管材って何か理由がない限りは「マモノ」を切って使いますよね。それで、マモノって大体長さが決まっていると思うんですが、どうもその長さってのが信用ならないんですよね。例えば塩ビ管だと4m、DVLPだと5.5m、他にも、2mの全ネジなどなど。
実際に測ってみると、ぎりぎり誤差の範囲かなってのもありますが、10㎜、20㎜くらいは平気で長かったりしますもんね。これだと半切りにした時とか、長い寸法で逆に引き算して切り落とすときとか、寸法が違ってきちゃいますね。(VP管が3900㎜必要だから100㎜落とせばいいな、とか)
正直なところ、普通のビニール管や鉄管でそこまで寸法が違ってしまったことは経験上ないのですが、一番厄介なのは、“耐火二層管”だと思います。
これは、普通のVPやVU管に耐火の皮がかぶっているものですが、マモノは継手の飲み込み分だけ皮が短くなっています。
と思いきや、私の経験上、実際には5㎜くらい長いです。そうなると、マモノをそのまま配管に使ってしまうと、継手と管の間に皮がかぶっていない隙間↓が出来てしまいます。
この場合、隙間が5㎜までなら許容されますが、もしそれ以上の場合テープなどで補修する必要があります。これが地味にめんどくさい・・・ベテランの職人さんに聞くと、「昔はそんなことなかったな~」と言うのですが、私的には、マモノの長さを一切信用しておりません。
ただ、メーカーによっては誤差のレベルで収まっているものもあるのかも知れませんし、奇跡的に私の引きが最悪なのかも知れないので、確実なことは分かりません。寸法を毎回確実に測っている人にとっては気にする必要はないですかね。
【追記】
定尺に関してまとめた記事はこちらを参考にしてください。
⇒定尺なのに長さがまちまち!?
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