器具付けや耐圧テストの時などにフレキを作る事が多いかと思います。
フレキを作るとは、長さの計測から始まり、ツバ出し機でツバを出し、実際に現地で思い通りに曲げて取り付け、袋ナットを締めるまでを指します。
順を追ってポイントを説明していきたいと思います。
①寸法取り
1番基本的なのは、曲げずにストレートで結べるケースで、結ぶ箇所の面から面までを測り、プラス25㎜する方法です。(ツバ出しの際に潰す6山分です)
また、斜めに曲げる程度の芯ずれであれば、スケールで斜めに測り、5〜20㎜程度長くしてあげれば良いでしょう。
ストレートと芯ずれ
直角に曲げるケースでは、曲げが1回ならスケールを曲げて測れば良いですが、複数回なら芯芯寸法で測り、15㎜芯引き(フレキの太さ分)してあげましょう。
②ツバ出し
まず前提として、フレキを計測した長さで切断する際には、バリが出ないようにする事が重要です。
ローリングカッターを使い、谷の中心を少しずつカットしていき、大体一部が繋がった状態になりますので、手でゆっくりと上下させて切り離します。
また、ツバ出しの機械は様々なタイプがあります。
ハンマーで叩くタイプ・ラチェット式・レバーで押し潰すタイプ・電動など。
価格もピンキリですが、施工の機会が多いなら「レバータイプ」一択です。
なぜなら、ハンマーで叩くタイプやラチェット式に比べて、施工スピードが格段に速くて簡単なのに加え、本体も頑丈だからです。
どのタイプにしてもしっかりと潰し、パッキンの当たる面が平らになっている事を確認しましょう。
くれぐれも袋ナットを入れずにつば出ししてしまうことの無いように注意してください。後から入りませんので。
③取付け箇所での曲げ
接続の際はなるべく直角に曲がっている方が綺麗です。
寸法が完全にピッタリということはまずないので、そこは曲げ方で微調整します。
この点はある意味「美的センス」が問われるところだと思います。
時々最短で曲げたいケースがありますが、その際はプライヤーやモンキーで袋ナットをつかむと曲げやすいです。
曲げた後は袋ナットが通らない事もあるので、曲げる前に両端に寄せておきましょう。
最後に、袋ナットをネジに咬ませる際にはパッキンのよじれに注意しましょう。
今回のまとめノート
以上がフレキを作る際のポイントになります。
なお、フレキのサイズは13A以外に20Aがありますが、どちらも要領は同じです。
ぜひ施工の際の参考にして頂ければと思います。
では、良い配管工ライフを!
参考:思いっきり潰すべし!!
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