水平器の勾配を把握しよう

水平器(勾配計)といえば、配管工で持ってない人はいないくらい重要なて工具です。そして配管をすればほぼ確実に使っていると思います。特に排水配管では勾配が超重要ですから、もし使わないでくれと言われたら、ムリ!と言って帰ります(汗)

そんな水平器ですが、ここ最近、自分が使っているものの勾配を把握していない人が結構いることに気が付きました。私も少し前まで“思い込み”による使い方をしてしまっていたので、今後正しく使うためにも、把握する方法やオススメのものをまとめてみましたので、ぜひ参考にしてみてください。

そもそも把握していないとは?

まず前提として「勾配を把握してない」とは具体的にどういうことかを説明しておきます。水平器の以下のように液体の中にある気泡の位置によって対象面(配管)の勾配を見ます。

この時に水平が分からないから人はいないと思いますが、例えば1/1001/50の勾配となった時に気泡がどの位置に来ているのが正解なのかを分かっていないということです。気泡の端が1本目の線なら1/100とか、2本目の線なら1/50などと思い込んでいる人がかなり多いようです。(種類によってはそういった水平器もあるかもしれません)

私がこれまでに使用してきた水平器では、これは明らかに間違いであり、それに気が付いたきっかけと言うのが次の「把握する方法」で確認したことなのです。

どうやって勾配を把握する?

勾配を把握するのは実はとても簡単です。それは、“勾配計”で一旦合わせた配管に自分の水平器を乗せてみることです。勾配計はもし自分で持っていなくても、他の職人さんや監督さんが持っていることも多いので、借りると良いかと思います。

※3方向でそれぞれ勾配を確認できる勾配計

※デジタル勾配計

こうして確認してみると、これまで思っていたのと誤差が出てくるはずです。一旦把握してしまえば水平器を全く別物にしない限りは大丈夫ですし、小さな誤差であってもより正確な勾配での配管が可能となります。

注意)デジタル勾配計には0補正機能が付いているものがありますが、補正が誤っているととんでもない勾配になってしまうこともありますから、その点だけはご注意ください。

1番マズいこと

水平器の勾配を把握しないで配管してると何がマズいでしょうか?

実は改修工事や民間の新築などならそんなに困ることはありませんが、状況によっては非常に面倒なことになってしまうケースがあります。それは検査が厳しい現場(都営住宅など)で必要な勾配を確保出来ておらずに、是正対象となってしまうことです。つまり、勾配が1/50欲しい箇所が1/75程度しかなくて全て直しになるなんてこともあり得ます。

極端に勾配がつきすぎるのもよくありませんが、とにかく勾配が足りないということだけは避けるために1度は確認してみることをお勧めします。

オススメの水平器・勾配計

最後に、私が使ったことがあるものでオススメの水平器・勾配計をご紹介します。私は基本的に強磁石付き45度勾配付きのものを好んで使っています。例えば今使っているのはこちらです。

磁石がかなり強力でデザインも使い勝手も気に入っていますが、高いのが難点です。。。そしてコンパクトタイプで狭い箇所にも乗せることができるものとして、EBISUのハンディレベルを使用しています。

現在はこの2つしか使っていませんが、ゴミが付くから磁石付きは嫌だ!という方や45度勾配なんていらねぇ!という方や、とにかく安いものがいい!など色々と好みは分かれると思います。全てを購入して確認することはできませんから、例えば他の職人さんのものをちょっと使わせてもらうなどして、自分に合ったものを見つけられると良いですね。

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