こんなマニアックな本見たことない! 配管のすべてがわかる「配管百科」

この本は本当にすごいです。何がすごいのか?

簡潔に言えばそれは「配管に関する情報量」です。元々私の場合、配管をこよなく愛し、街を歩けば目につく配管が気になってしょうがない人間ですから、まさにどストライクの良書。逆に中途半端な興味本位でこの本を読んでしまうと、とんでもない消化不良を起こすことになるでしょう。

つまりこの本は、配管のことが大好きか配管のことを本気で知りたがっている人向けだと言うことです。そのような方はぜひこのページを読み進めて、この本のすごさを実感してください。

全体の構成

内容に触れる前に、本の目次を引用して構成をご紹介しておきたいと思います。本書は15の章からなっており、パイプや継手に関してはもちろんのこと、工具や配管工という職業についてなど幅広い内容となっています。

◆以下目次より

  1. 配管の世界
  2. 管・パイプ
  3. ホース・チューブ
  4. 管継手・フランジ
  5. 弁・バルブ
  6. 配管付属品
  7. 配管副資材
  8. 配管工具
  9. 流体機械
  10. 配管が出来上がるまで
  11. 配管工という職業
  12. 配管トラブル
  13. 配管と環境
  14. 配管を知るためのガイド
  15. 技術データ

2010年4月に初版発行され、それ以降は増刷・改訂された情報はありませんので、内容はその時点の情報ということになります。

1.配管・継手・バルブに関する基本的な情報がよくまとまっている

この本を買ったのは、私が配管工になってから丸1年経ったくらいの時でした。すでに配管にどっぷりとはまっていた私は、配管のすべてがわかる「配管百科」なんてこれはスゴい! と思い、完全にタイトル買いしたのを鮮明に憶えています。(書店ではなく通販)

そして届いた本を開いてまず最初に驚いたのは、配管・継手・バルブ類に関する情報の網羅力です。馴染みのあるものから現場でちらっとしか見かけたことがなかったものまで、その歴史・特徴・規格・使用例に至るまでが説明されています。

ただ、紙面の関係上からか、それぞれの管種の説明が1~2ページ程度に要約されているので、特定の管種をより深く知りたいという方は、「配管を知るためのガイド」を参考に各関係団体のホームページなどを確認することをお勧めします。

2.配管”以外”の情報も参考になる

パイプや継手の情報のみならず、付属品や工具についても載っています。この辺りは施工でお目にかかることが多いものですので、馴染み深い内容かと思います。

付属品・副資材・工具はすべてというわけにはいかず、代表的なものを抜粋してまとめられています。支持金物や工具については、それだけで分厚いカタログが何冊にもなるような情報量ですから、さすがに網羅するのは厳しいでしょう。

それ以外に、私が個人的に気に入ったのが、各章の最後に掲載されている「配管コラム」です。この内容が秀逸で、配管好きの心をくすぐるような話題になっています。

3.配管マンガ!? により配管・ダクトの仕事を分かりやすく解説

「配管工という職業」の章の中に、配管に関するマンガが2編掲載されています。「暮らしを支える配管プロフェッショナル」「見えないところにダクトマン」と称して配管工という職業や、暮らしの中に密接に関係しているダクトについて、分かりやすく説明されています。

マンガとしてのクオリティは置いておいて、万人に親しみを持ってもらおうという姿勢がうかがえて、配管工としてなんとも嬉しい気持ちになりました。いきなり1ページ目から読まずに、このマンガから読んでみるのも良いかと思います。

4.関連書籍やWebガイドから更に詳しい情報を調べることも可能

巻末には、配管に関係する資格から各関係団体・関連書籍・Webガイドなどがリスト化されていますので、そこからさらにコアな情報を仕入れることも可能です。そして、技術データとして配管や継手類の使用区分から各種寸法表までもが載っているのです。(DV継手や管端防食継手などが載っていないのが惜しいです)

なお、情報は2010年4月時点のものですから、ホームページなどが古くてアクセスできないなどの可能性はあります。その辺りはあらかじめ頭に入れておいた方が良いでしょう。



今回のまとめノート?

「配管百科」は配管・継手・バルブに関する情報から付属品・工具に至るまで幅広く網羅した、配管好きにはたまらない本です。

私も配管工になってから早5年以上が経過しましたが、読む時々で違った発見をさせてくれるので、思いついた時に読み返しています。配管工であるか否かに関わらず、配管が“好き”なら持っておくことをお勧めします。

ちなみに、価格は一般的な書籍の倍(税抜¥2,800)ですが、内容からすると決して高くはないです。ただ、マニアックな本であるがゆえに部数もそこまで刷ってはいないと思われ、在庫品のみになるので、もしかすると手に入りにくいかもしれません。私が確認した限り、Amaoznでも中古(状態は良いようです)しか売っていませんでしたので、その辺りはご注意ください。

では良い配管工ライフを!

スポンサーリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です