建築現場で感じる違和感?配管に限った話ではない大きな矛盾とは?

 

ここ最近、新築現場で配管をしていて、めっちゃ感じる違和感があるんです。

だいぶ以前から、ぼんやりと思っていたことではあるのですが、長期間大規模な新築現場に入っていたことでそれがハッキリしてきました。

 

それは、

配管のスピードや効率化を追い求めることが、結局自分の首を絞めていることになる!?

ということ。

 

ちょっと意味不明だと思いますので、今回はこの違和感を具体的に説明、というか皆さんに問いかけてみたいと思います。

私の独り言だと思って気軽に読んでください。

スピードを重視してやってきたが・・・

大規模な新築現場になれば、入っている業者の数もとんでもない数になりますし、それこそ難しい施工内容(配管以外も含めて)も多いですから、ほぼ例外なく工期に追われますよね

私も去年の年末は珍しく結構残業しましたよ。笑

 

で、それが分かっているのもありますし、早く終わらせた方が“人工”がかからない、つまりコスト(人件費)がかからないことも分かっていますから、とにかく配管はスピードを重視(品質は当然)してやっているわけです。

どうしてコストがかからない方が良いかと言えば、綺麗事抜きにして「お金を払う人が喜ぶから」

 

例えば、施主さんはできるだけ安く済めば嬉しいし、請負っているサブコンは予算内でおさめたいし、私たちに給料を払っている社長は同じ給料でもより多くのことをやって欲しいということですね。

それはとてもよく分かります。お金は大事ですから。

 

でもスピードを重視したり、効率的にやろうとする(できるだけ面倒なことは避ける)ことが、実はよりコストがかかってしまっているのでは? と感じるケースが出てきたのです。

具体例をあげてお話していきますね。

余る材料と捨てる材料はどのくらい?

スピードや効率を重視することが、実はよりコストを大きくしているのではないかと感じる例をあげてみます。

 

大量の材料を捨てること

現場の終了が見えてきた時とか、作業の流れでまとまった期間現場を空ける時って、材料をある程度整理しますよね?

つまり捨てるってことです。

 

この捨てる材料は、木っ端みたいな本当に使えないものもあれば、未使用だけどもう使わない、そこに置いておけないなどの理由で捨てることもあるはず。

それがもったいないのは当たり前なのですが、そういう話ではなくて、「それってスピードや効率を重視したことによって出てきたものじゃない?」てことです。例えば以下。

 

  • パイプや継手が足りなくなったら作業が止まるから多めに注文して余ったもの
  • 仕様が確定していない段階で注文し結局は使わないもの
  • 焦りながら注文して間違えたもの

 

で、私みたいに変なことを考えすぎちゃう人間としては、定尺の管をわざわざコンテナに入るように切断して捨てる時に、こんな風に思ってしまうわけです。

「これで何人工捨てたんだろう・・・?」

 

もちろんスピードや効率を重視するのは良いことなのですが、ほんの少し材料拾いにかける時間を多くするだけで、ほんの数時間監督さんからの連絡を待つだけで、最後に捨てる人工が減るのになぁと感じることがあるんですね。

 

納期重視で材料を頼むこと

よく材料を注文する時に、納期重視やちょっと後から手を加えないとダメだけど安いから、みたいな理由で頼むことがありませんか?

例えば先日、こんなことがりました。

 

転がし配管でよく使う、レベルバンドという支持金物がありますが、これは全ネジの長さが決まっており、もし長いものが欲しいとなれば特注扱いになります。こんなバンドですね。

今回は全ネジが300㎜が欲しかったのですが、大体どの材料屋さんも200㎜までしか在庫として持っていないので、納期もかかる上に割増料金ということで、結局は200㎜のものと全ネジを別で注文して交換することにしたのです。

個数としては、ざっと100個くらいですかね。

 

で、いざものが届いて全ネジの交換作業に入ったのですが、これがマジで超めんどくさい!!

あらゆる道具を使用して頑張って交換しましたが、結局1人でやって1日半かかりました。

 

ここでまた、ものすごい違和感を感じたのです。

「どうせ全ネジ変えないと使えないんだし、全ネジ代も人工もかかるし、交換した全ネジは捨てるだけだし、普通に300㎜頼んだ方が良くないか?」

 

正直、金額的な部分は分かりませんが、おそらくは普通に頼んだ方が安上がりだと思いますよ。(この辺、詳しい人がいたら教えてください)

この現場ではその後も何度かそれがありましたが、結局親方の指示に私は何も言えず・・・

 

そんな自分も直さなければと感じてしまう出来事でした。

今回のまとめノート

現場での配管作業には、常にスピードや効率が求められます。その理由として、最終的に行き着くところはコストです。

ただ、ここ最近現場で配管をしていると、スピードや効率を求めるあまり、逆にコストがかかっているのではないか? というような違和感がわくことが結構あります。

 

もしかしたら、その違和感を全て無くそうとすれば、待ち時間が増えたり施工が思うように進まないもどかしさが増えるかもしれませんが、最終的にコストが抑えられて“みんなが儲かる”ことになれば良いのかなぁと感じています。

そんな視点を持って作業をしてみると、新たな発見があるかもしれませんね。

では、良い配管工ライフを!

