満水テストについて

排水管のテストと言えば、単純な通水テストと「満水テスト」になるかと思います。今回は満水テストの概要をまとめます。

満水テストとは?

満水テストは、その名の通り配管を水で満たして一定時間置くことで漏水がないかを確認するものです。改修工事や規模の小さい新築現場ではほとんどは行いませんが、ある程度の規模の建物になってくると、排水管のテストと言えば満水テストになります。

どのような点がポイントとなるか?

満水テストの方法を分かりやすく言えば、「配管に水を入れる」だけです。しかし、一歩間違えると大惨事になる可能性もありますから、ポイントとなる点を整理しておきたいと思います。
※前提条件として、対象の系統の配管に接続し忘れや締め忘れなどがないかを確認しておきましょう。

☑取水の段取り

基本的には水を入れるための段取りになり、その他には表示や区画になります。水は当然のことながらホースを使用して入れることになりますが、もしホースがなければバケツを使わざるを得ません。水道から取水する場合には、ビニールホースの先にホースたけのことフレキなどを利用して蛇口を付けておくと調整が効くので便利です。

満水セット

ただし、ハイウォッシャーから取水する場合には、ビニールホース(ブレードホースを含む)先に取り付けた蛇口で止水しようとすると、水圧で破裂する恐れがあるのでやめましょう。そしてホースの接続口はホースバンド(または番線など)で確実に締めておきましょう。

また、テストをかけている管や注水口付近には不用意に他人が近づかないよう、表示と区画を徹底しましょう。

☑水が流れないようにする段取り

水を溜めるということは、下の末端は何らかの手段でフタをしておかなければなりません。手段としては、キャップ・CO・満水ジグ・風船など色々ありますが、今回は概要ですので詳細には触れません。

☑注水の間

実際に水を入れる際には、基本的に注水口にへばりついていなければなりません。加えて、配管から急激な漏水がないかを確認する人が1人以上必要です。

そしてもう1つ重要な役割が、満水になった事を確認する人です。同一系統の中で1番低い口が満水になるまで水を入れますので、その口のそばで見張っているわけです。この役割は状況に応じて漏水確認をする人や注水する人が兼任することも可能です。

更に、ハイウォッシャーから取水する場合は、ハイウォッシャーのバルブを操作する係も必要です(ホース先で止水出来ないため)。この係はホースが台車や高所作業車などに踏まれることも想定して、いつでもバルブを閉じれるよう集中していなければならなりませんので、結構疲れます。

結果的に、ある程度の規模であれば、それなりの人数と時間を取られるテストという事になります。

☑満水後の確認

満水になったら、監督を呼んで写真を撮ってもらいます(満水直後と一定時間経過後)。満水保持時間中は、漏水がないか系統の全ての配管をチェックします。保持時間を経過し水位の低下がなければ、水を抜い て終了です。

まとめ

満水テストは、配管の太さや長さによっては1日に3人がかりで1系統しかテスト出来ないこともあります。それでも、確認できるのはその時しかありませんし、水の出る量を増やすことは出来ませんので、この確認が最後の砦くらいの気持ちで入念に確認しましょう。

概要と言っておきながら長くなってしまいましたが、以上となりますので、テスト時の参考にして頂ければと思います。

スポンサーリンク

2 件のコメント

  • コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です