キッチン流しの「つまり・水漏れ」対策はこの3ポイントでオーケー!

キッチンの流しといえば、ご家庭の水回りの中で1番多く使うという方もいるのではないでしょうか? (逆にほとんど使わないという方もいるかもしれませんが)

キッチンの流しは当然のことながら料理や洗い物で使うことが多いですから、実に多種多様な物が流されます。

 

ですから、何も考えずに“酷使”していると、つまりやすく水漏れを起こすこともあり得るということ

特に料理をよくするご家庭では、流しを使うにあたってぜひ押さえておいていただきたい点があります。

 

というわけで今回は、キッチンの流しについての基本的な仕組みから、つまりや水漏れ対策のポイントを3つご紹介します。

キッチンを使うにあたって、確実に押さえておいてください!

 

キッチン流し(排水)の仕組みを知ろう

まず最初に、キッチンの流しの仕組みについて説明します。シンクから水を流すと、排水トラップを経由して排水管へと流れていきます。

排水トラップとは、溜まった水で昇ってくる臭気を止める機能(封水という)を果たすもの。

 

キッチンの場合、具体的にはワントラップというもので、以下のイラストのような構造になっています。

 

流しの排水口を開けると、おワンが入っていて取れるようになっているのが分かるはずです。

 

排水管のサイズは40㎜が一般的で、大概の食べカスなどは流れてしまいますが、イラストのようにおワンと配管の隙間はそれより狭くなっています。

なので、出来るだけ固形物やドロドロしたものを流さない方が良いというわけ

 

ワントラップ以外のケース

流しの排水トラップは、メーカーによってはワントラップになっていないケースもあります。その場合、写真のようなSトラップになっていることが多いです

そしてこの流しのSトラップは非常につまりやすい!

もしご自宅の流しの下を覗いてみて、Sトラップになっていたらその点を頭に入れておいてくださいね。

つまり・水漏れ対策その1 〜排水口ネット

100円ショップでも購入できる排水口ネット。単純なつくりですが、かなりの優れものです。

排水口の水切りカゴにセットするだけで、余計なゴミが流れないようにキャッチしてくれますし、捨てるときは外してそのままゴミ箱にポイ!

 

私も工事でお客様先のキッチンを確認することがありますが、結構使っていない方が多いんですよね。

私の妻によると、料理をしている時も材料の切りカスを気兼ねなく流せるから良いと言っていました。

 

ものすごく単価の安い商品なので、ここはケチったり面倒がらずにご使用をおすすめします。

つまり・水漏れ対策その2 〜熱湯を流さない

ヤカンで沸かした残り湯や、食器を熱湯消毒したお湯などを流してしまうのはよくあること。

でもこの行為、実はとてもまずいことをしているのです。

 

なぜなら、一般的な住戸に使用されている排水管は塩ビ管であり、耐熱温度は60度までであるから。

つまり、それより高い温度のお湯を流し続けると、配管が変形や破損する可能性があるわけです。

 

配管が変形すれば流れが悪くなり、結果的につまりやすくなります。

ですから、少し冷めたお湯(カップ焼きそばの湯ギリなど)でも、水を流しながら捨てるとか、明らかな熱湯は水でぬるくしてから流すなどを心がけてください。



つまり・水漏れ対策その3 〜油汚れを拭き取る

今でこそ「流しには油を直接流さない」というのが常識となっていますが、“油汚れ”となると途端に気にする人が減るようです。

油汚れはしつこいので、排水トラップや配管内に残りやすく、それが臭いやつまりの原因となります。

 

ですから、ギトギトのタレがお皿に付いているならキッチンペーパーで拭き取るなどして、なるべく油汚れを流さないようにしましょう。

ちなみに、揚げ物後の油処理にはやはり「固めるテンプル」ですね。

 

dongori
私が子供の頃は、揚げ物の油は最後にビンに入れて何度も再利用していましたが、今はそんな風に使う人はほとんどいないですかね・・・

 

今回のまとめノート

キッチンは水回りの中で1番よく使うというご家庭も多いと思います。

そして流すものは食材の切れはしや食べ物カス、油など様々ですから、流しの排水配管はかなり酷使されているはず。

 

そんなキッチンの流しについて、少しでもつまりや水漏れのリスクを減らして快適に使い続けるために、押さえておくべき3ポイントをご紹介しました。

 

  1. 排水口ネットは必ず使う
  2. 熱湯は流さない
  3. 油汚れは拭き取る

 

どれも難しいことではありませんから、ぜひ日々の生活に取り入れてみてくださいね!

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