配管作業での他業種との絡みについて、今回はダクト、特に大きな角ダクトとの関連について考えたいと思います。角ダクトは基本的には天井かPS内に施行されますから、やはり天井配管やPS内配管への影響が大きいです。
配管作業に絡む内容
☑角ダクトより高いレベルの配管
1mを超えるようなダクトの上部を通る配管は、当然のことながら、ダクトより先に作業を完了している必要があります。もし一部だけ隠れるようなケースでも、その部分だけはアンカーを打ってバンドを下げておくなどの対応が必要です。これは、もちろん体が入らなくなるのもそうですし、高所作業車が昇れなくなるためで、最悪はダクトの上に乗って作業する羽目になる可能性があるからです。(基本的にはダクトの上に乗るのはNGです)
☑角ダクトより低いレベルの配管
ダクトより低いレベルだからと言っても、闇雲に吊りバンドを下げてはなりません。当然、角ダクトのルート上にはバンドを下げられないことになりますので注意が必要です。吊りピッチが確保できないなどのケースも出てくるかもしれませんので、その際はダクトの吊りを利用させてもらうなどの対応もあり得ます。
☑PS内の竪管
PS内に大きい角ダクトのが通るような場合には、後から足場を確保できない可能性も出てきますので、先に配管作業を完了しておく必要があるでしょう。
以上のケースを意識しておけば、角ダクト絡みのトラブルは概ね防げるかと思います。行程的な部分が多いので、職長さんや監督とよく相談して、話し合うこともが最重要かもしれませんね。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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