配管に必要な3要素とは?

いきなりですが、皆さんは「配管に必要な3要素」と言ったら何を思い浮かべるでしょうか。またその割合はどうでしょうか。

私の場合は、『段取り・技術・機転』になり、その割合は6:3:1です。

なぜその3つか

なぜこの項目と割合になったかについて、それぞれ説明したいと思います。

①段取り

段取りは1番重要です。具体的には、材料・道具の手配、現場調査や図面の精査に始まり、照明や足場などの仮設材も含みます。現場の規模や他業種との絡みなど読めない部分はあるものの、段取りが完璧なら配管はほとんど終わったと言っても良いくらいです。

例えが悪いかもしれませんが、配管は少し大きなプラモデルを説明書通り組み立てるようなものだと思っているからです。気持ちとしては7割にしたいところですが、他の要素もあるので1つ下げました。

②技術

ここでい言う技術は、施工方法や配管に関する知識もそうですが、経験による部分が大きいです。例えばのり付けをどこで“逃げる”かや、排水勾配を均一にするためのバンド調整、器具類の脱着などは、現場経験を重ねる事によって精度を増し、知識としても蓄積されていきます。配管作業全体の3分の1程度は技術が占めると考えています。

③機転

割合にすると全体の1割とは言え、作業の進捗に大きく影響するのが、機転が利くかどうかです。いくら完璧な段取りをして配管に臨んでも、思わぬ障害物が出てきて配管ルートを変更せざるを得なかったり、他業種との絡みで配管場所が立入禁止になっていたりと、急な対応をしなければならない場面が結構あります。

そんな時に迅速な判断が出来なければ、人が“遊んで”しまったり行程に無理が生じるだけでなく、住居の改修であればお客さんに直接迷惑をかけてしまう可能性だってあるのです。個人的には機転が利かない人は現場を任せられない、つまり職長としての責任は果たせないと考えます。

私は以上の3要素について考えながらメリハリをつけて作業を行うように心掛けています。とは言えこの「3要素」は人それぞれですから、自分の意見を主張しすぎる事なく積極的に仲間の意見を取り入れていきましょう。

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2 件のコメント

  • お久しぶりです!この前土間配管をしていて図面とにらめっこして必要な継手を拾ってその場所にもっていって配管をしていたのですがYの寸法の取り方がわからなくて、親方に教わったのですが納得できないままになってしまいました。Yと45度の記事も時間があればまとめてもらえるとありがたいです(>_<)

    • 駆け出し配管工さん、いつもコメントをありがとうございます!Yと45度を使った配管についてですね。出来るだけ早くまとめてアップしたいと思いますのでよろしくお願いします!

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