ねじ込み配管をヘルメシールだけでやったことありますか?

皆さんはねじ込み配管をヘルメシールのみ(液体シール剤のみ)で行ったことがあるでしょうか?
(ガス屋さんはガス管をよくヘルメシールのみで施工すると聞きます)

私のこれまでの経験上、大規模な新築現場で、ねじ込み配管をヘルメシールのみでやるように指示された事が何度かあります。

 

しかしこの方法、理由は後述しますが私を含め仲間内の職人さん達の間でも非常に評判が悪いです

このヘルメシールとシールテープをどう使うかという事については、しばしば現場で議論になる事がありますので少し掘り下げてみたいと思います。

 

なお、現場でよく使うシール材の種類や基本的な施工方法については、以下の記事を参考にしてみてください。

→配管のシール材を完全理解!ねじ込み配管やるなら絶対に知っとくべき

 

なぜヘルメシールだけなのか

そもそもなぜヘルメシールのみでねじ込みをしなければならないのかというと、私が確認できた理由は大きく以下の2点です。

 

  1. 漏水した時にメーカーの保証がきかなくなる(らしい)
  2. 通水時(使用時)にシールテープのゴミがストレーナーなどに詰まることがある

 

で、実際のところ未だかつてシールテープも併用している現場で、上記のトラブルに出会ったことはありません・・・

ではなぜヘルメシールのみのねじ込みの評判が悪いかと言いますと、それが以下のような点になります。

 

  • ねじ込み時に急にキツくなり止まってしまう
  • ヘルメシールが乾いた後に直そうと思ったら外すのにかなり苦労する

 

これはつまりシールテーテープを巻くことで、管と継手の滑りが良くなるという恩恵を受けることなく、金属同士がいわゆるすり合わせのような状態になってしまうことを意味しています。

更には、私の経験上ですがヘルメシールのみで配管した場合の方があからさまに漏れます。ですから、可能な限りシールテープを併用させてもらうようにしましょう。



ねじ込み時の工夫

もし現場でどうしてもヘルメシールのみでねじ込み配管をやらなければならなくなった時のために、ポイントを列挙しておきたいと思います。

 

  • ヘルメシールをたっぷり塗る
  • おかで出来る限りねじ込む
  • ぶら下がり方向に力を掛ける
  • 外す時はヤトイ管を駆使する

 

上記にプラスして、大きい声では言えませんが、ダマでシールテープを少し撒いてねじ込み、もしはみ出たらカッターで綺麗に取るという手段もあります。(これがバレて問題になったりしたことはありません)

とにかくヘルメシールのみでのねじ込みはできる限り避けたいところですが、もし必要な時には今回の記事を思い出して頂けるとありがたいです。

 

→コスパ最強!オンラインで1番売れているグリーンレーザーとは?

硬いねじ込みを外すワザ

2015年4月21日

ねじ込みで力を入れる方法

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8 件のコメント

  • 自分の経験上ですが正しくねじ切りができていないとヘルメシールだけでの接続では水漏れがあります、これは各製管メーカーの定尺でねじ切りしている製品でもかなり誤差があります。
    深すぎは勿論だめですがこれが多いのでシールテープで調整できるのは助かります、浅いのは止まりますが施工する方としては気持ちが悪いです。

    • コメントをありがとうございます!
      ねじ調整、本当に大事ですよね。
      おっしゃる通り両ねじの定尺は、個人的には信用していないので、落としてから使うようにしています。他の人が加工してくれる場合はそこまで手が回りませんが・・・(汗)
      いずれにしても、私はダメだと言われてもシールテープを使いたい派です。

  • 質問させて下さい!

    ねじ込み配管を行うとき、ヘルメ→シール→ヘルメ(継手にもヘルメ)の手順で行っているのですが、締め込んでいくとシールが継手からはみ出してしまい、見た目が汚くなってしまいます。
    自分が下手なのでしょうが、ヘルメとシールを併用する際に綺麗な配管にするため気を付けていることなどあれば教えて頂けないでしょうか。

    宜しくお願い致します。

    • 初心者配管工さん、コメントをありがとうございます!

      ねじ込み配管ですね。
      結論から言いますと、「ヘルメ→シール→ヘルメ」としてねじ込んだ場合、ほぼ100%継手からシール材がはみ出します。
      コレは、どんなに熟練者で腕のいい配管工でも同じです。

      むしろ、毎回ほとんどはみ出さないということだと、シールテープを巻く回数やヘルメシールを塗る量が少なすぎると考えられます。
      綺麗に配管するには、少量ならば指やウエスで拭き取ってしまう、完全に取るならカッターを入れて剥がすのが1番です。

      ちなみに、ねじ込んだ後には錆止めを塗りますから、はみ出たシール材はあまり目立たなくはなりますね。

      以上、よろしくお願いします。

      • 55でシールをはみ出さずに施工するのは少しコツがいります
        シールテープを使うなという某三チョン工業で仕事してる私は
        こうやってます。
        1、下塗りは薄めにする
        2、シールテープはネジの後ろから先に向かって巻く
          又は先から後ろまで巻いて戻し巻きする
          (シールテープの重なりの順を剥がれる方向から抑え込まれる方向に変える)
        3、シールテープをしごく
          (下塗りが多いとここらでシールをぶち破ります)
          シールテープの耳でネジをなぞってやるかウエスの上から爪でしごいてやると
          綺麗にネジにシールテープが張り付いた状態になる
          注:スミフロン等白ケースのシールテープは耳にエッジがあるので切れてしまうので注意
          ヘルメチックやカクダイの黒いシールがオススメです。
        4 上塗りをして継ぎ手を締める

