今年(2016)の2月下旬、私の先輩の1人がめでたく1級管工事施工管理技士試験に合格しました!そしてまたしても、その勉強方法について『過去問』の有用性が実証されたのです。過去問については、資格情報の中でも有用である事をお伝えしています。
実証されたとはどういうことか
なぜ実証されたと言い切れるのか。それは私が使用した過去問集とまったく同じものを使用し、更にはその過去問を繰り返し解くだけという勉強法で合格したからです。
ちなみにその先輩ですが、職人一筋でやってきた人で決して基礎となるような“理系”の知識があったわけではありません。その点では毎日コツコツと勉強を重ね続け、並ならぬ努力があった事は間違いないでしょう。具体的には、隙間時間を利用して毎日1~2時間程度は過去問と向き合うようにしていたようです。勉強を開始したのは、申し込み受付け期間の直後だったかと思います。
正直なところ、そのくらい継続して勉強が出来ないのであれば、勉強法うんぬんという話以前の問題だと思いますので、酷なようですがどうしても時間が確保できない方は、受験を見直したほうが良いかもしれません。
使用した過去問集
☑学科試験用
こちらは何と直近10年間の過去問題が解説付き(直近の6年分、残り4年はヒントのみ)で掲載されている非常にボリューミーなものになります。
断言しても良いですが、これをやり尽くして落ちたらよほどおかしなミスをしたとしか考えられません。(名前を書いてないとか)書籍としてはかなり高額ですが、内容はそれ以上に充実していますから本気で勉強するなら買って損はありません。
☑実地試験用
こちらも直近10年分の過去問題を収録している非常にボリュームのあるものになります。
実地試験は学科試験と異なり記述式になるため、一見難しいと思いがちですが、この本でしっかりとパターンを押さえておけば初めて見る問題でも落ち着いて対応出来ます。注意して頂きたいのは、実地試験は学科試験に合格していなければ受験できませんから、購入のタイミングとしては学科受験後とするべきです。個人的には学科受験後に手ごたえがあれば購入してしまってよいと思います。(合格発表まで1ヶ月あるためその間も内容の濃い勉強をしたいからです)
お伝えしておきたい事
さて、今回過去問題の有用性についてお伝えしましたが、最後にお伝えしておきたい事が2点あります。
まず1点はご紹介したとおり過去問集は決して安いものではありません。そこで、周囲に過去に受験し1年落ちや2年落ちのものを持っている人がいないか探してみてください。もし運よく見つかれば大概は無料で譲り受けることが出来ると思います。
もう1点は実際の試験では1問目や2問目に過去問題に載っていないまったく新しいタイプの問題が出されることがよくあるという事です。これは出題者側に最初に面食らわせてペースを狂わせようという狙いがあると思われます。ですから、過去問集にない問題が出てきても焦らずに飛ばしてしまい、出来る問題をサクサク解いていく事を心がけましょう。
では、今後受験される方が1人でも多く過去問集の力により合格することを願っています!
コメントを残す