漏れを予感させるねじ込み配管

先日100Aのねじ込み配管をしたのですが、その中で絵に描いたような漏水が起こり、ある事を確信しました。最近は太物のねじ込みは減ってきてはいるものの、100Aくらいまでならまだまだ配管する機会は多いかと思います。旋盤のねじ調整が重要であることはもちろん分かっていましたし、旋盤油も綺麗に拭き取り、重量物ですから運搬にも十分に気を付けていました。それでも今回漏水したのは冷静に考えればとても単純な理由でした。

パイレンは力持ち!?

ねじ込みに欠かせないパイプレンチですが、ご存知の通り凄いパワーがあります。1200㎜(通称サブロク)でヤトイでも掛けて回そうものなら、100Aの配管でも容易にねじ込めます。むしろ管が負けて潰れてしまうことすらあります。

今回はこのパワーが仇となりました。何が起こったか結論から言いますと「線切った状態でねじ込んでしまった」のです。つまり継手と配管がまっすぐ入っていない状態で強引にねじ込んでしまったということです。

もちろんとんでもなく力が必要でしたが、サブロク2丁とヤトイを使っていたため、丁度いいねじの余長までねじ込めてしまったのです。案の定この“硬かった”箇所はじゃじゃ漏れ(水をはっただけでシューシュー水が出てくる)でした(汗)

(それにしても、なんかねじ硬いなぁと薄々感じつつも、なんのこれしき!と力に任せてねじ込みたくなってしまうのはパワーワーカーの性ですかね・・・)

ここで確信したのは、「バイス台でねじ込んだ時は丁度いい硬さだったものが、現地でとんでもなく硬いと感じた時は、そのまま強引にねじ込むと必ず漏れる」と言うことです。

もしこのような事態になったら、ねじ調整や配管の寸法を見直す必要があると考えた方が得策です。ねじ込みは直しになった時かなり面倒ですから、急がば回れの気持ちが大切だと思います。

材料や時間がない時に採る方法

さて、ここからはちょっと話が変わってしまうかもしれませんが、水圧テストで超微量漏れていたり既存管に漏れを発見た場合に、材料や道具を最小限で直すための選択肢を紹介します。それは以下のような「圧着ソケット」を利用することです。

圧着ソケットはとても施工が簡単で、ソケットのような形状になっているもので配管を挟み込み、六角で締め付けるだけです。つまり必要なのは圧着ソケット自体とそれに合う六角(配管サイズやメーカーで異なる)のみです。

また、継手にかけられる形状のものもあるので、多くのケースで見られる継手ねじ部からの漏れにも対応出来ます。注意点としては、配管の種類や水圧に合ったものを使うことです。圧着ソケットは在庫として抱えている材料屋さんも多いので、漏水補修の選択肢として憶えておくと良いかと思います。

今回はねじ込み配管で漏水を予感させるねじ込みについてまとめました。配管のサイズに関わらず締め込んでいてちょっとでも違和感を感じたら、再度ねじを旋盤でさらったり寸法を見直すなどする方が得策です。後々直しで面倒なことにならないよう、“ダメを察知する感覚”を磨いていけると良いですね。

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