高所作業車について 高所での作業編

配管作業でよく使用する高所作業車について、今回は第3弾としていよいよ高所での作業に関する注意点をまとめたいと思います。高所作業車を使用する際は、転倒や第三者との接触などにももちろん注意が必要ですが、1番気を付けなければならないのは、やはり高所での作業時です。

足場上での作業と同様、高所作業車での事故は、下手をすると死亡事故になります。(特に転落)ですから、まず安全帯を忘れずに掛ける事は最低条件ですので、乗ったら最初に安全帯という事を意識しておくと良いでしょう。

そして実は、自分が転落する以上に気を付けなければならないのは、道具や材料を落としてしまったり、ゴミなどが風で飛んで行ってしまうことです。ボルト一つでも落ちて人に当たれば、怪我をしますし、物を落とすという事は割と頻繁に起こります。

また、外部での作業の場合には、ゴミなどが敷地外に飛んで行ってしまうと、近くに電車が走っているような場所では、緊急停止など大事になってしまう可能性もあります。作業床の部分は、ほとんどが単純なカゴ型の作りになっていて隙間が多いので、とにかく物を落とさない・飛ばさないという事を意識しておかなければなりません。そういった意味では、カラーコーンとバーによる作業場の区画も重要な役割と言えるでしょう。

高所作業車 区画

※よくやってしまう危険作業

高所作業車からの転落は確かに最悪のケースですが、普通に作業している分にはまず転落する事はありません。転落するとすれば、以下のような危険作業をしてしまった場合です。

  • 身を乗り出しての作業
  • 手すりに乗っての作業
  • 足場への乗り移り

これと合わせて外部での雨が降っていたり、内部でも靴が濡れていたりすると更に悪条件となります。高所作業車でもどうしても作業しにくい時は、上記のような行為をしたくなるものですが、一旦監督や職長さんに相談すれば、他の手立てが見つかるかもしれません。厳しい現場で“偉い人”に上記のような行為をみられると、一発で退場になることもありますので、くれぐれも注意するようお願いします。
最後まで読んで頂きありがとうございました。

高所作業車について 基本編
高所作業車について 運転の注意点編

 

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