全ネジカッター完全攻略!人気機種の比較とおすすめ〜関連品まで網羅

「全ネジカッター」と言えば地域によっては「寸切りカッター」とも呼ばれ、配管になくてはならない電動工具ですよね。

ハンマードリルやインパクトドライバなどと比べると、まさに「全ネジを切れるだけ」の工具で高額な商品ですが、これに変わるものはありません。

 

今回はこの全ネジカッターを完全攻略すべく、使い方から人気機種の比較・関連商品に至るまでを解説していきます。

ぜひ日々の作業の参考にしてください。

 

※全て私が実際に使用したものをご紹介したいため、古い型の製品もありますが、現行製品も使い勝手は変わらないと考えていただければ幸いです。

全ネジカッターの使い方と重視する点

まずは配管で全ネジカッターをどのように使い、何を重視するかをまとめます。

こだわりたい点は人それぞれだと思いますが、そもそもどんな点がポイントになってくるのか分かります。(今すぐ機種比較が見たい方はこちらから)

 

配管での使い方

配管で最も全ネジカッターを使うシーンといえば、やはり吊りバンド用の全ネジを切る時ではないでしょうか。

もちろんターボ羽子板やレベルバンドの全ネジを切ることもありますが、まとまった量を切ることは稀です。

 

それで、吊りバンドは天井配管で使用しますから、ほとんどの場合、高所作業ということになります。

丘(高所に上がらず)であらかじめ切っておくこともあるとは思いますが、伸び馬や高所作業車などの上で使うことが多いわけですね。

 

つまり、狭い高所作業車の作業床や天井裏、ちょっとムリな体勢での使用時に便利であることが1つのポイントとなってくるということ。

これを頭に入れておいてください。

 

他の電動工具との関係

全ネジカッターにはコード式もありますが、今回ご紹介するのは充電式に限定させていただきます。

なぜなら、先ほど述べました高所作業での使用に関して、コード式であることのメリットが何も考えられないから。そして私の周りを見る限り、充電式を使用している人の方が遥かに多いからです。

 

充電式ということは、現場で使うには予備の電池や充電器が必要になってくるわけです

そうなると、今持っている他の電動工具に合わせたいと思うのは、当然のことだと思います。同じ電池を使えますし充電器も複数台無くても済みますから。

 

この点は、後にご紹介する使い勝手の違いよりも、その統一性を重視したいかどうかになってくるでしょう。

 

何を重視し、何を重視しないべきか

既に使っている電動工具との統一性をはじめとして、何を重視するかは人それぞれですよね。

逆に、現場で散々使い倒している身として、ここは重視しても意味がないと感じる点もありますから、それぞれあげておきますね。

 

重視すべき点
  • 重量
    ムリな体勢での使用を想定すると気にしても良いです。
  • 他の電動工具との統一性
    電池や充電器が使えますので。
  • 刃の方向
    持ち手に大して刃がどの向きに向いているかです。(後述します)
  • 切断できる全ネジサイズ
    4分を切りたいのに3分しか対応していなければ意味がありません。

 

重視すべきではない点
  • 1回の充電で何本切れるか
    予備電池の充電が終わる前に本体の電池が無くなることはまずありません。
  • 刃の寿命
    切り方によって全然違ってきます。ステンレスの全ネジを斜めに切ったら1発で終わります。
  • メーカーの保証内容
    Made In Japanは初期不良や高所から落下させでもしない限りほとんど壊れません。
  • 見た目
    やはり使い勝手を重視しましょう。

 

全ネジカッターの人気機種を比較

ここからは私が実際に現場で使い倒している機種を中心に、各メーカーの機種を比較していきます。

前章でお伝えした重視すべき点を中心に書いていきますので、それ以外の詳細な仕様が知りたい方は、メーカーのホームページで確認をお願いします。

 

HIKOKI:CL14DSL

HIKOKI(日立工機)の代表的な機種です。

 

刃の向きが「全ネジに対して手首の向きが平行」になっています。使う時はちょうどビールのジョッキを持つような形です。

軽量で持ち運びもそんなに苦にはなりません。

 

