ボールグリップはVESSELの代表的な製品です。その握りやすさから、私もいくつか愛用しています。中でもビットの差替えができるのが、ビット差替グリップです。
一言でいえば、「握りやすくてコストパフォーマンスの高い差替グリップ」です。今回はこの商品のレビューです。
1.「VESSELビット差替グリップ」の特徴
大きさは普通のボールグリッブと同じグリップ径が41㎜です。ゴルフボールの直径がおよそ43㎜なので、ほとんど同じ大きさですね。ラバー素材となっており、少し弾力があるので手に馴染みます。
挿し込み部は対辺6.35㎜なので、いわゆる普通のビットが入ります。
グリップのみの重量は60g程度で、持っていても負担にならない軽さですね。
色がシンプルに黒一色。カッコイイです。
価格帯は400~500円程度ですが、Amazonのお買い合わせ対象商品で破格の391円です。
2.「VESSELビット差替グリップ」のイマイチな点
使っていてイマイチだと思う点は以下になります。この点に妥協できない方は使うべきではありません。
挿し込み部分が樹脂のタイプはバカになる
切り替わりの時期は不明なのですが、最初は挿し込み部分が樹脂だったので、強い負荷をかけるとバカになってしまうことがありました。
ただ、現在の製品は金属製で強度が増していますので、問題にはなりません。
古い在庫品などで樹脂性のものが残っている可能性はありますね。
ビットが引っかかると抜けて落ちる場合がある
差替えグリップの宿命とも言えるのが、ビットが落ちてしまうことです。
プラスビットならまず落ちることはないものの、全ねじ回しやボックスを付けていると、〇〇差しから取出す際や何かに引っ掛けた際に、落ちてしまうことがあります。
この点については気を付けて使う以外にないです。
3.「VESSELビット差替グリップ」のオススメな点
私はかれこれ3年ほどこの差替グリップを使っていて、かなり気に入っています。失くしたり壊したりで5個目くらいですが(汗)というわけで、オススメな点です。
とにかく握りやすい
ボールグリップはその名の通りボールがくっついているような形状です。
「握る」という表現にふさわしいその形状は、数あるドライバーの中でも抜群に握り易いです。1番太い部分の素材が樹脂ではなくラバーですから、若干の弾力がありそれがまた手になじみます。
一段下がった細い部分にもラバーが採用されているので、指先で細かく回す際にも滑りにくくなっています。
安い割に耐久性がある
冒頭の特徴でもお伝えした通り、金額的には安いと思います。牛丼1杯+卵1個分くらいですかね(笑)
その割に、ハードな現場でも普通に使っている分にはまず壊れる事がありません。ただし、以下のような使い方はやめた方が良いです。
- マイナスビットを付けてハンマーで叩いてハツる
- ある程度の大きさのナット(M12以上)を思いっきり本締めする
- プラスやマイナスビットを付けてバールのように使ったり満水ジグをしめたりする
頑丈とかそういった問題ではなく、壊れます。
ササっと色々なビットを差替えて使える
まさに差替グリップを使う1番の理由ですね! ほとんどのビットを挿し込んで使う事ができるのは本当に便利です。使い方の例としては以下。
- 全ねじ回しを付けてインサートやアンカーに全ねじをねじ込む
- バリ取りビットを付けて全ねじのバリを取る
- ラチェットレンチの回ししろがない箇所のナットを締付ける
- プラスマイナスビットを付けて、プラスドライバーとマイナスドライバー両方の機能を持たせる
これ以外にも使い方は無限大です。
4.「VESSELビット差替グリップ」を買うべき人
まず腰道具として持ち歩くドライバーを1本にしたい方は、差替えドライバーという結論に落ち着くと思います。
中でもVESSELのボールグリップは握りやすさを追求していますから、握り心地を重視している方にはお勧めです。似たような形状の製品がいくつかありますが、独特の弾力や滑り止めはVESSEL独特のものです。
また、価格としても高くはありませんから、高額なものを買って損をしたくないという方にもお勧めできます。
グリップ部分のみを買えるという点でかなり特殊な製品ですが、数百円で手に入りますから、晩酌を1日我慢すれば買えるレベルです(笑)
今回のまとめノート
ドライバーは腰道具として欠かすことができません。「VESSELビット差替グリップ」は握りやすい上に、インパクト用のビットを含めて様々なビットを差替えて使うことができます。
軽い上に丈夫で、そんなに高額なものではありませんから、まだ持っていない方はぜひ使ってみてください。
では、良い配管工ライフを!
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