エーパッドの貼り方

床スラブを竪管などが貫通する場合には、モルタルによる穴埋めが必要になります。その際に下階でモルタルの受けとして使用するのがエーパッドになります。

A-PAT※PSなどの隠蔽箇所に限られます。

施工後はこうなります。
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このエーパッドの貼り方について、私が普段実践しているのが以下の2通りです。

  • 真ん中に切込みを入れて貼る
    細い配管(〜50A)
  • 真ん中を丸くくり抜いて貼る
    太い配管(50A〜)

どちらも、最終的にオビと呼んでいる細いもので隙間を埋めます。幅は15㎜~50㎜くらまで様々です。貼る手順ですが、基本的にはどちらも同じで、四角のどこか一辺を切込み、配管を通す形で貼り付けます。この時に、コツとしては切り込んだ部分が、少し重なるようにすることです。そして、なるべく破れないように貼ります。最後にオビを管との隙間を埋めるように貼り付けて完了です。とにかく隙間さえ空いていなければ、見てくれは二の次です。モルタルが漏れないことが一番重要です。慣れてくれば素早くキレイに貼れるようになってきます。

また、エーパッドは貼ること自体は簡単ですが、少しテクニックがいるケースもあります。

  • 表面に凹凸があり汚れている
    ⇒凹凸をノミなどで落とせる場合にはできるだけ落とし、表面のゴミを取り除いてから貼り付けます。
  • 表面が濡れている
    ⇒濡れている箇所には張り付きませんので、トーチで炙るなどして乾かします。
    ※火気にに注意!
  • ものすごく狭い、または高い場所
    ⇒まず狭い場所には体が入らなければどうしようもないので、細い人・小さい人にお願いします。
    高い場所では、垂木とかパイプなど細長いものの先にエーパッドをくっつけて貼り付けます。
    (うまく貼るのはムリなので、埋める際にモルタルを硬めにして落ちないようにします)

エーパッドを貼るという行為一つにしても、貼る現場によって様々なケースがあるということですね。配管の中では雑作業ですので、どんなケースでもなるべく時間をかけずに、素早く行えるとよいです。

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