配管貫通のために、様々な材質の壁や床、器具などに穴あけを行いますが、今回はボード編ということで、各種ボードについてまとめたいと思います。
石膏ボード・ケイカルボード
石膏ボードは柔らかく、穴あけに当たってもさほど注意する点はありませんが、とにかく粉がすごく出ますので、養生をしたり下部に人やものがないかをよく確認しましょう。もちろん、自分自身も粉塵を吸い込まないようマスクをした方が良いです。
また、壁の場合以下の点に注意しておくと良いでしょう。
- 中に断熱材が入っていることがあるので、ホルソーで巻き込まないようにする。
- コンセントやスイッチ付近には電気配線が通っている可能性が高いので、勢いよく開けすぎないようにする。
- 通常、300㎜または450㎜間隔で下地が入っているので、なるべくぶつからない箇所に穴を開ける
※下地ごと穴を開けるのは、面倒な上に強度が落ちるので出来る限り避けたいです。
ちなみに、ホルソーで開ける径は最大150㎜程度だと思いますので、それよりも大きくなる場合は、数カ所小さな穴を開け廻し引きで切ると良いでしょう。
パーチクルボード
パーチは木くずを固めたものですから、木と同じ要領で開けることが出来ます。基本的には床の下地なので、穴を開ける機会はあまりないでしょう。
フレキシブルボード
このボードは少々厄介です。と言うのも、原料にセメントが使用されているため、下手に開けようとすると、刃が焼けて使い物にならなくなることもあるからです。超硬やバイメタルホルソーでゆっくりと開けることがポイントとなります。インパクトドライバですと、クラッチが利いて無駄な打撃を与えますので、ドリルドライバーかハンマードリルの打撃なしを使用した方がよいかと思います。
他にも◯◯ボードと呼ばれている建材はたくさんありますが、配管において自分で穴あけをするのは上記のものくらいでしょう。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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