細かい話ですが、レベルバンドの全ネジを最後に短く切る作業には向いていません。本体が配管にぶつかるからです。

握った時に手の平が全ネジ側に向くため、縦・横・下、色んな角度で使いやすいです

 

購入の際には、予備電池・充電器・ケースなどの有無が自分の希望と合っているかと、電池のボルト数を必ず確認してください。

 

また、同様の機種で4分に対応しているタイプもあります。

重量は重くなりますが、使い勝手はほとんど変わりません。

 

Panasonic:EZ4540(現行製品:EZ45A4)

私が使っているのは生産終了モデルですが、現行製品でも使い勝手は変わりません。

刃の向きは「全ネジに対して手首の向きが直角」になります。使う時はドライヤーを握っているようなイメージですね。

この向きが便利なのは、自分の目線より上の箇所で上向きで使用する時でしょう。見上げた時に刃の部分が見えやすいですから。

 

刃と電池までの距離が出てしまうため狭いところには入れにくいですが、先ほどお伝えしたレベルバンドの全ネジは短く切れます。

 

ちなみに、日本を代表する工具メーカーであるマキタの商品も同じ形ですよ。

既にお持ちの工具との統一性を重視したい場合はどうぞ。

 

亀倉:DW-408B

ステンレスの全ネジにはこれが最強です。

 

正直なところ、他メーカーの製品でステンレス専用刃を使っても、切れ味の悪さやバリでイライラします。

一方この亀倉製はスパッと切れてバリも出ませんから、ステンレスの全ネジを多く切る時はこれ以外使いたくないです。

 

もちろん、切断した後にサンダーで擦ることを前提としているなら別ですが、それを用意する手間や火花問題は否めませんね。

重量と価格には驚いてしまいますが、刃を交換すれば3分と4分両方に対応できますよ

 

補足:全ネジカッターの関連品

最後に、全ネジカッターの関連品をご紹介しておきますね。

これは、実際に作業で全ネジを切った時に使う可能性が高いからです。

 

バリ取り

刃が新しいうちはバリは出ませんが、使い続けているうちに多少のバリは必ず出るようになります

なので、バリ取りは用意しておきましょう。

 

インパクトにつけて使うビットのタイプは多く販売されているのですが、おすすめは手動で取れる以下の製品。

 

キノコのような形状に全ネジを挿入して回していき、貫通させればバリが取れます。

大き目のバリでも全ネジが通りさえすれば取れますし、ステンレスでも大丈夫。何よりも小さくて軽いので腰道具にぶら下げておいて使えるのが便利です

 

全ネジ回し①

全ネジをアンカーに挿入するのに使用するのが「全ネジ回し」です。

先端の穴に全ネジを通して柄の部分を持って回します。

持ち手が曲がるようになっているので、省スペースでかつクルクルと素早く回すこともできますよ

 

全ネジを傷つけずにガッチリと挿入できますから、バンド吊りを集中してやる時や、短い全ネジを挿入する際に持っておくと重宝します。

ちなみに回転方向を変えたい場合も挿し替える必要はなく、両方向に対応できる構造になっています。

 

全ネジ回し②

主にインパクトのビットとして使えるのが、この「全ネジソケット」です。

 

このアイテムは、本ブログでも何度も紹介しているくらい使い勝手が良いので、特徴をあげておきますね。

 

  • ソケットの部分だけ外し、色んな長さのビット(両側)に取付けて使える
  • 軸になっているプラスビットなどが折れてしまっても取替られる
  • 両回転に対応している
  • ビットホルダーにぶら下げておける
  • 13㎜の板ラチェット(12角)に取付けて通常の全ネジ回しのように使える

 

1度買えば数年は使えますので、1つ持っておいて損はありませんよ。

今回のまとめノート

今回は配管に欠かせない全ネジカッターについて、使い方や重視すべきポイント・機種の比較・関連品まで幅広くお伝えしました。

もう1度、各機種をおさらいしておきますね。

 

 

天井配管に携わる方や購入を検討している方は、ぜひ選ぶ際の参考にしてください。

では、良い配管工ライフを!

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