配管や器具付けに伴う穴あけについては、様々な材質に合ったホルソーを選択する必要があります。材質は、木・ボード・プラスチック・ステンレス・ホーロウ・軽天材・ALCなどが主ですので、それらに対しどのようなホルソーを使用するかをまとめたいと思います。
まず、前提として電動工具への取り付け部分が大きく3種類に分かれます。
また、六角⇒SDSの変換や六角⇒ドリルチャックなどのアダプターもあります。それでは、各材質によるホルソーを説明していきます。
☑木・プラスチック(塩ビプレート類)
板状のものか、柱などのように厚みがあるものかによって異なります。
ベニヤ・コンパネ用
木工用ホルソー
自在キリ
柱・根太用
ウッディングコア
柱用のものを板に使用しても構いませんが、薄ベニヤ程度だと割れることがありますので注意しましょう。
☑ボード(石膏ボード・ケイカル板など)
基本的に柔らかいので、木が切れるものであれば使用出来ますが、使いやすいのは刃がギザギザのものです。もちろん自在錐でも問題ありません。
☑ステンレス・ホーロー・フレキボード
超硬刃や鉄板用のものを使用します。
超硬刃であれば大概のものは対応していますが、念のため取説やケースを確認しましょう。(刃がすぐ焼けてしまいますので)超硬刃は、もちろんボードや木に対しても対応可能です。
☑ALC
比較的柔らかいので、コンクリート用でも大丈夫ですが、専用のものがあります。
以上で大体のものは網羅できているかと思います。施工の際の参考にしてもらえればありがたいです。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
今更な感じの記事ですが、穴開けは基本的な作業なだけに奥が深いですね。
乾式、湿式、ステンレス、集成材、ガルバ、パンチャーetc…..
改めて機械の選定、施行時のポイント、事故失敗事例等、考えをお聞かせ願えたら有難いです。
私の身の回りでは最近コンクリートスラブのコア抜き時、乾式ハンマードリルで作業中しゃくられて壁と機械の間に指を挟まれて骨折した者がいます。
φレンさん、コメントをありがとうございます!
本当におっしゃる通り、穴開けは奥深いですよね。
よく考えてみれば、穴開けを全くしないという現場はかなり稀ですし。
施工時のポイント等に関しましては、長くなりますので記事にさせていただけたらと思います。
骨折ですか!?
ハンマードリルは本当に危ないですよね。汗
特にコードはパワーがあるのにいざという時回転が止まりませんものね・・・
私も幾度となく手を痛めた経験があります。
この辺りは間違いなく注意すべきポイントではあるので、いつも心して使うようにしています。