ねじ込みで力を入れる方法

鉄管やステンレス鋼管で、ねじ込み配管をする際にパイプレンチやチェーントンなどを使っていると思います。 このねじ込みですが、配管作業の中でもかなり力が必要な部類に入るでしょう。そこで、いかにこのねじ込み作業の力を入れやすくするか、疲れにくくするかなどについてまとめておきたいと思います。

☑適切なパイプレンチを選択する

パイプレンチには種類がたくさんあり、適切なものを選択しないと、管を傷つけたり、ねじ込み不足になる可能性があります。パイプレンチの種類については以下の記事を参考にしてください。
パイプレンチの種類

☑腕なけでなく体全体を使う(太物、特にバイス台)

当然ですが腕の力だけで締め付けられるものは限られます。肩から腰を軸にして体全体で回すことで、より力を入れることができます。

☑押すより引く

上半身の筋肉を見た時に、一般的には引く動作の方が強いと言われています。それは、腕は二頭筋肉の方が日常的に使っており、さらに背筋を使うことができるためです。逆に押す動作は、下半身の踏ん張りが必要なため、高所や狭小箇所では特に厳しいかもしれません。

☑返しのレンチをかける

返しのレンチとは、例えばエルボにパイプをねじ込む場合、ねじ込むパイプのみでなくエルボの方にも逆向きにレンチをかけるということです。返しのレンチをかける目的は2つあります。1つはターゲットの継手以外が動かないようにすること。もう1つはねじ込み方向と逆に力を入れるため、ねじ込み動作が安定することです。

☑ネジ調整は適切に!

これは力の入れ方というよりは、ネジ切り(旋盤)のネジ調整が適切でないと、力の入れ方とか以前の問題に
なってしまうということです。元々ネジが硬すぎるのに、それを頑張ってねじ込むなんて、本末転倒ですもんね。
ネジの調整と保護

以上のようなことを念頭に配管を行うことで、作業時間を短縮し、より効率的に作業できると思います。
ぜひねじ込み配管の参考にして頂ければと思います。
最後まで読んで頂きありがとうございました。

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