モールの配管 その1

モール』を使った配管の話です。団地の給水・給湯管の更新工事などの際に、既存の配管を全て撤去してまた同じ箇所に新しい配管を通すのではなく、壁や天井に全く新たなルートで露出配管を行うことがあります。その際に使用するのがリフォームダクト、俗に言う『モール』です
モールダクトこれは、配管を露出でそのまま壁や天井に這わすのはあまりに不格好ですので、配管を隠して見栄えを良くする為や、それ自体が配管の固定にもなるので、とても使い勝手が良いです。モールを使った配管のメリット・デメリットを私の独断と偏見でまとめてみました。

メリット

☑工事費が安い(場合がある)

もし既存の配管を全て撤去して床下に新規の配管を行うとなると、床や壁を大きく開口し配管後に復旧する要が出てきます。さらには、器具類つまり洗面化粧台・便器・流しなどを脱着する必要も出てくるケースがほとんどです。それを考えると、モールの材料費分を差し引いても、大幅な工事費用の削減が可能になるかもしれません。

☑漏水個所の特定が容易

万が一漏水があった場合に、もし床下に配管があるとその箇所を特定するのがとても大変なケースがあります。場合によってはまた床を開口しなければならないことも・・・そんな時もモール配管であれば、カバーを簡単に外すことが出来ますので、すぐに漏水個所を発見できると思われます。

☑ルート決定・配管の容易さ

新規の配管ルートを決定する際に、床下や天井内配管ではある程度ルートが限られます。モール配管であれば、生活の邪魔にならず見栄えの良い範囲内であれば、ある程度自由にルートを決められると考えます。(ジェットコースターのようなルートにしても大丈夫というわけではありません)しかも、モールが配管の固定および保温の役割を果たすので、施工も割と簡単に行うことが出来ます。

デメリット

☑部屋を跨ぐ際の穴開けが必要

床下を配管する場合には間仕切りはありませんが、モール配管を行う場合には壁を貫通しなければならないケースが多々あります。この場合、ボードや木はある程度簡単に出来ますが、コンクリートとなると結構な手間となります。(場合によっては専門業者が必要!)

☑器具類の交換が制限される場合がある

配管のルートの自由度が高いといっても、なるべく目立たないようにしたいですから、どうしても洗面化粧台や流しの”きわ”を通すことになります。その場合、モール配管の分壁が出っ張ることになりますので、将来的に器具の幅や高さを大きくしようとした際に制約を受ける可能性があります。

ですので、近い将来器具を交換することが予め分かっているようなケースではそれを見込んだルートにする必要があります。余談ですが、モール配管の為に洗面化粧台を5㎝ずらしたら洗面所のドアが開かなくなった、という苦い思い出があります。

以上ですが、メリット・デメリットはまだまだたくさん考えられますし、色んな意見があると思いますので、思いついた時にまた追記していきます。

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