全ねじソケットを利用した小技

全ねじをアンカーなどに挿入する際、全ねじソケットが役に立ちます。少し手で入れてから、インパクトドライバーに取りつけて、クラッチが1、2回効くくらいで止めればオーケーです。
インパクトではなくビットを抜き挿し出来るドライバーの頭に挿して使う事も可能です。もしこれを使わずにしっかりと全ねじを挿入するとなると、プライヤーなどで入れる形になりますから、少なからず全ねじに傷が付きますし、ちょっとめんどくさかったりします。特に全ねじが短い場合にはプライヤーで傷が付くと、そこにねじ込む吊バンドやナットなどが入りにくくなるのでとても煩わしいです。

製品の説明はこのくらいにして、今回はこの全ねじソケットを利用した小技を2つ紹介したいと思います。

全ねじにナットを素早く入れる超時短技

全ねじでハヤウマやアングルを吊って支持に利用したり、壁内隠蔽配管を軽量間流した全ねじに固定したりするケースでは、「全ねじにナットを入れる」という作業が必ず発生します。この作業は、全ねじが長くなるほど、ナットをより真中まで送らなければならないほど手間となります。試しに500㎜くらいの全ねじの真中までナットを入れてみると、思いのほか面倒で時間がかかります。

そんな時には、全ねじソケットをインパクトに取付け、ナットを指で押さえながら全ねじを回しましょう。これにより、超絶的な速さでナットを送る事が出来ます。3つくらいまでなら同時に送る事も可能です。全ねじにナットを入れたものをまとまった数量作るという作業が割とあるものですので、そんな時はぜひ利用してみてください。当然、ナットを外すのも速いです。

バリを速く取る技

この技を使うに当たっては、いくつか前提条件があります。それが以下です。

  • 全ねじカッターで切った全ねじにバリが出てしまう
  • 高速カッターやサンダーなどのバリを取る物がない
  • 簡易のバリ取りがある(以下の写真ようなもの)

つまり、全ねじソケットをインパクトに取付け、ばりのある方を写真のバリ取りに挿入し回転させるという事です。全ねじを手で持って回すと遅いのもさることながら、バリが大きいと結構な力が必要ですから、インパクトで回せるとかなり速いし楽です。注意点としては、あまりに大きなバリを無理に取ろうとすると、全ねじソケット側のねじがつぶれてしまう事と、割とまとまった量を加工する時でなければ逆に遅いという事です。この技も半年に1回くらいは使いたくなる時があります。

以上が小技の紹介になります。どちらも、インパクトを利用して全ねじを速く回す事によるものですね。私は全ねじソケットを配管の内容によって必要になりそうだと思えば、腰道具のカラビナにビットホルダーをぶら下げて付けておきます。そこまでする必要はないかもしれませんが、たまに職人仲間に貸すととても評判が良いですし、使いたくなる時が必ず出てきますので、一つは持っておく事をお勧めします。
タジマの全ねじソケット

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