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10 件のコメント

  • すいません、質問させて下さい。
    自分はこれまで全ネジを使った施工をしたことがありません。

    全ネジを壁に打ち込む場合は、先にアンカーを打ち込むのでしょうか?
    また、全ネジを締め込む場合は、それ専用の工具が必要なのでしょうか?

    素人の質問ですいません😢⤵⤵

    • タンクさん、コメントをありがとうございます。

      全ネジを壁に打ち込む際に現場でよく使うのは、内部コーンアンカー(通称ショートアンカー)というアンカーですね。
      まずはハンマードリルでアンカーを打ち込み、そこに全ネジをねじ込んで使用します。

      全ネジをねじ込む際には、よくプライヤーを使う人がいますが、傷がつくためおすすめはできません。
      個人的には「全ネジ回し」を使った方が良いかと思います。

      よろしくお願いします。

  • すいません、再度教えていただきたいのですが……。

    最近になってやっと支持金具用にオールアンカー(ルーティアンカー)を使い始めました。

    アンカーの芯棒を打ち込むときにネジ山はどれくらい残せばいいのでしょうか?
    取り付け物の厚みによって変わるのでしょうか?
    メーカーのサイトを見てもイマイチわからないんです……。

    • タンクさん、いつもありがとうございます。
      オールアンカーですね。よく使いますよね。

      打ち込む際には、取り付ける物の厚みは考えなくて良いと思います。
      ネジが打ち込む側に一山残るくらいまでナットを入れて大丈夫ですよ。

      どちらかというと、開ける下穴の深さの方が重要ですね。
      もし機会があればやってみて欲しいのですが、下穴をものすごく深く開けてナットを付けずにピンを打ち込むと全部入ってしまいます。
      つまり効いてないんですね。

      なので、キリにマーキングしたりテープを貼ったりして深く開けすぎないようにします。
      ちなみに、穴の中のホコリは出来るだけ取り除いた方がアンカーがスムーズに入りますよ。

      よろしくお願いします。

      • ありがとうございます!

        オールアンカーでは下穴の深さは関係ないと思っていました。

        頓珍漢な質問かもしれませんが、アンカーを打ち込むとき、ボルトナットを付けるのはどういう意味があるのですか?

        ボルトナットで打ち込む深さ調整するのでしょうか?

        • タンクさん、お疲れ様です。
          オールアンカーにボルトナットをつけて打ち込む意味は以下だと考えます。

          ①多少は深く穴を開けることになるので、ナットがストッパーの役割をする
          ②ナットがあることでハンマーが変な角度で当たっても曲がりにくい
          ③打ち込むときにねじ部が保護される。

          もし穴の深さをシビアに開けて、周りに何の障害物もなく完璧に打ち込めるのなら、ナットは必要ないかもしれませんね。
          ただ、実際の現場ではそのような状況はまずあり得ないと思われます。

          オールアンカーはナットが別梱包で来ることも多く、それを全ねじに入れるだけでも面倒ですが、打ち込むときはナットありをお勧めしますよ!

  • こんばんは!記事が復活してて嬉しいです。何かあったのかとも思いました泣
    関東で有名な?でかい設備屋は病院を新築でやったのですが材料がトラックで運ばれてきてそのままコンテナ行き(クソでかいsusのバルブなど)もです。週一で鉄くずコンテナを回収にきてました。。酷いもんですよね。
    質問なのですがラインニング内の巻き込み配管で小便器なんかの給水をやる時にメインから枝で3口取るとしたらそのまま水洗チーズとかでとるのは良くないのですか?水洗T.水洗T.水洗Lみたいな感じです。チーズに水洗ソケとかも同じです。うわ取り、下取りする意味はなんなのでしょうか?分かりにくかったらすいません泣

    • マリオさん、ご無沙汰しています。
      そんな現場もあるのですね。汗
      私ならバルブを持って帰りたくなっちゃいますね。笑

      ライニング内の配管ですが、水栓Tを使うのは全く問題ないと思います。
      実際に私もそのような配管を多く施工しました。

      給水のルート取りでよくないのは、やはり「トンボ配管」と「鳥居配管」ですかね。
      水圧が弱くなったり、エアーがかんでしまったり、ウォーターハンマーの原因にもなると言われています。

      上取り・下取りする意味としては、やはり配管のしやすさだと思います。
      特に巻き出し配管となると、位置がシビアになるため、「水栓T→水栓T→水栓L」などでは、ズレた時に修正が難しくなるからです。

      上取り・下取りなら、少なくとも高さはそれぞれに修正がききますし、距離があれば左右の調整も可能です。

      もう一つ考えられるのは支持のしやすさですかね。
      スタッドにレベルバンドで支持するような場合には、配管が通る方向によって支持ができないこともありますので・・・。
      やはり口元は固定したいですからね。

      それから、ライニング正面のボードやコンパネを貼るのにスタッドが立ちますよね?
      水栓Tや水栓Lで狙うとなると、スタッドの中を配管が通るか、かなり距離のある持ち出しが必要になる可能性があります。
      それは好ましくないので、水栓ソケットを仕上がり面から3ミリくらい出すような待ち方が理想です。

      何れにしても、水栓Tを使うこと自体は問題ないですよ!
      よろしくお願いします。

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