壁や床に配管を貫通させたり、器具付けの際には色んな材質のものに穴を開ける機会が多いと思います。木・ボード・プラスチック・ホーロウ・ステンレス・軽天など、材質は多岐に渡ります。今回は木材編という事で、木に穴を開ける際のポイントと思われる点をまとめてみたいと思います。
ベニヤ
ベニヤであれば薄いのですぐに開いてしまいますが、クロスが貼ってある面の場合には、必ずクロス面側から開けないと、よじれて破れてしまう可能性があります。間仕切りなどは両側がクロス面の場合もありますので、面倒でも両側から開けた方が良いでしょう。また、古いベニヤだとホルソーが木の繊維に引っかかってバラバラになってしまう事がありますので、その時はカッターで切った方が良いでしょう。
コンパネ(割と厚い板)
コンパネはベニヤよりも厚みがあるものの、特に変わりなく開きやすいと思います。ホルソーが半分くらいまで入ったら逆側から開けると、開け口が綺麗に仕上がります。ちなみに一般的に「ホルソー」というのは径が決まっていますが、自在キリだと好きな径で切ることが可能ですので、シビアに開けたい場合には自在キリが有効です。
野縁や柱
厚みがありますので、専用のウッディングコアを使用します。(超硬ホルソーでも可)長さがありますので、かなりの厚みまで開けることが可能です。(場合によっては延長棒を使えば、コアの長さ以上の厚みも対応出来ます)実際は結構力を入れながらになりますので、もし鉄筋や鉄板、コンクリートなどにぶつかった場合には、すぐに止めないと刃が使い物にならなくなってしまうので気を付けましょう。クギやビスくらいであれば大丈夫です。
また、必ずまっすぐに力を入れるようにしないと、根元から簡単に折れてしまいますので、意識して作業しましょう。そして穴あけに時間が掛かる分、コア自体も相当高温になりますので、穴あけ後の取り扱いには注意です。木はコンクリート面と異なり、中に電気配線などが埋まっていることはなくても、間仕切りの中や根太の奥に何があるか分かりませんので、確認を怠らないことが大切です。
木への穴あけについては以上になります。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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