高所作業車について 運転の注意点編

高所作業車について、基本編に続き運転の注意点編という事で、実際に様々な種類の高所作業車を運転するに当たっての注意点をまとめます。

駆動による違い

高所作業車は字のごとくですから、基本的には車と同様に歩行者に気を付けたり進行方向の障害物を確認するなどの注意点があります。ですが、それらは基本的すぎるので省略させて頂き、駆動のタイプによる違いについて説明したいと思います。

☑タイヤ型(小)

1人乗り用の小さなもので、4輪になっていますが、さほど難しいものではありません。割と小回りが利きますし、内輪差に気を付けていれば、特に問題はないでしょう。
内輪差(ウィキペディア)

☑タイヤ型(大)

車でも大型車の運転が難しいように、大きくなるほど注意が必要です。内輪差も大きくなりますし、狭い箇所での操作には不向きです。その反面2人乗車できるものもありますので、ぶつからないようにぎりぎりのラインで誘導してもらうこともできます。「高速⇔低速」の切替ができる場合は、シビアな運転時には低速にした方がよいでしょう。

☑キャタピラー型

戦車のようなキャタピラーによるもので、速度はタイヤ型より大分遅いですが、多少のでこぼこ道でも安定して走行できます。1番の特徴は、キャタピラーの特性を利用して、その場で方向転換できることで、その点ではタイヤ型より小回りが利きます。ただし、キャタピラー方は重量がある上に凹凸も大きいため、養生期間明けのスラブなどに乗ると、削れる可能性があるので注意しましょう。

段差への対応

材料か何かにぶつかるくらいであれば、材料か高所作業者が壊れるくらいですむかもしれませんが、段差については最悪の場合、高所作業者が転倒し大事故につながる可能性があるため、細心の注意が必要です。

☑溝

溝は、転倒の危険性のみでなく、タイヤがはまって抜けなくなることもありますので、注意しましょう。垂木やボードの切れ端を詰めて溝を埋めてから走行するのが基本です。(キャタピラー型は少々の溝であればそのまま乗り越えられます。)

☑基礎

基礎と書きましたが、要は1段高く(低く)なっている箇所への走行です。可動式のスロープがあるとよいですが、ない場合はコンパネや鉄板で代用します。上る高さよりも、スロープがしっかり固定されていることと、角度が急すぎないかが重要となります。転倒するほど角度を急にする人はいないと思いますが、角度によってはパワー不足で登れないケースもありますので、よく考えてスロープを設置しましょう。

昇降

現場で使用するものの多くは直上型ですが、ブーム型を使用するケースもあります。

☑直上型

まず、昇る際は頭上にものがないことはもちろん、高所作業車全体が何かにぶつかることがないかを確認し、もちろん吊の全ねじや配管などに自分自身が当たらないように注意しましょう。降りる際も、下に人やものがないことを確認しましょう。特殊なケースとしては、作業床部分が前に迫り出せるタイプのものは、昇ってから迫り出し、そのまま降りようとして何かにぶつかることが多いです。

また、延長コードを使用する場合は、昇る際に何かに引っかかっていないか、降りる際には挟んで断線してしまわないかなどに注意しましょう。

☑ブーム型

ブーム型は直上型と比べると、目的の箇所まで到達するための操作が少し複雑ですが、斜め方向からアプローチできるという利点があります。基本的には直上型と同様に、進行方向の障害物に注意していれば特に問題はありません。ブーム型故に、作業床部分が小さいため、重量物や長物の配管は避けた方がよいでしょう。

上記の様な事に気を付けていれば、運転による大きな事故が起こる可能性は限りなく低いと思います。
ぜひ作業時の参考にして頂ければと思います。
最後まで読んで頂きありがとうございました。

高所作業車について 基本編

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