改修工事の器具外しで確実に統一すべきこと4選

改修工事で器具を復旧しようとした時に、以下のような経験がありませんか?

「この墨、誰が出したんだ・・・? まったく読めない(分からない)!」
「取付けのビスが足りない! まさか捨てちゃったのかな!?」
「パッキンがかなり古いけど、交換した方が良いんじゃなかかなぁ・・・」

このような事態になると、スムーズに行けば何でもない作業に思いもよらぬ時間を要したり、何度も材料を取りに戻らなければならなくなったりと、ムダが発生してしまうばかりか、気分的にもかなりイライラします

そうならないためにも、本来改修工事で器具を外す際には、絶対に自分が復旧する場合や、外すのが自分1人である場合以外は、必ずメンバー全員の意思統一をしておかなければならない事があります。

そこで今回は、改修工事の器具外しで確実に統一すべきこと4選として、以下の内容をお伝えしたいと思います。

  1. 墨の出し方
  2. 付属品の養生方法
  3. 交換すべき付属品
  4. 誰がどこまでやるか

これらを事前にしっかりと統一することができれば、作業効率は格段にアップし、余計なイライラもなくなります

ご自身の作業でどのくらい統一できているか、ぜひ確認して見てください。

1.墨の出し方(書き方)

器具を外して墨を出す理由は、その墨の位置に配管するためです。または、元々の器具の位置や新規に取付ける位置などもあり得ます。墨を出す時に統一しておくべきこととして以下の点があります。

書く場所を決めておく

養生テープやマスキングテープを貼ってその上に書くことが多いですが、更新される壁や床なら直に書いても大丈夫です。ただし、クロスが剥がされて無くなってしまったなんてことが無いように注意しましょう。

配管や器具付けの際に、墨はどこだ!? などと探す事だけは避けたいので、できるだけ書く位置を決めておいた方が良いです。

読める字で書く

当たり前のようで実際にはなかなかできないのが、この読める字で書くということです。理由としては、焦っていたり面がデコボコだったりすることですが、とにかく1番まずいのは、数字を見間違って配管や器具付けしてしまうことです。

例えば、「4」と「9」や「5」と「6」などで、字に癖がある人などは特に間違えられやすいですから、意識的にキレイに書くようにしましょう。

どこを基準にするかを決めておくか書く

1番重要なこととして「基準の統一」があります。なぜなら、寸法とは基準が一致していることで初めて成り立つからです。

例えば、壁からの寸法なのか巾木からの寸法なのか、床からの高さなのか器具の底板からの高さなのかなどです。あらかじめ基準を決めておくか、基準を明記するかして、認識を統一しましょう。

墨の出し方の例

意味不明な墨(基準が分からない)

2.付属品の養生方法

器具を外すと必ずなんらかの付属品が出てきます。例えばビスやナットに始まり、ビスキャップ・支持金物・パッキン類・器具自体の付属品など、無数にあります。これらは器具が交換の場合以外は、確実に無くさないようにしなければなりません

その際、裸で置いておくにしても、養生テープで貼り付けておくにしても、誰が見ても分かりやすく間違っても捨てらてしまわない場所に置いておく(貼っておく)ことが重要です。

ビスを陶器に貼り付けている例

私もこれまでの経験上、付属品が無くなってしまいゴミ袋をひっくり返して探す、なんてことが何度かありました。

また、器具本体も含め、どのように養生するかは決めておくべきです。

すべてブルーシートを使うのか床に敷くものはもっと丈夫なブルーガード(下写真)やプラベニにするのかなどです。

これをやっておかないと、いざという時に養生材が不足したり、お客さん同士の話から「うちは養生されてなかった」などのクレームに発展してしまったりします。

3.交換すべき付属品

古い器具を外すと、パッキンや洗浄管などが使い物にならないケースがあります。それに備えて部材を準備しておいても良いのですが、ある程度劣化が予想される部材については、必ず交換すると統一した方が良いかもしれません。

なぜなら、漏れたら交換ということでは、2度手間が発生し非効率だからです。(漏れることが多いので)

それから、交換部材をどのタイミングで用意するかも決めておきましょう。

器具を外す時に持って行くのか、それとも取付けの時に持って行くのかなどです。これを決めておかないと、あると思っていたら無くて材料置き場まで取りに行く羽目になったとか、持って行ったら既に置いてあって邪魔になるなど、完全にムダな作業が発生します。

4.誰がどこまでやるか

工事の規模が大きくなると、器具を外す人や取付けする人がバラバラで、加えてタイミングもバラバラということが多いです。そうなってくると、誰がどこまでやるかが重要になってきます。いくつか例を挙げると以下のような項目があります。

  • 便器を外した時のガスケットは外した人が取り除いておくのか、取付ける人が取り除くのか
  • 洗面台や洗濯パンのキワにコーキングがしてあったら、それは外した人が取っておくのか、新たにコーキングを打つ人が取るのか
  • 洗濯パンを掃除するとしたら、外した時か取付ける時か
  • 交換となる器具を外したら、誰がどのタイミングで捨てるのか
  • 器具を取付けた時点で通水ができなかったら、その後誰がどのタイミングで通水するのか

これらが統一されていないと、確実にメチャクチャな現場になります。逆にメンバー間で統一できていれば、ムダな作業やイライラもなく、断然効率的な作業ができます。

今回のまとめノート

というわけで今回は、改修工事の器具外しのときに、確実に統一しておきたいこと4選をご紹介しました。以下の4つです。

  1. 墨の出し方
  2. 付属品の養生方法
  3. 交換すべき付属品
  4. 誰がどこまでやるか

まとまった期間の改修工事がある(またはしている)方は、ぜひこの辺りも意識していただき、メンバー間で認識を統一できると良いですね。

では、良い配管工ライフを!

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