寸法取りの基本 その2

寸法が取れなければ配管は出来ません。そのくらい重要な寸法取りですから、前回の「寸法取りの基本」に続き、基本的な事柄をまとめてみたいと思います。
前回の記事をまだ見ていないという方は、こちらからどうぞ。
寸法取りの基本

最初ほどミリ単位でシビアに

寸法をいくつも取っていると、半端な数字をキリの良い数字に丸めたくなります。例えば247㎜→250㎜とか103㎜→100㎜などです。多くの場合その数ミリは問題になりませんが、時にはその数ミリが命取りにもなります。その点は経験を積む事で判断が出来るようになるとは思われますが、最初のうちは丸める事なくシビアに測った方が良いでしょう。

スケールのツメ(少し動く)

スケールを使っていると、ツメの部分が動くようになっている事に気付くと思います。これはツメの厚み分の補正が入っているためです。という事は、引っ掛ける時はしっかりと引っ張り、当てる時はしっかりと押す事で正確な寸法が測れるわけです。

配管の芯は正面から見る

配管の断面は丸いですからどこから見ても太さは変わりませんが、寸法取りの「芯」は必ず正面から見る必要があります。

寸法取り 正面から見る

正面から見れば(赤矢印)配管の芯は分かりやすいですが、少しでも斜めから見ると途端にどこが芯か分からなくなります。

スケールのラベルをあまり斜めにしない

三角形をイメージすると分かりやすいと思うのですが、スケールのラベルが斜めになっていると正確な寸法が測れません。ラベルを伸ばしすぎてたわんだりしていても同じです。

寸法取り 斜めにしない

壁から芯までの寸法が青矢印だとすると、もしスケールをオレンジの矢印のように斜めに伸ばすと、本来の寸法より長くなってしまうことが分かります。

出来るだけ配管にラベルを近づける

これは基本中の基本になります。寸法を取りたい箇所に出来る限りスケールのラベルを密着させる事で、より正確に寸法を測れます。ラベルが離れていると不安定なだけでなく、目見当で目盛りを読む事になりますから、慣れていないと見当違いの寸法になりかねません。

試しに床や壁で適当な2点間の寸法を密着させて測った場合と、100㎜程度離して目見当で測った場合とを比べてみると、5㎜~10㎜程度はずれが生じることが分かるでしょう。

ムリに暗算をしない

いくつか寸法取りをしていると、必ず計算が必要な場面が出てくるでしょう。その時に、無理に暗算で計算しようとすると、必ず間違える時がきます。計算ミスをするという事は、それがきっかけで大きな出戻りになる可能性もありますから、紙に書いたり小さな電卓を使うなど工夫して確実に計算しましょう。

☑️お勧めの電卓

現場で電卓を持ち歩くのは気がひけますが、寸法計算が多い時は携帯するようにしています。現在私が使っているのは以下の製品で、胸ポケットにも入りカバーも付属しているので重宝しています。ただし、ほこりや油などに強いわけではないので、その点は使用時に注意が必要です。

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