便器外しの特殊ケース6選

「便器外しの特殊ケース6選」ということで、今回は少し特殊なケースについて6つの例をあげて、それらの対策をまとめたいと思います。オーソドックスな便器の外し方では対応できないと思った場合には、ぜひ確認してみてください。

※オーソドックスな便器の外し方については最下部の関連記事を参照してください。

1.止水栓が特殊なケース

便器を外す際に止水栓を必ず閉めますが、中には蛇口の部分が特殊で水が止められる構造になっていないものがあります。(蛇口の部分を外してそこに分岐金物が取り付けられているようなケース)

パナソニック止水栓※これが蛇口の部分に取り付けられている

そのような構造のものがあるのか? と思いますが、実際に現場でも50件に1件くらいは遭遇します。この場合、蛇口部分を外すことになりますので、最初に水をメーターから止める必要があります。

更に、便器を外した後に水を生かすためには以前にご紹介した「キャップナット」を使用しますが、止水栓の蛇口部分が外れてしまっているため、メッキ管から止水栓自体を外してからキャップナットを取り付けます。
便利なキャップナット

2.タンク一体型便器

ロータンク部分とウォシュレットが一体になっているタイプの便器です。
タンク一体型便器
通常のロータンクは本体に2点固定されていますが、このタイプはほとんどが4点固定されています。注意点としては、まず大きいので運ぶ際に気を付けることと、最初に流しても水がタンク内に残る場合が多いので、全ての水を捨てないと床に置いたときに水浸しになってしまうことです。

大概のものは蓋を外して水を捨てるか、水抜きのレバーを引くことですべての水を捨てることが出来ます。

3.前止めならぬ横止めがあるケース

便器の本体を外す7ステップ」の手順にも出てきた前止めですが、中には横止めが両サイドに付いてるものもあります。
前止めと横止め
要領は前止めと変わりませんが、外す際に位置を正確に測っておかないと取り付けの際に苦労します。

4.ウォシュレットのホースがなまし管

最近はあまり見なくなりましたが、ウォシュレットの接続がなまし管と呼ばれる柔らかい実管のケースがあります。

この扱いには注意が必要です。もちろん折れる危険もありますが、それよりも管とウォシュレット本体との接続部分が壊れると、同じ部品がもう手に入らないことが多いのです。部品がなければ、ウォシュレット交換になってしまいますから、外した後に運ぶ時や床に置く時には細心の注意をはらいましょう。

5.タンクビルトイン型

これはある意味1番厄介かもしれません。ロータンクの部分が作りつけの棚などになっており、その中にロータンクが隠蔽されています。棚の部分さえ取り外すことが出来ればロータンク部分は普通のものが多いです。

どうしても外さなければならない時は、復旧のことを考えつつ試行錯誤しながら外していくことになります。導入事例が少なく、ものによって手順がバラバラなので、時間をかけるしかありません。もし現場に大工さんがいる場合には、無理せず協力してもらいましょう。

6.リモデルタイプ

便器本体と排水管とを接続する「フランジ」と呼ばれる金物が別になっており、このフランジの取り付け方によって、便器の壁からの離れなどを調整できます。目盛が付いている部分の管の長さを調節することで、便器の前後の位置を変えられるのです。
フランジ リモデルS
つまり、便器を外す際には本体を外した後に、このフランジまで外すことで全ての手順が完了します。

以上で大体のものは網羅していると思います。もし現場で遭遇した際には参考にして頂ければと思います。
最後まで読んで頂きありがとうございました。

これがあれば大丈夫! 便器を外すための道具
便器のロータンクを外す7ステップ
便器の本体を外す7ステップ

スポンサーリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です