押さえておきたい継手の芯引き MD編

継手の芯引きシリーズとして、今回はMD継手についてまとめます。

MD継手は排水用の継手として広く使用されていますしDVLP・白ガス管・VPなど様々な管種を接続できるため管種を変換するのにも重宝されています。

 

施工方法については以下の記事を参考にしてください。

MDの施工方法を整理 基本編

 

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憶えるのは厳しい

MD継手にもDL・LL・ST・TYなどたくさんの種類があります。

そしてそれぞれの継手で芯引きが異なってきます。(DV継手のようにDLとDTが同じというような事はありません)

 

よってそれらの芯引きを暗記するというのは現実的ではなく、どちらかというと「芯引き表」をすぐに参照できる状態にしておくのが良いかと思います。

と言っても、常にカタログを持ち歩いたりする必要はなく、使うと分かった時点でさっと持っていけるよう用意しておけば大丈夫です。

 

なお、最近ではスマホが普及し現場でもすぐにメーカーのホームページなどを見れるようになりましたが、やはり画面が小さい・現場でスマホをいじるイメージが悪い・汚れや破損の危険があるなどの理由からお勧めはしません。

芯引き表については、個人的にはダイドレさんのカタログが吊りしろや施工方法なども網羅しており気に入っています。

 

リンクさせて頂きますので参考にしてみてください。

ダイドレ株式会社 可とう継手(外部リンク)

注意すべき点

実際に現場で芯引きをして寸法を計算するにあたって、確実に注意するべき点を2つお伝えします。

 

☑パッキンの違い

MD継手にはロックパッキンとクッションパッキンという2種類のパッキンがあります。

この違いを寸法計算で考慮するのですが、この点については施工方法の記事にも載っていますのでそちらを確認してみてください。

MDの施工方法を整理 基本編

 

☑最小寸法の考え方

最小寸法というのは、DV継手なら両側の飲み込み分、ねじ込みならおよそねじ部分の2倍の長さと決まっています。

しかしMD継手の場合は単純計算は出来ません。

なぜなら両側のパッキン➕フランジ分とボルトナットの締めしろ分(下イラスト)を確保する必要があるためです。

MDイラスト

しかもMD継手の特徴として、ボルトナットを締めこむに従ってフランジが継手側に寄っていき密着するわけですから、実際にはその分の余長も確保していなければなりません。

実際にこの辺りの長さを加味した具体的な寸法については今回は触れませんが、少しでも現場で余裕が出来た際には色々と試してみると面白いと思います。

 

MD継手は一度組んでもボルトナットを緩めれば何回かは(パッキンやナットが駄目にならない限り)使用できますから、万が一寸法を間違えても継手が使えなくなることはまずありません。

ただし、だからと言って寸法計算を疎かにすることなく細心の注意を払うことは当然ですので、先ほどの芯引き表を印刷してファイリングしておくことをお勧めします。

では、良い配管工ライフを!

 

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