レシプロソー 刃の背中も脅威!

改修工事で既存管を切断すると言ったら、やはりレシプロソーのお世話になることがほとんどではないでしょうか。鋳鉄管やステンレス鋼管(厚肉)でなければそりゃもうザクザク切っていくことが出来ます。以前からレシプロソーを使った撤去に関しては注意点の記事やオススメの刃に関する記事を書いてきました。

1番使えるレシプロの刃はこれだ!
鉄管を撤去する時の補助

今回は先日鉄管の撤去中に思わぬ失敗をしてしまったのでそれを共有したいと思います。

刃の背中に注意!

撤去の際に周辺にものがないことを確認するのは当然だと思います。ですが、改修工事の場合は電気配線が複雑に絡まっていたり配管同士がせっていたりするケースが多々ありますから、多少刃が触れてしまったりすることもあるかと思います。

そんな時に特に刃の動きには気を使うと思うのですが、「刃の背中」についても同じくらい注意した方がよいということです。というのも、鉄管を切っている最中は摩擦によって刃がとんでもない高温になります。素手で触ると火傷します(焦)つまり、塩ビ管やポリ管などの柔らかい素材の管は少し接触しているだけで“溶ける”のです!プラスレシプロソーのストロークが加われば、もうそれは普通の刃と同じようなものですね。

私はこれにより、撤去管の上部にあったドレン配管に穴を開けてしまいました。幸いにも空調ドレンだったので被害もなくすぐに直すことが出来ましたが、もしそれがポリ管の給水だったらと思うと身の毛もよだちます・・・

刃の背中は凹凸がないので、場合によっては当たっている感覚がないまま、いつの間にか穴が開いてしまうこともありますから、くれぐれも注意しましょう。

補足情報

鉄管を撤去していると、刃が焼けてしまったり折れてしまって交換することもありますよね。その際には火傷に注意するのはもちろんなんですが、取り外した刃をそこら辺にポイしてしまうと、床の材質によっては溶けたり焦げたりしてしまうので気を付けましょう。もちろん撤去の際にはある程度ガッチリ養生はしているかと思いますが、ブルーシートくらいだと簡単に貫いてしまいますので。

というわけで今回は刃の背中の脅威についえてお伝えしました。あまり実感がわかなかったかもしれませんが、失敗してからでは遅いですから頭の片隅に入れておいて頂ければと思います。

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