ねじ込み配管でフランジをねじ込もうとした時、もし現場に以下のようなフランジ回し(フランジレンチ)がなかったらどうしますか?
バイス台でフランジの方を固定する、フランジのちょっとした出っ張りにパイレンをかけるなどいくつか方法はあると思いますが、今回は自分でフランジ回しを作ってしまう方法をご紹介します。
自作のフランジ回しを作る
完成品がこれです。
今回はアングルにパンチャーで穴を開け、三分の全ねじとナット・ワッシャーを使用してみました。(場合によっては防食テープなどを巻きます)他にもアングルの代わりにハヤウマがあれば穴をあける必要もなく間隔の調整が可能ですし、4分の全ねじやナットがあればかなりの強度を確保できます。
また、より本格的に作るならば、25A×600㎜程度の鉄管にM16×70㎜程度のボルトを溶接すれば立派な工具としてあらゆる現場で使えるでしょう。溶接は自分でやるのが難しくても、現場で使っている人を見つけてちょっとお願いするなどの手段もあります。
自作フランジ回しの使い方
フランジ回しの2本の棒は決して両方をフランジの穴に入れて使うわけではなく、以下のようにして使います。
大きさは全然違いますが、サンダーの刃を交換する時と同じようなイメージです。
私はいつも現場で自作する場合には2本の棒の間隔を100㎜前後にしており、40A〜100A程度であれば特に問題なく使う事が出来ています。
実際の現場では、ねじ込み配管をやる(フランジを使う可能性がある)と分かってはいても、パイレンを忘れる事はなくてもフランジ回しを忘れている事はよくあります。どの現場にもハヤウマや全ねじ・ナットくらいはありますから、そんな時に思い出して頂けるとありがたいです。
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