MDジョイントや塩ビ管ののり付けでは特になのですが、配管時にマーキングをする事が多いと思います。マーキングをする目的としては、継手の飲み込みを確認するためであり、施工時はもちろん、施工後のチェックも出来るというわけです。
実際にマーキングする際には、マジックとスケールさえあれば可能ですが、現場ごとにマーキングルールがあったりしますし、個人的にはルールがなくても統一した方が良いと思っています。基本的な方法はどの現場もさほど変わりないものの、マジックの色だったり、飲み込みの線プラスアルファの部分が若干異なってくると思います。いくつか体表的な例をご紹介します。
左は、ごく一般的な塩ビ管の飲み込みマーキングで、丸を描くこともありますが、のりを塗る部分はマジックが溶けて混ざってしまうので、私は半円にしています。中央は、マーキングツールを使用したマーキングの例です。右は、MDジョイントなどによく使用される飲み込みマーキングと、飲み込みから100㎜の位置などにもう一本線を描くタイプです。(線が消えたり隠れたりしても飲み込みを確認できます)
なお、配管が露出になる(保温されない・隠蔽されない)ケースでは、マーキングNGという現場もありますので、事前によく確認しましょう。ちなみに、マーキング用のツールが出ており、スケールなしでも正確なマーキングが出来るため、加工が多い現場では重宝するかもしれません。
※サンライズ工業
また、ツールを購入しなくても、塩ビ管のソケットを半切りにしたりワンサイズ大きな管を利用して、自作のツールを作る事も出来ます。マーキングは配管作業全体の中では面倒な雑作業のようですが、寸法を間違えたりすると何の意味もありませんから、できる限り正確に、かつ時間をかけずに効率よく行う方法を考えていけるとよいですね。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
⇒塩ビ管
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