洗面化粧台にしても便器にしても、最近の器具ってすごく過剰に包装されていると思いませんか?だからバンドを切って段ボールをはがして袋をはがしてゴミをまとめて、とやっているうちに超大切な物を捨ててしまうことがあります。特に焦っている場合やゴミの片付けを新米の職人さんに任せている場合には注意しておかなければならない事です。
絶対に捨ててはならないもの。それが『取扱説明書』です。
ある程度経験のある職人さんであれば、まず捨ててしまうことはないとは思いますが、分かりにくいケースや多くの器具を付けていると最終的に集めた時に「あれっ?一つ足りない・・・」ということも結構あるものです。
捨ててしまいやすいケース
ここからは個人的に取説を捨ててしまいやすいケースをまとめてみます。注意深く仕事をしていればまずなくなりませんが、実際に現場で起こった事です。
施工説明書と一緒になっている
器具付けをする職人さんの為の「施工説明書」と取説が一緒になっている事があります。これは結構ベテランの人でも間違ってしまう事があるので、施工説明書しかないと思っても良く確認することが重要です。
新米が器具付け後の片付けをしている
たくさん件数をこなす場合には、後追いで新米が片付けをすることもあるかと思います。その際はくれぐれも取説を捨てないように注意し、場合によっては取付者が回収していった方が良いかもしれません。
全く関係のない職種の職人さんが捨てる
後から回収しようと部屋内に置いておいたりすると、全く関係のない雑工さんが捨ててしまったりする可能性もありますから、戸棚などに綺麗にまとめておくなどしておくべきです。
監督が無くす
これは私たちには関係ない事ですが、とばっちりを食っても嫌なので同じ種類はまとめたり部屋でまとめたりと、監督さんの事も1㎜くらいは考えてあげましょう。
もし取説が無かったら?
私は監督ではないので実際に取説が無い場合の対処を行った事はありませんが、何度か聞いた話になります。まず、大手メーカーの洗面化粧台や便器であればホームページから取説をダウンロードすることは可能です。ただ、それを単純に印刷しただけでは付属の冊子のようにならない事が難点です。
また、無くしてしまった取説もメーカーに問い合わせることで、新たなものを送ってもらえる事が多いです。これで万事解決!と思いきや何とこの新たな取説、1冊数千円かかるそうです・・・
ということで、「捨ててしまいやすいケース」で取り上げたような事を意識して器具付けを行い、後から探したり取り寄せたりと余計な時間を掛けないように出来ると良いかと思います。
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