        基本的に55とシールがブリブリにはみ出る人は1と3を適当にしてる人が多い感じです
        私自身はいつも6周程シールテープを巻きますが基本はみ出す事はないです。
        その手間が惜しいという方であればCKあたりのプレシール継ぎ手を使えば
        綺麗に施工できると思います。

        • barbatosさん、コメントをありがとうございます!
          率直に申し上げて、こういった情報は非常にありがたいです。
          巻き戻しはやったことがありませんので、次にねじ込みをやる時に試してみますね。

          おっしゃる通り、シールテープって、メーカーによって使い勝手が違いますよね。
          実は私も“黒いの”好きです。
          スリーボンドも良いですよね!
          逆にア○ダのは切る時に糸を引くので嫌いです・・・汗

          また何か情報がありましたら、コメントいただけると嬉しいです。
          今後ともよろしくお願いします。

  • 都内で施工管理を行っている者です。
    ひと昔前まではヘルメとシールの併用についてそこまでうるさくは言っていませんでした。
    ここでも記載されている内容から意見させていただきます。
    ・漏水時にメーカーの保証は効かなくなる
     なります。
    ・通水時にシールテープのゴミがストレーナーなどに詰まることがある
     ストレーナーに付着していることは多々あります。

    ねじ込み時に急にきつくなり止まってしまう。
    当然そうなります。基本的にテーパーネジである以上ねじ込んでいけばきつくなってきます。
    そもそも、ネジゲージ等使ってちゃんと調整してますか?

    ヘルメシールが乾いた後に直そうと思ったら外すのにかなり苦労する。
    そもそも、外さないが前提です。
    その為の液状シール剤です。

    ここからは少しきつい言い方をしてしまいます。
    すみません。
    これはつまりシールテープを巻くことで管と継手の滑りが良くなるという恩恵・・・
    そんな物は恩恵ではありません。配管工としての技術のなさをそんなに堂々と言わない方がいいです。
    ヘルメシールだけではあからさまに漏れるのはちゃんとしたネジをたてられてないだけです。
    それでも、継手側のメスネジはロット検査による物なので、多少の差はあります。それにより漏れてしまうこともあるとは思います。
    また、ステンレスなどは材質が非常に硬い為きちんとしたネジをたてられなければ、摩擦で熱をもちくっついてしまって、二度と取れなくなったりします。
    俺たちはネジ屋だと言っていた職人さんもいました。たかがネジをたてることですが、確かにそこにはちゃんとした技術がありました。
    ただ旋盤を回していればネジが出来る。
    そんな人はいませんでした。現場では朝礼が終わって、最初にやる仕事はネジ調整と言っていた親方ばかりでしたよ。
    また配管は基本的に緩む事が許されない物です。
    それなのにわざわざ緩みやすくする必要がありますか?
    基本的にシールテープは交換する箇所等に使う事が多いです。※器具付け
    東日本大震災の際、シールテープとヘルメを併用していた配管が尽く緩んでいたり、漏水したりとありました。
    上記のトラブルに出会った事がないのは運が良いだけか経験が足りないだけです。
    ゲートバルブの止水方法は金属同士のすり合わせにより止水を得ています。それは材質の硬度の差もありますが、究極を言ってしまえば金属同士のすり合わせで水は止まるのです。
    今では給水、給湯などはVLPからステンレスに変わり技術をそこまで必要としなくなりました。
    ネジをたててこそ配管工と言ってくれる職人さんが減ったのは事実です。とても、残念ですが、材料の進歩により、工期短縮などの恩恵を受けていることは確かです。

    とてもひどい言い方をしてしまい、また、長々と書いてしまい、大変申し訳ありません。
    ただトピ主を否定したいと思い書かせてもらったわけではありません。同じ機械設備工事である同士として、間違った解釈や、恥ずかしくない施工をお願いしたいという気持ちです。

    • 18年目の1級管工事施工管理さん、コメントをありがとうございます。
      記事を書いております「dongori」と申します。(ペンネームです)
      率直に申し上げますね。

      全ておっしゃる通りだと思います。
      ひどい言い方でもありませんし、このようなご意見は嘘抜きで本当にありがたいと思います。

      私は現役の配管工として日々施工を行っていますが、自分の施工には自信を持っていますし、曖昧な箇所があれば必ず監督や親方へ相談し最善策を採っています。
      そんな中で配管と一口に言っても、材料や道具の選択・ルート選定・手順・段取り・人員配置など、100人いれば100通りのやり方があるとも感じています。

      今後もこのようなご意見をいただければ、情報発信者としても内容を見直す機会になりますし、多くの知見を得ることができ、非常にありがたく思います。

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