうと途端に脆くなるというデメリットもあります。

 

被覆付き銅管

出典:株式会社コベルコ マテリアル銅管

その名の通り銅製の管に樹脂の被覆がしてあります。

給湯の場合、普通の鉄管だと温度によって内側の塩化ビニルが破損してしまう恐れがあるため、耐熱温度の高い銅管が使われるわけです。

 

古い給湯管に多く、銅は柔らかいのでくねくねと容易に曲げることはできますが、鉄管と同様に一般の方が配管するのはハードルが高め

特に管を高温で熱するハンダ付けが主流のため、生半可な知識での配管は危険です。

 

耐衝撃性硬質ポリ塩化ビニル管(HIVP)

「塩ビ管」というものを見たり聞いたりしたことがあるかもしれませんね。有名なのはねずみ色の管ですが、主に給水用として作られた、衝撃に強い藍色の管もあります。

塩ビ管は道具と材料さえあれば一般の方でも配管することは可能

 

ただし、管を継手に最後までしっかりと挿し込まないと、水を通した時に漏れる原因となりますから注意が必要です。

ちなみに給湯用の塩ビ管は、少し深い赤色のHTVPという管になります。

 

ポリ管(ポリプデン管・架橋ポリ管)

主にポリエチレンのような柔らかい素材でできているため、腕の力で簡単に曲げることができます。

最近の住戸では、ポリ管の採用率が非常に高くなっていて、今から施工されるものは集合住宅か一戸建てかに関わらず、ほぼポリ管と考えて良いでしょう。

 

パイプも継手も大きなホームセンターなら売っているため、一般の方でも手順さえ分かれば配管は可能です。

柔らかいため、よく大工さんが床を貼るためのビスやクギで打ち抜いてしまったり、床を開口する時に管ごと切断してしまったりも。

 

間違いなく、今後の工事では主流になっていく管種でしょう。

管種が生活に関わってくる例とは?

給水管・給湯管の種類を普段の生活で意識することはまず無いと思います。

それは、管種が何であれ、綺麗で安全な水が使用でき、災害でもなければその供給がストップすることはないからですね。

 

ただ、管種の影響がまったくないかと言えばそうではありませんので、いくつか例を挙げて説明します。

 

鉄管の劣化によるサビや水漏れ

住戸内の配管は床下や壁の中に隠蔽されていますから、それだけでサビることはありません。

しかし、継手やバルブの接続箇所はどうしてもサビやすく、稀に小さなサビが蛇口から出てきたり、地震により水漏れが発生したりします

 

釘やビスによる配管の破壊

塩ビ管とポリ管の場合はDIYやリフォーム時に注意が必要です。

床や壁に何かを取り付けようとして釘やビスを打ちつけたり、ノコギリで開口したりする時に、給水管を破壊してしまう可能性があるからです。

もしご自身で何かする時はくれぐれも気を付けてくださいね。



今回のまとめノート

給水管は生活の生命線です。ご自身で何かすることは少ないと思いますが、住戸にどんな管が使われているかは知っておいて損のない情報です。

今回ご紹介したものをおさらいすると、以下4つの管種。

 

  1. 塩化ビニルライニング炭素鋼鋼管
  2. 被覆付き銅管
  3. 耐衝撃性硬質ポリ塩化ビニル管
  4. ポリ管

 

使われている管種によっては、自分で水漏れを引き起こしてしまう可能性があるということだけでも、頭の片隅に入れておいていただけるとありがたいです。

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