私の配管工としてのこれまでの経験上、プラスの次に多く使うビットは何だろうと考えたら、断然ソケット(ボックス)でした。むしろ現場によってはソケットの方が使うかもしれません。
ソケットは私も全サイズ持ち合わせていないですし、急に必要になることもありますから他の職人さんに借りることも結構多いのですが、その時々で色んな形状のものがあるもんだなぁと思っていました。正直こりゃ使い物にならん!というものもありました(汗)そこで今回は様々なソケットの形状でもよく使うであろうものについて簡単にまとめてみたいと思います。
※基本的にはインパクトや差替えドライバーなどに装着して使うビットについてです。
基本的な形状は2種類
ソケットは六角のナット(ボルト)を締めるわけですが、咥える口の形状は基本的には6角か12角になります。
これらの違いはまさに写真のままで、大きく違うのは12角の方が咥える角度が細かく変えられる事です。インパクトだとナットに被せやすいというくらいですが、手動のレンチ系になると狭小箇所で締め付け角度が限られるようなケースでは便利ですね。
ユニバーサル
スタジオジャパン⁉︎いえいえ、ユニバーサルとはつまり首振りのことですね。こんなやつです。
全てユニバーサルと呼ぶわけではないと思いますが、首振りとか言えば大体通じます。写真を見てお分かりの通りナットに対して角度を変えられるので、キワなどの締め付けに便利です。
各サイズ単体のもの以外にも、首振り部分が共通で先端のソケットサイズを変更するタイプもあります。
長さ
ホームセンターなどでソケットがたくさんぶら下がっているゾーンを見ると、サイズもさる事ながら色んな長さのものがある事に気が付きます。
長ければそれだけボルトや全ネジを飲み込めるので、より奥までナットを締め付けられる事になります。例えばレベルバンドの上部ナットを締めるようなケースでは、この長さのありがたみが分かりますね。
多機能シリーズ
基本的な形状の違い以外にも、最近では多機能な製品も出ています。いくつかご紹介します。
◉ユニバーサルとしても使える
これは一見ストレートでしか使えないように見えて、軸部分を引っ張る事でユニバーサルになるというものです。
◉複数サイズ
14と17など2種類のサイズが1つのビットに搭載されているものです。咥え部分がスライドする仕組みになっています。
◉軸が差替え可能
軸が短めの両頭ビットになっており、ソケット本体からも外れるようになっています。
これの便利なところは、もし軸が折れても交換可能な事と、軸をよく使うプラスの2番などにしておけば、もし使いたくなった時にソケット本体をサッと外して使う事が出来る点です。
まとめ
今回はソケット(ボックス)の種類についてまとめてみましたが、どうだったでしょうか。ソケットはサイズもたくさんありますし一つ一つも結構いい値段しますから、あらゆる形状のものを持つのは厳しいですが、よく使うサイズ(13、17㎜辺り)のストレートとユニバーサルぐらいは持っていても損はないと思います。よほど強引な角度で締め付けたりしなければ壊れることもありませんしね。ぜひ道具選びの参考にして頂けたらありがたいです。
コメントを残す