配管の保温剥がしで確実に揃えておきたい道具7選

既存の配管を撤去したり配管の状態をチェックしたりする際に、必ず発生する作業が「保温剥がし」です。

保温が付いたままでは配管の状態が分かりませんし、撤去するにしても保温が無い方が断然にやりやすいからです。産廃の分別の意味で先にすべて剥がすこともあります。

保温はされた年代や配管の種類によって様々ですが、確実なのは剥がす時にかなりのホコリが出ることと、繊維質のものは素手で触ると痒くなることです。

そこで今回は、保温剥がしの際に揃えておきたい道具として、保護具から3つ、手工具から4つの計7つをご紹介します。以下です。

《保護具3つ》

  • マスク
  • 手袋
  • 腕カバー

《手工具4つ》

  • ハサミ
  • カッター
  • プライヤー
  • 小さいバール

では順番に見ていきましょう。

保護具から3つ

とても地味な作業である保温剥がしですが、なめてかかると結構な被害を受ける可能性があります。

なぜなら、保温材はポリエチレンやポリウレタンのような弾力のあるものから、グラスウールやロックウール・ジュートのように繊維質で飛散する素材もあるからです。

ポリエチレン製の保温筒

グラスウールの保温材

加えて外部によく見られるラッキング(下写真は鋭利な部分もあるため、保護具の着用は必須です。

では代表的な保護具から3つご紹介します。

マスク

保温材から出るホコリは、ガラス繊維や岩綿などが多く、石綿とは比較にならないものの、吸い込むと有害であり、喉が痛みやアレルギー症状が出てしまうケースもあります

繊維質の保温材でなくても、古い配管には長年のホコリが溜まっていますから、マスクはしておくに越したことはありません。そこまで神経質にはならず、簡易的なもので良いかと思います。

マスクは他の作業でも使えますから、大量に入った特用を買っておくと良いかと思います。

手袋

手袋に関しても繊維系、特にグラスウール対策になります。

飛散したものが皮膚に付着すると、結構な痒みを伴い、その性質上、水やお湯で少し洗い流した程度ではなかなか落ちません。肌が弱い人はかぶれの症状が出る場合もあります。

それでなくても古い配管は汚いですし、網で巻いてあったりハサミやカッターを扱ったりもしますから、手袋は必須と言えるでしょう。

軍手でもラバーでフィットするタイプでも良いのですが、おススメは革手です。ちょっと値は張っても、繊維の飛散物を通さないのはもちろん、鉄線や網の先端も貫通させない丈夫さなので安心です。

腕カバー

長袖を着て手袋をしていても、その隙間から飛散したものが入り込んできます。そんな時に役立つのが腕カバーです。まとまった保温剥がしの作業がある時は重宝します。

もしすぐに用意できない場合には、養生テープで隙間を塞げばそれなりに防げます。(多少のゴワつきは覚悟です)

手工具から4つ

保温を剥がすには、特別な道具は必要ありません。ただ、あまり腰道具として持ち歩かない道具もありますから、まとまった剥がしがある場合には事前に揃えておきましょう。

ハサミ

配管の保温材はアルミクラフト・網・鉄線など様々なもので巻かれています。これらを切るにはやはりハサミが最適です。

網で巻かれた保温(中央付近に”よじり”がある)

普通のハサミでも良いのですが、裁ちバサミのように角度が付いているタイプが切りやすいです。

ただ、保温材(網やガラス繊維)を切っていると、どんどん切れ味が落ちますので、高級品ではなくある程度安いものが良いと思います。

カッター

配管方向に一気に切れ目を入れて剥がせるため、やり方によってはハサミより使いやすいです。結構な力を入れることが多いので、お勧めは特大刃(Hタイプ)のカッターです。

鉄線や網を強引に切ると刃が欠けるだけでなく危ないですから、その際はできるだけハサミを使いましょう。

プライヤー

もし急に保温を剥がさなければならなくなった時や、ハサミを忘れてしまった時には、プライヤーが役立ちます。鉄線らなつまんで引っ張れば切れますし、網の“よじり”を取ることもできます。

また、ラッキングを剥がすのにも便利です。お勧めは柄にマイナスが付いているタイプのカラスです。

小さいバール

ラッキング剥がしに使います。ラッキングは、継ぎ目を何箇所か平たいもので起こしてあげると、簡単に剥がすことができます。

この平たいものはマイナスドライバーでもいいのですが、やはりそこはバールが作業しやすいです。大きいと逆に扱いづらいので、200㎜くらいの小さなタイプがお勧めです。

今回のまとめノート

配管の保温剥がしは、改修工事や調査では必ず発生します。少しの量ならいいかもしれませんが、ある程度まとまった量なら今回ご紹介した7つは確実に揃えておきましょう。おさらいすると以下の7つです。

《保護具3つ》

  • マスク
  • 手袋
  • 腕カバー

《手工具4つ》

  • ハサミ
  • カッター
  • プライヤー
  • 小さいバール

どれもそこまで高額なものではなく、100均でも買えるものですから、いざという時のためにストックしておいても良いかもしれませんね。

では、良い配管工ライフを!

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2 件のコメント

  • こんばんは!聞きたいことがあるのですがドングリさんが土間配管でボイドを必ず入れてるのは何でしょうか?また理由もお聞かせください。。仕上がりにもよるので何とも言えない所でもあるんでしょうけど泣
    あと鉄管の場合、中間でソケットいれて立ち上げてボイドって感じですか??

    • マリオさん、いつもコメントをありがとうございます!

      正直なところ、私の中ではボイドというとスリーブのイメージです。スラブを打つ前に仕込んで後からボイドカントリー(ボイド抜き)で取り除きます。

      土間配管でボイドを使ったケースですと、鉄管を使った厨房排水の立ち上がり部です。立ち上がりの管はヤトイで手締めにして(後から外して寸法切りするため)土間を打つ時にモルタルの侵入を防ぐためにボイドで養生したことはあります。

      ただ、この時はできてしまった隙間を自分でキレイに仕上げたり、結局土間コンが入ってきてしまったりとうまくいきませんでした・・・

      参考にならずスミマセン(汗)
      よろしくお願いします。

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