雨天時や外構工事、ピット内作業などに欠かせないものの1つに「長靴」があります。それも現場で使うのは普通の長靴ではなく安全長靴かと思います。ホームセンターや作業着屋さんなどで様々な種類を見かけますが、色や柄などは別として大きく違う点はたった1つです。それが“丈の長さ(高さ)”です。この点について今回は掘り下げてみたいと思います。
現場によって使い分ける
そもそも長靴の用途は水や泥の侵入を防ぐ事です。裏を返せば水や泥が入ってきてしまうようでは全く長靴の意味がないわけで、そこは作業に合わせて丈の長さを選択する、または長靴では作業が出来ないと判断する必要があるのです。
では長靴の丈がものを言う作業は何かと言えば、やはり水が溜まったピット内での作業ではないでしょうか。ピット内は通常水はけが悪く、特に新築では雨養生しきれずポンプなども動作していない状態である為、かなりの水位で水が溜まっている事が多いです。ここで作業をする場合には、ジャブジャブ歩いても濡れない丈を選択することをお勧めします。それ以外のケースでは特に大雨でもない限りは短い丈の方が良いかと思います。
長所と短所のまとめ
私の場合、長靴は安全靴でないものを含めると4種類くらい持っていますので、個人的に感じている丈の長さによる違いをまとめたいと思います。
☑丈が長いもの
丈が長ければその分水位の深い場所でも作業が可能ですし、膝下くらいまでは汚れずに済みます。その反面ほんの少し重たいのと、収納しにくいというのは否めませんし、何より脱ぎ履きがしにくいです。
☑丈が短いもの
脱ぎ履きがしやすく長い丈のものよりは少し軽いので機動性が良いです。丈が短いほど収納はしやすくなります。一番の難点は、やはり深い水位での作業に適さない事と保護出来る範囲が狭い事でしょう。
というわけで長靴の丈についてまとめてみました。もしこれから長靴を買うという方は、いきなり長短の丈を両方購入することは勇気がいると思いますので、個人的には長い丈を持っておく方が良いかと思います。外工や水が溜まった箇所での作業が多い場合には、必要に応じて買いそろえていけば良いでしょう。
たかが長靴の丈と思うかもしれませんが、用途や自分に合った靴を選ぶのは作業効率に大きく影響してきますから、一度見直してみることをお勧めします。
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