ビスが効かなくなった時の対処方法

配管作業において、ビスで何かを止めるというのはよくある事です。特に器具付けでは、まったくビス止めをしないという事はまずありませんし、このビス止めこそが鍵になるのです。と言うのも、ビス止めは何かを固定するためですから、当然ですがそれが外れる事はあってはなりません。つまり必ずビスを効かせる必要があるのですが、実際の現場ではビスが効かない(効かなくなる)事が多々あります。そこで今回は、ビスが効かない時の対処についてまとめたいと思います。

そこに打たなければならないかを考える

ビスが効く面というのは決まっていて、コンクリート・木・鉄板・ブロックなどです(ボード面は効きません)。そして効かなくなる原因とは、ビスの径より穴が大きくなってしまうことです。

それを踏まえた上で、まずはビスを同じ位置に打たなければならないかを考えましょう。例えば少し位置をずらしたり、固定穴を90度回転させたりしてみるわけです。
ビス穴の位置場合によっては取り付け位置をビスが効く箇所までずらしてしまう事も選択肢の1つです。

少し大きいビスを使う

穴がビスより大きい事が効かない原因なら、ビスを一回り大きくするという手段も考えられます。ただしこの方法の難しいところは、数あるビス径の中から効くであろうものを選定しなければならないことです。更に、取り付け側の穴がより大きいビスに対応していない事もありますから、注意が必要です。

何かをかませる

これは1番オーソドックスな方法です。ノンプラグビスなどには、あらかじめ効かなくなった時に穴に入れて使うプラ板みたいなものが付属している事があります。

ビスピタ出典:WAKAI

よくやるのは、割り箸のかけらみたいな木片を突っ込んで効かせる方法です。ですが、出来れば木片ではなく、やはり樹脂片の方がベターです。木は腐ってしまう恐れがありますからね。

アンカー類を使う

ボード面はそもそもビスが効きませんので、ボードアンカーを使う事が前提となりますが、コンクリート面に関しても何度もビスを抜き挿しする場合や、穴が大きすぎる場合にカールプラグを利用します。もちろん使用するビスの径に合ったものを選択する必要があります。
鉛のカールプラグ

穴が大きくなりすぎてしまった場合でも、カールプラグの下穴径より大きくなる事はまずありえませんので、割と使える手段です。

ビス以外の固定を検討する

取り外す可能性がほとんどないものや、軽量のものは、ビスで止める必要はないかもしれません。つまり両面テープやボンドを使用するわけです。この方法の欠点は、外しにくくなってしまうことと、外した箇所が汚くなってしまう(場合によっては壊れる)事ですので、それが許容される場合にのみ採用しましょう。

最近は両面テープでも多用途で強力なものがたくさん出ていますから、万が一の時のために1つは持っておいてもよいかもしれません。

コーキングを使う

これは最終手段です。たまに器具を外そうとして、壁や床に接する箇所にびっちりコーキングが回っていたり、ビス穴にがっつりコーキングが詰まっていたりすると、ハズレ感が半端じゃないです。コーキングは、打ったばかりの時は不安でも、乾くと想像以上の強度を発揮します。割と穴が大きくてビスがスコスコだったとしても、コーキングを詰めてビスを入れておけば外れる事はないでしょう。(と言うよりなかなか抜けなくなります)

ただし、繰り返しになりますが、コーキングは正規の手段ではありませんから、監督がオーケーを出しても、施主からみたらイメージが悪いですし、外すのに相当苦労しますから、出来る限り使わない方が良いでしょう。もちろん、水の侵入を防ぐ意味でのコーキングは問題ありません。

実際の現場では、すぐに材料や道具が揃わないため選択肢が限られますが、その時に最良の選択を、監督や場合によってはお客さんも含めて検討するべきでしょう。場合にょっては後日再対応という事も考えられますが、面倒でも最善をつくすことで、忘れたころにクレームが来るような事態は避けられるでしょう。

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