”きわ”の配管はルート選定に注意

作業がストップしてしまわないように、壁際や梁貫通のルート選定には最大限の注意を払う必要があります。考慮すべき点はたくさんありますが、その中で今回お伝えしたいのは、『継手は管より太い』ことと『継手の接続しろを確保する』事です。

継手の大きさ

種類によって大きさは異なるものの、継手は管よりも太いものです。(スパイラルダクトの継手など例外もあります)つまり、壁・天井・床の“きわ”を通る配管ルートでは、継手がおさまらなければならないのです。例えば1番顕著なMD継手を例に取りますと、40AのDVLPであれば管の外径が約49㎜なのに対し、MD継手の1番太い部分(ボルト部)は96㎜にもなり、およそ2倍の差があるわけです。

MDの外形寸法

と言う事は管だけで考えれば通る箇所が、継手を付けたらおさまらなかったという事もあり得るわけです。この点をよく覚えておき、ルート選定の際には継手の分まで考えてあげなければならないのです。

接続しろの確保

継手の太さを十分に考慮した上で、更に忘れてはならないのが「接続しろ」の確保です。接続しろとは例えば以下のようなものです。

  • のり付けの飲み込み分
  • ねじ込み継手のねじ込み分
  • ねじ込み継手の回転幅
  • MD継手のフランジ(ボルトナット)分
  • パイレンなどを使用して締付ける継手の締付けスペース

他にも考えられますが、代表的なものではこのくらいでしょう。これらの余裕部分を確保しておかないと、地獄配管になってしまったり余計な斫りが生じたりしますから、可能な限り加味した配管ルートにしましょう。

新築でも改修でも、きわを通さなければならない配管は結構あります。そんなルート選定の際にはぜひ思い出して頂けるとありがたいです。

スポンサーリンク

1 個のコメント

  • コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です